ガキの使いの最長寿企画七変化。
もう言わずもがなですよね。もう芸人の真価が問われるド直球のネタ見せ企画。しかも七変化ですから7つのショートネタを。しかもそのウケたかどうかが金額で数字で如実に結果が出てしまうというね。
で、かまいたち山内さんだったわけですが、今回の挑戦者はブレイク芸人1位(今回の前フリVで知りました)の霜降り明星からせいやさん。
概要
粗品さんの方はR-1も獲ったわけですからね。
そうでなくても力あるコンビですから、どっちにしろ売れたんでしょうけど、速いですよね。素晴らしいですね。スピード出世。
で、そのノリに乗ってる霜降り明星のせいやさんが今回七変化に挑戦ということでね。
前にも書いたかもしんないですけど、私が最初にせいやさん見たのは多分すべらない話だったと思います。その後R-1だったと思います。ただR-1の「せ!せ!せいや!」のネタが個人的に嫌いだったので最初の印象はイマイチでした。その後M-1の優勝したネタは本当面白くて、まぁ粗品さん込みってのもあるかもですかど。M-1前ぐらいからロンハーとかアメトーークとかではチラチラ出てた気がしますけど、でもその後はさらにいろんな番組でいっぱい見かけるようになって、普通に印象は良くなりました。面白いなぁ実力あるなぁ。フリートークもいけるなぁ…と。私の印象はそんな感じでしたね。
ネタ感想
先に全体的なネタの感想でいうと、下ネタと、ダウンタウンイジりと、過去のパターンで見たタイプが多かったのは少し残念でした。でも面白いのもたくさんありましたし、クオリティが高いネタもありました。ただ全部見終わった時に「うわー素晴らしかったなぁ」ってなぜかならない感じでした。これは個人的な好みもあるかな。
1つ目、坂田師匠モノマネネタ。七変化でモノマネを入れてくるパターンは結構定番です。過去もモノマネをネタに組み込む事は何度もあったので。ある意味で「变化」というテーマとしてはすごくストレートな「变化」ですもんね。しかも普通に似てましたね坂田師匠モノマネ。なんかサザンの桑田さんの真似はなんかの番組で見た覚えがあるんですけど、坂田師匠のあのクオリティのモノマネを持ってるのは知りませんでした。それプラス浜田さんイジりをプラスしたネタですね。浜田さんを罵倒でまくしたてるくだりはなかなかに見事でしたね。ネタとは別に浜田さんの喉枯れが偶然ですけどさらに面白くしてましたし。
2つ目、相撲乳首吸いネタ。これも力技感あるネタ。前回の山内さんの脚舐めネタの亜種と言っていいかもしれない。こういう力技系ネタも過去のパターンで定番っちゃ定番ですしね。それとこれもなんか若干シモっぽくてあまり好きじゃないです。別に下ネタそのものが悪ってわけじゃないんですけど、なんか七変化として正攻法じゃない感が個人的に卑怯とまでは言わないですけど、なんかねー…ちょっと感性が低いネタって感じの印象なんですよね。
3つ目、黒人相方ネタ。これも七変化では少し前の七変化では「黒人・外人ネタ枠」と言えるレベルに色んな芸人さんも外人なまりを生かしたネタを組み込むのは定番で(例外的にボブサップ七変化は全編カタコトでしたが)、これもその流れを組むネタですね。一番近いネタはジュニアさんの黒人のネタかな。あれも相方風の設定で「ルミネノギャラ…ハイッテナカッタダロ?」って執拗に聞くネタでしたが、それに近いかな雰囲気設定含めて。まぁ…なので斬新さは無いんですけど、それなりには面白かったかな。
4つ目松ちゃんの女ネタ。これは1つ目の浜ちゃんイジりに対して、今度は松ちゃんイジりですね。これもある意味でまた定番っちゃ定番で「後輩が大先輩であるダウンタウンをイジる」みたいなそのギャップが面白さの鍵となるネタで、過去にも何度もこういうパターンのネタはあったわけですけど、ただ最後のLINEが届きまくってってくだりはスタンプ含めて面白かった。そこはすごくいいなと思いました。あとカトパンとか高岡早紀さんとかのイジりは良いですよね。ちょっとした暴露系ネタというか。
5つ目猫ネタ。これも力技感。お尻とかアソコ丸出しにする系のネタは個人的に評価低くて、猫のネタ自体では笑いが取れないんで無理やりケツ出してなんとかしよう…みたいな感じに見えてしまうんですよ。そういうわけじゃないのかもしれませんけど、少なくとも私はそういう風に映りましたね。
6つ目、尾崎紀世彦アレクサネタ。前回の山内さんの時もSiriをサリって言ってましたけど、ネタがネタだけに本当の名前は出せないんでしょうね。ラレクサって言ってましたね。このネタも軽くモノマネを絡めたネタで、実際モノマネ自体はほぼほぼこのネタの主題ではないですけど。でもスタッフのカンペ(プラス黒子も)をネタの一つに組み込むというのは斬新で素晴らしいと思いました。そのパターンは過去になかったので、ネタとしてのアイデア的な意味合いではこのネタが一番クオリティは高かったかもしれません。良かったです意外性もあって。
ラスト。肛門ネタ。これも力技・下ネタ。流石にケツネタ二個目ってのはヤリ過ぎかな~っていう印象。こういうネタは自分の中で1個までかな~って感じするんですよね。そういう事に頼ってる感、無理やり感、下品感、汚い感が伝わってきてイマイチ私は面白いなぁってなりませんでした。浜田さんなんかこういうネタ大好きだろうけど。
まとめと次回
結果的に5万3千で4位。4位ってほんと凄いんですけど…。なんというかうーん…でも個人的には全然そんな上位になる程の良いネタばっかりって感じはしなかったです。あくまで個人的な印象と受け取り方ですけど。
まぁ元々コントをする人ではないと思うんで憑依芸やコント系のネタはなかなか出来ないだろうなぁーどんなネタで来るかなぁと思ったら、結構過去で見たパターンと下ネタ系が多くて、あー…そうなっちゃうかーって感じでしたね。
どういうものを「面白い」と感じるかは人それぞれ千差万別なんで、こういう系のネタが最高に好きって人ももちろんいると思うんですけど、私はあまりこういう感じはクビを捻ってしまうんですよ。
やっぱりバナナマン日村さん、ココリコ田中さん、マネージャー磯又さん、龍泉さん(堀部さん)、大友D、森三中黒沢さん、次課長河本さんとか辺りの七変化が好きなんで、ちゃんとした正攻法な感じが好きなんですよ。というかなにをもって「正攻法なのか」みたいな話にもなってきますけど。なんとなく全部の七変化を見てる人には何が言いたいか伝わるんじゃないかなと。
色々否定的な事も書きましたけど、全体的に面白かったのは面白かったんですよ。クオリティが高いネタもあったし。ですが、個人的には順位程の感じではなかったかなぁと感じた次第でした。
粗品さんはそのうちやらないんですかね?霜降り明星さんはどっちもイケると思うんですけど。
昔ならまずコンビの片方がやってその1ヶ月後前後にその相方が挑戦するパターンが定番でしたが、最近はそういうパターンがあまりないんでね。無いのかな?見たいですけどね粗品さんの七変化も。
はい。
で、次回もなんとこれまたガキの七変化と並ぶ超定番企画のききですね。ききめんつゆ。もうきき企画はガキでいえば、伝家の宝刀というか、私は面白さ的にききでハズレを見たこと無いんで、全企画シリーズの中で最も安定感のある企画シリーズのイメージですね。なのでもちろん期待です。というか期待する・しないに関わらず間違いなく面白いと思います。楽しみですね。
ではまた次回~
以上。
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正直今回の七変化はいまいちでした。
下ネタや先輩イジリはセンス関係なく簡単に笑いが取れるから好きじゃないんですよね。
私は田中さんや塚地さんの七変化が好きです。シュールな事を繰り返されると笑っちゃいます。
b a様
コメントありがとうございます。
>下ネタや先輩イジリはセンス関係なく簡単に笑いが取れるから~
そうですね。なんかどうしても感性の低さやレベルの低い笑いという感じしますね。もちろん好き嫌いとか受け取り方だとは思いますけど。
>私は田中さんや塚地さんの七変化が好きです~
そうですねー。コントを主体に芸を磨いて来たタイプの芸人さんの七変化はやはり「世界観」みたいなものがあっていいですよね。なんか瞬発力のある面白さだけじゃなくて印象にずっと残ったりしますよね。私もどちらかと言うとそういう傾向の芸人さんの七変化が好きですね。