10月 11

訳合って少し更新が遅れました。申し訳有りません。

はい。で、約一年前、去年11月に

2020 11/1 「己の鉄砲は指と口!指サバゲー!!」 感想

とやった企画の第二弾。

前回もネットはもちろん当ブログの感想コメントでも、賛否両論巻き起こった問題作ですね。

私はどちらかというと「否」の方ですが、圧倒的な「賛」の方も何人もいて、まさに賛否両論あった企画ですね。逆にここまで好き嫌いが分かれる企画は珍しいかもしれないという感じするらありました。

企画概要

ゲストは前回に引き続きいつものメンバーでフジモンさん、河本さん、のんちゃん。もういつものメンバー過ぎて、言うことも特に無いぐらいいつものメンバー。

今回は一応「宇宙戦争」がテーマ。一応ストーリー設定も軽くあり、宇宙で争う2勢力が姫の持つ「ポテンシャルストーン」(板尾さんの大石神教を思い出す)を、奪い合う戦争…的な感じ。なんかまぁスター・ウォーズ的な感じなのかな。一応姫もレイア姫風でした。まぁあくまで設定だし、やることは基本前回と変わらないんですけどね。

戦う舞台は宇宙船。敵の攻撃をかわし、自分たちの陣地まで姫を連れ帰る事が出来れば勝利。つってもルールもクソもないというか、やってる本人たちのさじ加減一つなんでアレですけど。一応そんな感じ。

基本全部「ごっこ」というか。何かしらの能力的なものも全部自分たちそれぞれが勝手に設定します。その他基本概要は上記前回記事を参照の事。

感想

今回も確かにシュールでしたね。そしてカオスだった。

でも今回一周廻って好きになってきました。

少なくとも前回より参加メンバーも慣れてきたというかなんというか。

まず前半のフリープレイのくだりは「戦争パート」「現実パート」の繰り返しが「ボケ」と「ツッコミ」と同じ役割になってました。みんなで勝手に設定したもので勝手にそれぞれするのでカオスなんですけど、浜田さんが一旦STOPを掛けてツッコミをお互いにするという形がちゃんとワンセットになってる感じで良かったです。「ボケ」である設定的なものも色々と面白かったし。

ボコボコにされるホログラム河本さんとか、シールド1.5畳とか、フジモンの田中さんへの旧ザク並みのタックルとか、浜田さんの数珠のくだりとか、ポテンシャルストーンがら空きとか、色々と面白かったですね。

そして、後半は前回同様台本ありきの茶番パートというかなんというか。フリープレイじゃなくてドラマ・映画風のパートこれも面白かったですね。少なくとも前回よりかなり洗練されてたと思います。なんというか宇宙戦争的な背景があるので前回単純な「サバゲー」という感じより、このパートがドラマ的な感じで見れるようになってるのが大きいかなと思います。ここも含め前回の教訓というか、ブラッシュアップされてる部分だと思いました。それぞれの武器も前回と違ってSFなので自由度高かったですし。ボケにしやすかったですね。

ちなみに浜田さんの「念力パワー」のくだりはスター・ウォーズの後の皇帝パルパティーンの有名なシーンのパロですね多分。

あとドラマパート最後の「泊まっていけや」「パジャマ貸してな」のくだりは実はダウンタウンの漫才のネタにそういうのあるんですよね。医者ネタでしたっけ…? 確認せんと思い出せない。「親父のパジャマで」ってやつ。多分あのくだりの事ですね。そう思うとあのシーンは胸アツかもしれません。宇宙戦争やって言ってるのに普通に「浜田!」って言うのもシュールだし。「方正~~~」もそうですけど。

あとなんだろうなぁ…。

姫がいい味出してましたね。「古典芸能が大嫌い(ドンっ!)」が既に面白い。ああいう感じガキらしい。昔だったらあのポジションは腰振りおばちゃんだったのかもしれないですけどね。

「みんな争わないで」の一言で持ってぐもんな。「今夜が山田」みたいなもんですよね。

あとこれは余談かつどうでもいい話で、見てる地域で全然違うんでしょうけど、映画「デューン砂の惑星」のCMやっててそこで「惑星をめぐる宇宙戦争」「全世界待望」「この星を勝ち取るのは誰だ!」とか言っててあまりにタイムリーで笑てまいましたけどね。あまりのギャップにね。こっちでもポテンシャルストーン出てきたら良かったのに…。

まとめ

いや絶対前回より面白かった。というか前回手探り感が凄かったけど、今回は前回の失敗部分をちゃんと修正してきて前回よりかなり洗練されていた感じがします。面白いくだりも多かったし。

このぐらいのクオリティならまた次回も見たいです。またあるのかは知りませんが。

はい。

で、次回はボロ勝ち勝負企画の第二弾ですか…。これまたうーん…。前回あまり好きじゃなかったんですが…。今回のように第二回で面白くなってると良いんですけど…。しかも2週かなぁ…。前回前後編でしたもんね。今回もかなぁ…。

というわけでまた次回~

以上。

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10月 04

酷かったですね。非道い。

傑作選・総集編の中でもトップクラスに酷かった。

なんせほぼほぼ先日の息つがない部の再放送でしたもん。

実際部活動シリーズ初出は2002年の息止め部。それから息止め部の第二回があり、その後回転椅子グルグル部、こちょばし部(こちょばし部は亜種企画アリ)、そして引きづられ部が2回、犬部とあり、ここでしばらく部活動シリーズはなくなり、当初部活動シリーズとは一切無く後に何故か部活動シリーズ枠になった箸なき戦い(後に素手部となった)、止まらない部、そして先日の息づかない部

これでおそらく部活動シリーズのすべて。

で、今回の「傑作選(笑)」は傑作選とかいいながら、素手部、止まらない部、息づかない部のみ。しかもその内訳は約3分の2が息づかない部でした。これは流石に「嘘でしょ」って感じでした。

「傑作選」といいながら6~7回分の部活動シリーズの映像はOPでチラッと映るのみ。これは残念とかを超えて呆れた。

いやもちろん、過去のやつは昔過ぎるという判断だったんだと思う。ゲストも呼んでる企画なので許可とかそういうのもあったのかもしれないし、出すに出せない裏事情がったのかもしれない。それは知らない。でも流石に「傑作選」と言ってこの内容は非道いとしか言いようがない。どんな理由があろうと。

残念でしたね。総集編ってだけで残念なのに、過去の貴重な映像も見れず、「懐かしい~」「あったなぁ~これ」というノスタルジーにも浸れず。

ただただ残念でした。まぁしょうがないですね。別に所詮総集編ですし。

はい。

次回は以前に賛否両論を巻き起こしたサバイバルごっこ企画の新作ですね。うーん…。個人的にはあまり好きじゃないんですけど、大好きって方もたくさん居たんで…。どうなりますかね。

ではまた次回~

あ、そういえばキングオブコント2021の感想も書いたのでキングオブコント見た方はそちらもよかったらどうぞ。

以上。

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10月 03

はい。キングオブコント2021の個人的感想です。

去年の感想は

キングオブコント2020 感想

でした。

はい。

審査員について

で、まず最初に書かなきゃならんのは今年は審査員が松っちゃん以外が全員替わったという事ですよね。

審査員新メンバーはほぼ想像通り。山内さんが若干びっくりしたけど、でも山内さんもかなり事前予想で出てましたし。ただ一番現役(KOCに)に近い枠って感じですかね。数年前はまだ挑戦者だったことを考えれば早いような気もしますけど、去年今年ぐらいのかまいたちの勢いは芸人界イチなのは間違いないでしょう。かつての売れ始めた時の千鳥のような勢いありますもんね。youtubeとかでもキングオブコントの解説件評価みたいのもやってましたし。うん。

それは置いといて、やっぱりウッチャンは無かったですね。これも99%無理って分かってました。けど、心のどこかで0%では無いみたいな期待があったんですけど、まぁ…予想通りですね。ウッチャンはこういう審査員的な事しないタイプだと思ってたんで。

そもそも審査員の変更についてですが、確かに以前から言われてたのはコンビどっちもはどうなんだって話ですよね。さまぁ~ずとバナナマンですのでレベルは経歴知名度影響力などは十分なんですが、やっぱりコンビって当たり前ですけど好みが似てるわけで、好きな傾向も似てるんで審査が偏るんですよね。ですので、正直さまぁ~ずから1人、バナナマンから一人残すのも案として絶対あったとは思うし(もし残すなら大竹さんと設楽さんかな)、それもアリだと思うんですが、それはそれでどうなんだって話で…。で結局全面リニューアルという事になったと思うんですよね。あくまで予想ですが。

でも結果的に松本、飯塚、小峠、秋山、山内という面々だったわけです。結果的に(?)安定感のあるメンバーだと思います。文句を言う人は少ないんじゃないですかね。

審査員に関してはとりあえず以上で感想を。

感想

まず大前提的な話から。

去年のKOCのレベルは正直全体的にちょっと低かったんですよ。コロナ禍という事も影響あって(去年の方がみんなコロナを恐れていたし対応も厳しかった)。

なので今年もまだコロナ禍ではあるんですが、国民全体が「コロナのある生活」に慣れてきたわけで(良い意味でも悪い意味でも)、そういう部分も多少影響ある気がしました。

でも予選の段階でジャンポケさんがコロナ感染でリタイアするという悲しい事もありましたし、影響はもちろんあるんですけど。

で、そんな中での開催だったわけで。どうなるかと思ってたんですが、今年は去年の反動なのかレベル高かったです。全体的に面白くて。

今年から即席コンビもOKとなり(よくわからないですけど、M-1でのおいでやすこがさんとかの活躍の影響も少なからずあるんですかね)、エントリー数も増えました。そりゃ参加数が増えれば、母数が増えれば、それだけ競争が激しくなり、最終的に残れるコントのレベルも上がるのが当然です。それが今年のレベルの高さに繋がったという事ですね。

そして、今年の決勝組は

蛙亭
ジェラードン
男性ブランコ
うるとらブギーズ
ニッポンの社長
そいつどいつ
ニューヨーク
ザ・マミィ
空気階段
マヂカルラブリー

この決勝組の面々が揃った時は実力派が揃ったなって印象でした。ほとんど知ってましたし。

蛙亭

面白かったですね。設定も斬新な感じで、ストーリー性もあって、展開としてはそこまで意外性は無かったですけど、そもそもの舞台設定が斬新なので十分だと思うし。掴みも良かったし、トップバッターは非常に難しい中アレだけ堂々といいネタをかませたのは凄いと思う。強いて言うならやはり少し意外性を生む展開とかあってさらに爆笑ポイントがあったらもっと凄かったかもしれない。あとホムンクルスにもっとギャップあるくせ強いキャラ性を加えてればもっと素晴らしかったかも。だけど正直コレと言って大きな駄目ポイントの無い、安定感ある面白いネタだったと思います。

ジェラードン

面白かったです。青春学園モノみたいな設定は定番で、気持ち悪いやつがキラキラ・ラブコメ風キャラみたいギャップ狙いの面白さってのはそこまで斬新さは無いんですけど、それがあまり余る、キャラの濃さがあって、素晴らしかったですね。 ツッコミは飯塚さんみたいな雰囲気を少し感じたかな。でもすごく上手でした。やっぱりコントはキャラの濃さがあればストーリーとか設定を超えて面白さを出すっていう良い手本となるネタだったと思います。すごく良かったです。

男性ブランコ
初見だったんですけど、ファンになりました。なんか好きでしたね。雰囲気というか。空気感というか。まず清楚そうな女性が来たなと思わせて、酒ヤケした新世界のおっちゃんみたいなゴリゴリの関西人が出てきた掴みはすごく良かった。ある意味ジェラードンも「見た目と中身のギャップ」での面白さの笑いでしたが、男性ブランコもある意味でそういうギャップのあるキャラの面白さ、途中挟むモノローグの転換が良い味出してました。ジェラードンより面白いというか良いなって思ったのは設定があまり無い設定であったり、モノローグシーンが有ることの緩急とか細かい部分で少し上な感じですね。それと男性側のキャラもモノローグで「なんだこいつ!見た目と違って気持ち悪い」みたいなテンプレなツッコミというか展開じゃなくて、なぜか男性側も高感度がMAXな感じが意外性あってよかった。

うるとらブギーズ
初出場からもうファンで頑張ってほしいと思ってたんですが、去年のネタが正直イマイチだったんで、今年は頑張ってほしいと思って、実際見て、すごく面白かったです。モーガン・フリーマンのくだりとかめっちゃ好きでした。設定はそこまで斬新とかではないですけど、全然悪くないし。館内放送も頑張って笑いを堪えてするみたいな声の震えみたいなものもちゃんと表現しててよかったし。でもやはり展開に意外性とかが無かったのが少しのっぺりしてたかな。面白かったけど、最終に残った組に比べれば少し地味で爆発性とか勢いとかは無かったかなと思ってしまいますね。設定上ツッコミとボケとかじゃなくて状況笑いみたいな感じなのも少し地味な事に繋がってたのかも

ニッポンの社長
これまた面白かった。ただやっぱり掴みというか最初のひと笑いまで間が長すぎた。最初どういう部分で笑いとるんだ?って心配になりましたし。もちろんその前フリの長さゆえの最初の笑いのインパクトもあるんですけど。でもそこから「ああなるほどこういうパターンか」って分かってからは面白かった。オチも悪くなかったし。ボールが当たってる部分がボールは見えないのに見えてしまうのも凄いと思いました。パントマイムの領域ですよね。あと隣の打席でもなぜかボールに当たるおっちゃんってのも意外性もあってよかったし。やっぱ最初のひと笑いまでが長いのだけ気になりました。松ちゃんも言ってましたけどテンポが少し緩かったかなと。でも十分面白かった。おっちゃんがボケ役ではあるんですけど、野球部男子の方のツッコミも特徴が薄かったかな。

そいつどいつ
設定とか雰囲気・展開はありがちなんですけど、会話での面白さとかちょっとホラー要素を入れてくる感じが良かったですね。最後の首が浮くような派手な演出も良かったです。あと溢れたワインを拭くあの貞子的なアクションも凄い好きでした。包丁研ぐくだりも好きでした。最後も「ホントにホラーだった」では無くて、いわゆるドッキリでしたってオチも「うわ怖ぁ~」ってゾッとするようなオチじゃなくてよかった。でもやっぱりストーリーの意外性や爆発性は少し弱かったかなと。

ニューヨーク
どうしても去年と比べてしまいますが、うーん…。いかにもニューヨークらしいコントなんですけど、確かに松ちゃんも言ってましたけど、ちょっと漫才寄りだったかもしれない。まぁ別に漫才コントみたいなのはサンドウィッチマンのような前例もあるし、全然いいですけど、展開も設定も地味ですかね。キャラも濃そうで濃くない…みたいな。「おっけいですっ!」の感じとか結構好きではあるんですけど。普通に漫才的な「ボケてツッコミ」「ボケてツッコミ」みたいな感じが少し…気になりました。映像と音楽全然違う!みたいなくだりは好きでした。でもやっぱりなんかこう…普通というか普通に面白いんだけど、普通の枠をはみ出さないというか。もっと意外性や狂気とかキャラの濃さとかそういう部分が足らなかったかな。いや悪くはないんだけど。あと余談ですが、採点後のトークがイマイチ気に入らなかった。半分ボケで言ってるけど、半分マジで言ってる感じがあって…。せめて片方が言って片方が突っ込めはボケとツッコミで成立するけど、コンビ揃って言うのはちょっと…。しょうがないから浜田さんがつっこんでましたけど、本来は相方が突っ込まないと。

ザ・マミィ
良かったですね。設定とかもなかなかありそうで無いし、いかにもボケっぽいキャラの濃いおっちゃんがむしろツッコミ役って感じなのも良い。だけど、でもボケも濃いからそれだけでも、面白さがあるし、ちょっとハートフルな感じもあって良いし。最後いきなりミュージカル風の展開も意外性があって良い。転換があることで起承転結も上手くいってる。ミュージカル自体をネタの主題にする笑いの主軸にするってのは他にもあるけど、あくまでオチへの転換に使うっていうワンポイントで使うってのが丁度いい。余談ですけど、ザ・マミィさんってまだ結成4年って意外でした。今回最年少ってもの。もうアメトークとかゴッドタンとか出てるし、もっとキャリアあるのかと思ってた。

空気階段
元々優勝候補だったと思います。そしてこの1つ目のネタはホント素晴らしかったな。個人的にチョコプラの誘拐ネタ(?)に迫るぐらい好きでした。近年のキングオブコントで一番好きなネタに迫るぐらいの面白さ(あくまで自分の中で)って印象。登場人物二人がボケツッコミとかの形じゃなくて、Wボケみたいな感じなのもなかなか無いし、意外性もたくさんあって、場面転換もあって、ストーリーも壮大。ほんと「まだ続くのか!」みたいなぐらい転換していくのが凄かった。SMクラブに行ってる二人が消防士と警官って設定も良いし、それ故のボケというか本来緊張感ある場面設定なのに、あんな二人というギャップも良い。ある意味でこれも緊張の緩和の一種なのかなぁ。途中のパンスト引っ張るくだりも良いし。空気階段のネタってもぐらさんの濃いキャラと中心にするネタってイメージなので、このネタはそういうわけでもなく、逆に空気階段らしくないのが良かったのかもしれないですね。勢いも意外性もストーリー展開も設定も、オチへの持っていき方もすべてにおいて良くて、言うことなしなネタですね。凄いいいネタばかりの中でさらにミルクボーイが出てきた時みたいな空気感ありましたね。「あ、優勝じゃねコレ?」みたいな。

マヂカルラブリー

ネタとしては絶対面白いんだけど、やっぱりM-1の優勝ネタと被るアクション性があるのもおそらく見てた全員が気になる所だったと思う。どうしても思ってしまうよねアレは。そういうの抜きにすればめちゃくちゃ面白いんだけど…。あとこっくりさんに完全になって、指先だけで演技するのが凄いな面白いなって感じでそこまでは良かったんですけど、そこから最後尻すぼみな感じになる感じでネタが終わるのもちょっと残念。設定とかはそこまで斬新性は無いかな。ストーリー展開も意外性は無かったな。面白かったけど…。M-1の電車ネタが無ければまた全然違う印象だったかもしれない。でもどっちにせよ。最後まで残る程の爆発性は無かったかもしれない。

はい。で決勝1stステージ結果は1位空気階段、2位ザ・マミィ、3位男性ブランコ、以下略。

でファイナルステージですが、どのコンビも1stステージよりもネタは弱かったです。やはり1stの方が強いネタを持ってくるのは定石ですからね。つってもどのコンビも明らかに落ちるネタも無かったですけどね。過去のロッチとかチョコプラみたいな感じは今年は無かったです。

正直蛙亭、ジェラードン、ニッポンの社長辺りは去年なら最終に十分残れるぐらいの面白さあったと思うんですけど、今年はレベルが高かったですからしょうがないですね。

まず男性ブランコ、良かったです。最初のネタのキャラ性と全く違うキャラで、こういう方向も出来るのかって幅の広さに驚きました。途中の「実は昔の友達だった」みたいな意外性も良かったですし、キャラの濃さも良かった。唯一爆発性みたいなものや緩急とかまでは無かった。でも安定感ある良いネタでした。去年だったら1つ目のネタも含めたら優勝レベルだとは思います。

ザ・マミィは1つ目のネタが良すぎてそれに比べちゃうとかなり落ちますね。「なんちゃって~」みたいな空気感がちょっとイマイチ。1stのネタのような意外性のある展開も無かったし。ほぼ全部「ドラマぁ~」に持っていくのがなぁ…。もしこれが1stだったらファイナリストには絶対残れてませんもんね。設定も上司(社長)と部下とかも普通だし。1st素晴らしかっただけに、こっちは明らかに落ちるのでそれが残念でした。

最後は空気階段。ファイナルのネタは空気階段らしいネタですね。如何にも空気階段。もぐらさんの濃いキャラで、ぐいっと持っていく感じ。でもやっぱりめちゃくちゃキャラが濃いんで、面白いんで、十分ですね。設定も斬新というかクセ強いんで印象にも残りやすい。話の展開ももぐらさんがずっとキャラに乗った奇怪なキャラと思わせて、普通の人っぽい素の所が出てくる感じとがコンセプト喫茶の設定と合っててよかったです。ちゃんと王道のボケとツッコミのスタイルってのも空気階段の一番十八番の設定でしょう。多分。流石に1stのような勢いとか爆発性は無いものの、ファイナル3ネタの中でもやはり一番かな。これは優勝は文句なしだったのではないでしょうか。誰もが1stファイナル含め「優勝」と思う…そんな2ネタでした。

はい。そして優勝はもちろん空気階段でした。優勝候補が優勝したって感じですね。でも逆に笑い飯とか和牛みたいな感じよりか(笑い飯は最終的にタイトル取りましたが)、やっぱりここで空気階段は優勝すべきだったとさえ思えます。

審査員もよかったですし、審査自体も良かったと思うし、大会自体のレベルも高くて、どのネタも面白くて言うことなしでした。良かったですよねKOC2021。うん。賞レースは毎年M-1がダントツで面白かったんですが、今回は肉迫するんじゃってぐらい面白かったと思う。全体的なレベルの高さは番組そのものの面白さでもありますからね。来年もこのぐらいのクオリティを期待したいところです。

男性ブランコは初見でしたが、好きになりましたし、いつか優勝してほしい。1stで3位以下だった組も面白かったですからね。来年以降も期待に繋がる…そんな良い大会でした。おそらくTVで見ていたライバル達も、今回のレベルの高いネタを見て「負けてられねぇ」って奮起すると思いますし。

みなさんはどう感じましたかね。コメントもお待ちしております。

はい。

あ、あと年末のM-1も期待ですね。なんせ笑ってはいけない無いからM-1には頑張ってもらわないと。

ではまた。

以上。

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