1月 10

若干ややこしいですが、おそらく8回目のジジ抜きです。

去年11月が前回

11/7「第7回 ガキ使ジジ抜き」

だったのでかなりの短いスパンです。この企画ほんと「とりあえずやっとけ枠」感あります。まぁ色々と制作側も演者的にも視聴率的にも、色々と都合の良い企画なんだと思います。

感想

今回良かったです。田中さんのおかげでかなり面白かった。この企画のキーパーソンは不思議と田中さんになることが多いです。相性が良いのか、逆に相性が悪くて面白いのか。どちらにせよ、見てるこっちは面白いのでいいのですが。そもそもこの企画やテーブルゲーム企画や古くは菅ちゃんゲーム企画などなぜか田中さんが進行なんですよね。なんでかわかりませんが。それが逆に面白いところです。

1つ目の罰はアカペラガチ熱唱。
この罰は初めてですかね?前にも一回あったかな?どうだったかな。これの罰は遠藤さんがうってつけだなぁと思ってましたが、そのまま遠藤さんが罰になりました。遠藤さんで良かった。

2つ目の罰は確実に初めての罰で「古舘伊知郎的即興モノ実況」。なかなかに攻めた罰ですし、今までに無いパターンのかなり良い罰です。

で、2つ目が始まるやいなや田中さんの不手際が発覚し、田中さんのアカペラ罰が発動。与作をアカペラで熱唱。ここの浜田さんの「もうええわ」のツッコミが絶妙でしたね。完璧でした。間といい、トーンといい、素晴らしかった。面白かった。

そしてさらに普通にジジ抜きで負けた田中さん、がま口財布で即興モノ実況。これも面白かった。パカッと開いたらパカッと開くぞ~のくだりはめちゃくちゃ笑いました。

そして3つ目は前回に引き続き面白かったエア罰ゲームです。前回良かったので今回もあるのはいいですね。正直ホントに罰受けるより面白いですし。

そしてさらにゲーム始める前にまた田中さんが進行を間違えて、即興モノ実況「きゅうす」をすることに。これがまた無意識なのかわざとてんどんしたのかわかりませんが「パカッと開けると~」のくだりでまた面白かった。いや田中さんすげぇわ。

そして田中さんさらに間違えまくってあわあわするのがまた見てて面白かった。

そして最後のエア罰ゲームも田中さんに。これも田中さんはタイキックの前科があるので、それも周りにイジられてて面白かった。

まとめと次回

今回は終始田中さんの大活躍で面白い回になりましたね。いやー良かった。年のはじめの一発目としてはなかなか良い発進だったんじゃないすかね。うん。

内容的にも罰ゲームの内容も今までに無い内容の罰なので変化があって良かったですし。この企画は罰ゲームが重要なので、そこをちゃんと工夫したものにしてくれるのはありがたいです。ただ単に「モノマネ」より即興モノ実況の方が今回のように、予想のつかない結果になって面白いですもんね。うん良かった。

はい。で、次回は24時間インタビュー企画でおいでやす小田さん。最近ダウンタウンさんとよく絡んでる印象のあるおいでやすさん。私ダウンタウンとは相性が良い芸人さんだと思うので歓迎ですね。面白くなりそうで期待。少なくともナダルとか小宮さんの時みたいな暗い感じにはならないでしょう。

ここから余談ですが、年末の笑ってはいけないの代替番組、私もネットニュースは見ましたし、コメントでもいくつかリークがありましたが、やはり不評だったようですね。まぁ当然っちゃ当然だしそりゃそうだろって結果なんですが、今まで当たり前にあったというか大晦日といえばという感じで何年も定着していたコンテンツが無くなったのはやはり大きかったんでしょうね。無くなった事でさらに改めて気付かされたみたいな人が多かったようです。なんだかんでみんな大晦日はガキの使い・笑ってはいけないを見たいんですよね。うん。問題は復活するのか問題ですよね。復活してほしいんですけど、こればっかりはコロナを始め色々な事情が複雑に絡み合う問題なのでなんとも言えませんが…。うーん…でもやっぱり復活してほしいと切に思いますね。うん。

はい。というわけでまた次回~

以上。

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12月 27

年末恒例のおもしろVTRベスト10企画。

企画というかなんとうか…単に今年の企画のVTRを見ましょうね…的なものですけどね。オーディオコメンタリー的な。

で、去年はまさかの前後編だったわけすが

12/20 ガキの使い「2020年おもしろVTRベスト10(前編)」 感想
12/27 ガキの使い「2020年おもしろVTRベスト10(後編)」 感想

今年は平常通り。流石におもしろVTRで2週は長い。

毎年の事ですが、この放送そのものには感想はほぼ無いので、代わりに今年の総括というか、全体的な感想を軽く書きたいと思います。

あ、毎年恒例の藤原さんのコスプレはAdoでしたね。でも「うっせぇわ」って今年か?去年な気がするんだが…。いや流行ったのは今年の前半ぐらいだったかもしれん。つーか今年はあまりパロにする程強烈な何かって少なかった気がする。ギャグとかお笑い系もキラーワードみたいのあんまり無かった気がするし。

ランキングVTRいく時の音楽もBTSすか。そんな誰もが耳にした曲って感じでも無いし。まぁいいんですけど。まだオリンピックのカイトとかの方が良かったんじゃと思いましたね。というか今年の大ヒット曲ってなんかあったかな…。うーん…。

とりあえず今回の番組のランキング
10、
3/7 「キャンプ中に板尾とギャガー犬現る?」
9、
7/4 「遠藤VS陣内大根役者頂上決戦」
9/26 「第二回 遠藤VS陣内 真の大根役者頂上決戦」
8、
3/14 「100点差でボロ勝ちしましょう~!!(前編)」
10/17 「第2回100点差でボロ勝ちしましょう~!!ビーチバレー編」
7、
8/8「呼吸厳禁!息づかない部~!!(前編)」
8/15「呼吸厳禁!息づかない部~!!(後編)」
6、
4/25「遠藤章造 ホホホイ!ノーベル賞授賞式」
5、
6/6「くっきーの海女さん教室(ゲスト菅田将暉)前編」
6/13「くっきーの海女さん教室(ゲスト菅田将暉)後編」
4、
4/11「第2回 浜田はいつ気づいてくれるのか検証~!!」
3、
9/12「祝58歳!松本人志アリウープに挑戦」
2、
9/19「憧れが止まらない!ハリウッドザコシショウ コンテスト~!!」
1、
8/22 「TANAKER」

でした。

私が個人的に面白かった企画を選ぶと

2/28「スターウォーズで逢いましょう~!!」
4/11「第2回 浜田はいつ気づいてくれるのか検証~!!」
4/18「月亭方正音楽プロデュース(2021)」
5/16「アインシュタイン稲田 七変化」
6/6「くっきーの海女さん教室(ゲスト菅田将暉)前編」
6/13「くっきーの海女さん教室(ゲスト菅田将暉)後編」
7/4 「遠藤VS陣内大根役者頂上決戦」
9/26 「第二回 遠藤VS陣内 真の大根役者頂上決戦」
9/12「祝58歳!松本人志アリウープに挑戦」

辺りかな…。さらにベスト3は1位松本アリープ挑戦、2位海女さん教室、3位大根役者対決…かなぁ…。

TANAKERはねぇ…記事でも書きましたけど、企画としてはそれなりに面白いし、ガキらしい良い企画なんだけど、どうしても過去の破天荒田中と比べてしまって…。やっぱ破天荒田中企画は神企画だったと改めて思う次第でした。

今年のガキの使いは定番企画や復活企画が多かったですね。新規単体企画が少なかった印象。まぁ年度前半~中盤はまだコロナが激しかったからね。そういう影響もあったと思う。あとききシリーズが無かったのは地味に残念だったし。まぁ面白い企画もいくつかあったんで、バランスは悪くなかったと思いますけど。新企画で面白かった大根役者対決は新規の企画でって意味では今年の貴重なヒット作とも言えると思います。またこういう面白い新規企画を見たいです。

あとはガキのニュース的には今年笑ってはいけないが無いってのはかなり大きいですし、残念なニュースでした。来年復活すると良いけどなぁ…。

皆様は今年のガキはどう思いましたかね。それぞれ思う所はあると思います。よろしければコメント等で教えて下さいね。

ではまた来年…。来年は1つ目はジジ抜きみたいです。もうかつての着ぐるみトークのように「とりあえずしとけ枠」みたいものになりつつある感じがする…。まぁいいんだけど。

ちなみに今年は身内の不幸があり、年が明けても明るい挨拶は自粛させて頂きます。

ではまた来年。

以上。

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12月 20

はじめに

M-1グランプリのイチ個人の感想です。

M-1の感想を書くと「クソ野郎が偉そうに評価すんな」的な事言われたりするんで、先に言っときますと、素人の独り言程度の感想ですんで、見当外れだと思っても、日本の田舎に住む一人の素人の戯言だなぐらいに思って流して頂けるとありがたいです。

ちなみに去年の感想

2020年 M-1グランプリ 感想

でした。

まず今年についてですが、去年より1000組程参加が多かったと。それと審査員の面々は変更無し。そして初決勝のコンビが5組と多めで波乱だった。

そういう感じでしたね。

いっつも長々としてしまうんで早速感想に行きましょう。

感想

1、モグライダー
一番手。毎回一番手は鬼門中の鬼門。それにしては頑張った方という感じですかね。さそり座の女ネタ。パターンにハメるタイプのネタ。パターンネタは流れが出来るし、見てる側が次も同じパターンで重ねるのか?ハズシで来るのか?という感じでてんどんからのハズシというのも出来るんですが、このネタに関しては意外性とかメリハリが少し足りなかったと思います。全然悪くないんですけど、途中で爆発するようなくだりがアレばメリハリもついたと思いますが…。

ランジャタイ
今回のオモシロ枠イロモノ枠という感じ。トムブラウンとかすゑひろがりずとか、どちらかというとそういう感じ。正統派と遠い所の奇抜なネタ。多分ホント賛否両論になるというか…好きな人が超ドハマリするけど、全然ハマらない人には全然になるかなっていうネタ。動きがとにかく激しくコミカルで、その動きで笑わせるという意味ではマヂカルラブリーとか霜降り明星的な流れもある。近年漫才なのに動きで笑わせるネタが流行りというか流れが来てたんですよね。それをちょっと行き過ぎた感じにしたネタという感じ。ツッコミとの掛け合いみたいなものがほとんど無くて、ボケが一方的にずっとワチャワチャしてるんで「漫才」をどう捉えるか?という感じで見てる側が革新派か保守派かでも意見が分かれそうなネタです。私はネタの面白さ自体はそこまで悪くなかったと思うんですが、そうじゃなくてメリハリが少し無いのが気になったんです。ボケが一方的過ぎて、少しあの暴走感から全然違う方向に行ってからまた戻る的な意外性の展開とかあればまた違ったのかな?と感じました。ツッコミの人があまりにオマケみたいな感じでちょっとね…。でもインパクトはすごかったんで、ファンは確実に増えたと思うし、仕事も増えそう。

ゆにばーす
昔から個人的に期待しているゆにばーすです。過去2017と2018に決勝残ってて、2017のネタは凄く良かったんですけど、トップバッターだったこともあって、中々点数は伸びず残念だったんですけど、次の2018で凄い期待してたら正直イマイチで残念だったですよ。で、今年は2018のネタよりかは良かったと思うんですけど、でもなんでしょうねぇ…。悪くないけど良くもない…。ちょっと地味めでしたかな。はらちゃんは礼二さんは上手くなったと言ってましたけど、私は寧ろ昔のなんかシュール感の強い話の聞かない変な顔と変な声の変な奴が空気感を変えるような感じが川瀬名人とのギャップがあって好きだったんですけど、少しそういう感じが少なくなった気がして…。うーん…どうでしょうねぇ…。それと余談ですが最後の敗退決まった時のコメント求められた時のコメントのくだりがめちゃくちゃ大スベリしてて、それが地味に気になりましたね。

ハライチ
敗者復活戦からハライチです。もう売れに売れてるお二人ですが、ラストイヤーなので悔いのないようにと出場したんでしょうね。先に言うと審査員の評価は芳しくなかったんですが、私は面白かったですね。なんつーか、初出場の知らないコンビが同じネタしてたらそんな面白いと感じないかもしれないんですけど、ハライチの元々のネタはもちろん、コンビ二人の人となりも全部知ってるので、それ前提の面白さがあったんですよ。特に岩井さんがあんな動き激しくコミカルな駄々こねするくだりが普段の岩井さんを知ってるからこそのギャップ的な面白さがあって凄く好きでした。このネタもパターンネタなんですけど、まずそのパターンが澤部さんから始まって、それが前フリになってるのが良かったですよね。ただ、途中で岩井さんが澤部さんに噛み付くくだりもうちょっとしっかりガブッと噛んでる感出して欲しかった。そこちょいもったいないなって感じました。そこはやはりコントとかしてる技巧派とかのレベルじゃないと難しいかも。ましてやM-1だし生だし。

真空ジェシカ
初見のコンビです。まずこれは完全に個人的な好みの話なんですけど、ツッコミの人の声質がなんかしっくり来なかった。「理系のおばあちゃん初めて見た、おばあちゃんは全員文系だと思ってたのに…」の、くだりは凄い個人的にツボでした。面白かった。あと「ミッキーは一人じゃないすか」のくだりも好き。なんとなく霜降り明星っぽい。動きもありつつ、ボケでも笑い取るしツッコミでもしっかり笑いを取る万能型かつ今の流行の流れをくむ感じ。メリハリもそれなりにありましたし。穴という穴は無いんだけどだけど、少しドッカーンっていう爆発性までは行かなかったかな。でもワードのチョイスというか、そういうのは面白い。今回は駄目でしたけど、未来を感じるというかポテンシャルはいつか優勝もあるんじゃないかと思わせました。

オズワルド
事前予想でも1位予想が多かったオズワルド。私もオズワルドの漫才好きです。でも事前予想が良いと、優勝できないってパターンは往々にしてあるんですよ。なので始まるまで心配だったんですが蓋を開けてみれば杞憂でした。1巡目のすべてのネタの中では白眉でした。オズワルドらしさが凄く出てた。ここで2つ目のネタの事を言うとアレですが、構成的には1つ目も2つ目もオズワルドらしいネタなものの、この1つ目のネタの方がわかりやすい。実は”わかりやすさ”は重要なんで、このネタはわかりやすいのが凄く良かった。メリハリもしっかりとオズワルドらしい”静”と”動”がしっかりしてた。ツッコミの伊藤さんの張り上げる声のツッコミもあるし、静かなツッコミもあるし、ノリツッコミみたいなくだりもチョコチョコあってそれも良かった。去年松ちゃんと巨人師匠の意見が割れた(松ちゃんは前みたいな静かで一歩引いたツッコミが良いと言い、巨人師匠は逆にもっとツッコミは元気よく張り上げた方が言いとアドバイスした)のが話題になったんで、もちろん漫才披露後にそういう話のくだりになったんですけど、巨人師匠のコメントがもう秀逸で、まさにその通りって感じで自分の言いたい事は巨人師匠が言った事そのまんまだなって感じです。静かな部分と激しい部分の対比が出来て、より高度な漫才に昇華してた。うん。面白かったです。くだり単位で言うとやっぱり脈のくだりが一番のパンチラインな気がしました好きでした。あとオードリーのネタのような仲の良さみたいなくだりも良かったし、指のくだりも良かった。

ロングコートダディ
コントも出来るしKOC決勝も出てる…そして漫才でもM-1決勝に残ったロングコートダディ。このネタもコント漫才的な感じでした。設定が斬新ですね。あまり見たこと無い展開で生まれ変わりの振り分け…という新しさがありました。ただボケの人がちょっと表情がちょい笑ってるのが気になった。肉うどんって言われたら、マジでシリアスな表情で驚いてくれないと世界観に入れないというか、あまりショックを受けてない感じ。もっと肉うどんって言われて大声でわぁ~っと驚くところまでは良いですけど、その時含めその後の表情ももっと世界の終わりだってぐらいのショックを受けた顔を作り続けてほしい。お笑いってのはやってる側がヘラヘラしてると、結局「あくまでそういう設定です」前提みたいな感じでリアリティが出ないんです。リアリティこそが笑いを生むんで。別にコント的な漫才は嫌いじゃないけど、ボケの方の演技力がもっと上がったらもっと好きになるかな。あとワゴンRがなぁ…。本人はめちゃくちゃ迷ったと言ってましたが、それが正解だったのか…。もっと面白いワードチョイスがあったんじゃないかなぁ…って。審査員の評価は結構良かったですけど、私的には真空ジェシカ、ハライチとかと同じぐらいか、それ以下ぐらいかなと思いました。

錦鯉
去年のネタは私そこまで好きじゃなかったんですけど、今年は間違い無く前回を大きく越えて来ましたね。余裕で。圧倒的に。まぁ錦鯉はもう2021めちゃくちゃ売れたんで、色んな番組にも出てもうおっさんキャラが定着したので、今回のネタはその「おっさん」を全面に出したのが功を奏した感じですね。ブラマヨとかトレエンとかもハゲとかブツブツとか身体的特徴をネタにギュッと詰め込んで、優勝してますが、長谷川さんのおっさん…というかもうじじい感のあるおっさんという他のコンビじゃ絶対真似出来ない自虐ネタが素晴らしかったです。他に真似出来ない武器ですもんね。見る前去年と同程度のクオリティのネタなら全然駄目だろなって思ってたんですが、全然面白くなってたんでビックリしました。「哀愁」って笑いになるんですけど、まさにおっさんは哀愁があってそこが絶妙な笑いになってました。あとここまで的確なツッコミが出来るツッコミは中々居ないです。どつきツッコミって最近少ないんで、ここまでパンパン頭叩くツッコミは他に中々出来ないんで、それも凄く良かった。王道のどつきツッコミ。私は渡辺さんのツッコミ大好きです。ツッコミはやっぱりなんだかんだ言ってもコレが間違いないよね!って感じ。

インディアンス
もう常連と言ってもいいインディアンス。安定感で言えばもしかしたら1番かもって面白さ。だけど、毎回インディアンスについて書く時にアンタッチャブルと比較してしまうんですよ。凄いスタイルが似てるんで。なのでアンタッチャブルの優勝した時のネタと比べると、たしかに今までよりかはかなり切迫するレベルで面白くはなってるんですけど、周りのレベルも年々上がってるのも事実だし…やっぱり少しだけ見劣りしてしまう。でもこの1つ目のネタは過去の2回のM-1決勝のネタよりも絶対一番面白かった。最初から最後まで同じテンポであのハイテンションなボケとそれに対するツッコミを終始続けられるのは凄い。設定はそこまで斬新では無いんですけど、ワードチョイスも今回は良かった。テンポが良いんですが、あえて凄いテンポを外すっていう意外性みたいな展開まであるとメリハリという意味でももっと良くなったのかなって感じました。

もも
事前にももはかなり面白いって噂をチラチラ見ててハードル上がってたんで、面白かったんですけど、ちょっと物足りなさを感じました。WボケWツッコミでパターンかつそのパターンの役割が順に変わるんで笑い飯とかジャルジャルのようなグルーブというか独特のテンポを感じました。このネタも錦鯉でも話ましたが身体的特徴の自虐を含んだネタで、テンポも良いし、凄く好きでした。最初はゆっくり目で始まって、段々ヒートアップしていく感じも凄く良い。良いんだけど、パターン一辺倒過ぎたかなぁ…。でも審査員の評価少し低いなって感じました。少なくとも私はロングコートダディより面白かったです。未来的に優勝ありそうなコンビですね。他のネタを見てないので、どういう感じか分かりませんけど、こういうグルーブ感は素晴らしいです。ホント次回は分かりませんよ。優勝してるかも。そんなぐらいのポテンシャルを感じました。面白かったです。

そしてファイナルはオズワルド1位、錦鯉2位、インディアンス3位でこの3組。

インディアンス
ホントインディアンスは安定感ある。安定感あるんだけど、やっぱり1つ目のネタよりかは少し劣るかなって感じですかね。ただコレっていう設定とか無くてフワッとした内容ネタでした。なので印象が少し残りづらい感じしました。でもホント王道のしゃべくり漫才でテンポも相変わらず凄く良いし安定感はホント凄い。もう中のくだりとか好きでした。ただワードチョイスみたいな部分で少しイマイチな部分があったかな。でも面白かったですよ。

錦鯉
猿捕獲という結構斬新な設定の漫才。まずスゲェって思ったのは「森の中へ逃げ込んだ!」「・・・・じゃあいいじゃねーかよもう」のくだりが最高なんですよ。あの「・・・・」の絶妙な間。アレは渡辺さんめちゃくちゃ巧い。普通間髪無しにすぐツッコミを入れちゃうと思うんだけど、絶妙に泳がせてからの長すぎず短すぎずの間で「じゃあもういいじゃねーかよ」のツッコミ。これも声のトーンもバッチグーですね。その間も長谷川さんの森に逃げ込んだ猿を探すようなマジの表情と動きとかが素晴らしい。こういうトコなんですよ申し訳ないけどロングコートダディにはこういう所が足りないんだよ。世界観に真剣に入り込まないと。リアリティこそが笑いでありエンターテイメントなんだから。ホント錦鯉のネタで凄く感じるのはメリハリですね。凄いハイテンションな所と一瞬二人とも静かに止まる部分もあってそのギャップとメリハリが緩急になってさらに笑いを生む感じ。オチへの持って行き方も好きでした。素晴らしかった。錦鯉はこんなに面白いのかって思う程でした。元々面白いのは知ってましたが、こんなクオリティが高いネタを2つも持ってるとは……って感じでした。

オズワルド
ん~~~~残念でした。明らかに1つ目のネタと比べてこの2つ目のネタはクオリティが下がっちゃいましたね。初速は良かったんですけど、後半なんか1つ目のネタような整理されたようなスッキリ感が無くて、少しわかりにくさというかバタバタ感というか、「あれ今これどういうくだりだっけ?」みたいな感じの印象が出る所がいくつか出てきた感じしました。あと「言ってないはチンピラだよ~」のくだりなんで伊藤さん笑っちゃったんだろう。あそこは表情笑う所じゃないと思う、もちろん伊藤さん的にはあまりに突拍子もない事いいやがってっていう苦笑い的な表情なのはわかるんですけど、個人的にはもっと真剣な糾弾するようなドン引きするような表情で行って欲しかった。ヘラヘラして欲しくなかった。あと「おじさんは幸せもんだ~~」ももっと高く大きくハイテンションで言った方がモアベターだったかな…と。ちょっと中途半端だった。今回ツッコミワードも全体的に少しイマイチ感あったんですよねぇ…。とにかく1つ目のネタに比べちゃうと大きく下がるのは間違いなかったかな?と。

はい。そして優勝は錦鯉。錦鯉は1つ目2つ目のネタどちらも甲乙つけ難い程良いネタで、僅差ではあるものの優勝は妥当かなと。1つ目のネタだけで言えばオズワルドなんですけどね。2つ目が……2つ目がもっと1つ目かそれに迫るクオリティがあれば…。残念でしたね。それでもファイナルの3組はホント拮抗してたと思います。

でもホント錦鯉面白かった。素晴らしかった。おめでとうございます。

ただほんと大会そのもののクオリティで言うと、そこまで高いと感じなかった。あくまで平均値という部分では。キングオブコントは平均レベルが高かったんで、こっちは参加者も去年より1000組も多いしクオリティは凄いだろって期待してたんですけど、2019、2020のレベルに比べると一歩劣るかなって印象でした。あくまで個人的な印象でしかありませんが。私はそう感じました。

でももちろんM-1はやっぱり面白いですよ、どっかの賞レースよりも100倍面白いです。みなさんも良ければ今年のM-1で感じた事があればコメントして下さいね。

はい。

また来年凄いのが出てきてくれる事を願って…。

ではまた来年~

以上。

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