少年の時の心。とっても大事な事だと思うんです。
大人になっても初心を忘れずに、どんなものにも興味を寄せて目をキラキラ輝かせる。
私は「大人になる」というのはそういう「少年の心を無くす」ということなのかなぁと思うんです。
自分は非常につまらない男で、昔にみたいな”バカ”をできなくなりました。
“無茶”ではなくて”バカ”です。
中学生の卒業を境に私は大人になった気がするんですよね。つまり”バカ”な事ができなくなった。臆病になったともいえますし、卑屈になったともいえます。
中学生の頃は橋の下でキャンプファイヤーして、置いてあったものとか壊して、真夜中に大人に追いかけ回されたりもしたし、全校生徒の前で女装して劇みたいのもしたりね、
夜まで体育祭の練習や打ち合わせをして声が枯れるまで応援やダンスしたり(組の応援団長で優勝しました)、
イベント毎になるとすごい熱くなって頑張った、
雪が降れば、日が暮れるまで雪で遊んでた。
ゲームも、スポーツも…
本当に周りの目なんか気にしないで、恥ずかしい事も、バカな事もたくさんあたりまえに出来た。
でも高校になるともうみんな大人なんですよね。いろんな意味で。
そうしてたら自分も次第にかつての”バカ”もできなくなったし、恥ずかしいこともできなくなった。妙に”ええかっこしい”になったというかね。
今思うと、あの頃自分は「少年の心」が無くなっていったんだなぁと思うんですよね。
今それを取り戻すのはもはや無理かなと思っています。自分だけバカな事しようとしても、周りも”バカ”はできなくなってますから。
朝早く虫を捕まえにいったり、海にいったり、みんなで集まってゲームしたり、スポーツしたり…
みんなそれぞれ忙しいとか、次の日早いとか、そのうち家族とかね。そんな子供っぽい事できない..という雰囲気なんですよね。まぁあたりまえですけど。
童心に戻る機会が減ってる..というよりも童心に戻ろうとしない。…という感じを受けます。
なんか自分自身で「俺はもう大人になってしまった」と実感します。
少年の心を持ち続けるのがどんなにすばらしいことか!バカになれるのがどんなにすばらしいことか!
少年の心を忘れてしまった大人は純粋さが無くて、”いち”おもしろくない人間に成り下がってるだけです。
子供の頃のあのドキドキワクワクして周りの目も気にせずなんでもがむしゃらできたあの頃。
あの「少年の心」をいつまでも持っている人間が今までに無い斬新で、新しい物を生むのかなぁと思ったりしてます。
自分ももっとバカになって少年のように無垢で純粋な少年の心に立ち返りたいと思ったりもしますが、それがなかなかに難しい。
所ショージさんとか哀川翔さんを見ると少年の心をもち続けているんだなぁと思います。
あとよつばとで小岩井さんとジャンボも少年の心を持ってるなぁって思ったりね。
社会にもまれて、日々に謀殺されていたんではなかなか無理なのが現実なのかもしれません。
なんか大人って”大人”というキャラクターを演じなければならないんですよね。
でも大事ですよね。
「少年の心」
完全に忘れてしまうんでは無くて、奥底に秘めていればそれでいいのかもしれませんね。
以上。