Archive for the ‘高岡 匠の自己主張的日々の雑記’ Category

キングオブコント2023 感想

日曜日, 10月 22nd, 2023

前置き

当たり前ですけど、KOC2023を見たことを前提に書いてる記事ですので、ネタ自体がどんなネタだったかとかまでは詳しく書いてないので、未見の方は先に動画配信サービス等で見る等してくださいね。まぁ99.9%見た人が記事読んでるとは思いますが。

先に全体的な事から軽く書きますと、まず審査員は変わらずですね。安定のメンバーだと思います。バランスも良いと思いますし。M-1は私は少し不満があったりも無きにしも非ずなんですが、キングオブコントは基本文句無いですね。不可能なのを承知で言えば、前から言ってますけど、内村さんが参加してくれれば最強中の最強なんですけど、それは現実問題として無理だと思うんでね。あと一人足すとすればシソンヌのじろうさんとかかな…。あと劇団ひとりさんもアリな気がしますが…でも一人芝居的なネタのひとりさんは違うか…。まぁ現状ではこのメンバーでほぼ最強でしょう。うん。

で、決勝10組で今年は初顔も多くて、「あれ?あのコンビ(トリオ)残らんかったん?」みたいな意外性もありました。それだけ、新しい人達もガンガンレベル上がってる証拠ですし、M-1もそうですけど1回決勝行くと所謂長年貯めてきた「良いネタ」を使ってしまうわけで、そこからまたゼロのスタートになるっていう問題もあるんで、意外に初登場の方が、数年溜め込んだパワーというか、濃縮された良いネタが多くて、パワーが強かったりします。なので、意外と常連より、新顔とか久しぶりに決勝登場という組の方が結果残したりするんですよね。こればっかりは仕組み上しょうがない。だから実はまぁ逆にニッポンの社長のようにコンスタントに決勝残るってのもある意味でものすごい事なんですよね。それだけネタの引き出しもあるし、新ネタを生み出してる証拠なので。

で、個人的にはM-1の面白さ・クオリティが賞レースの中じゃ1番だったんですよ。長年。1位M-1、少し離れて2位KOCで、それ以下はドーンと離れて以下略って感じで。ですが、近年KOCのレベルが上がったからなのか、M-1の面白さが頭打ちになってるのか、正直KOCの方が面白いと思ってますね。番組としての面白さというか一つ一つのネタの平均的なクオリティとか含めて。もちろん漫才とコントなんで一概にどっちのほうがって言えないあっちにはあっちの、こっちにはこっちのっていう面白さがあるんですけど、やはり見終わった後の面白かったなぁっていう満足感はKOCが上になってると思います。なんつーか近年のコントのレベルの上がり方は凄いと思います。それに対して、漫才はミルクボーイ以降アレを超える程の衝撃には出会えて無い気がしますね。もちろん面白いんですけどね。KOCの伸びしろが凄すぎるんかもしれません。

前置きはこれぐらいにしてそれぞれのネタを掻い摘んで

ネタ感想

カゲヤマ

469点

一発目から凄いシンプルに面白い。インパクトもある。無理やりケチをつけるとしたら下ネタ感というか、裸芸的な要素が少しネタとして下世話な感じというか下品さが少しだけあるかな?という感じ。でもそれもほんの少しですね。別にアキラ100%さんやとにかく明るい安村さんだって、裸芸でアレだけ受け入れらてるし、なんならKOCも大きなイチモツネタが優勝してるから全然問題ないんですけどね。でも本ネタ間の松屋の味噌汁付いてますとかも良いですよね。ああいう小ネタ的な部分のボキャブラリーの面白さも良いですし、過去のトップバッターの中でも1番と言っていいぐらい結果残したんじゃないですかね。凄かった。

ニッポンの社長

468点

面白かった。まぁ流石ですよね。無理くり気になった点をいうならちょっとバイオレンス感がちょい怖い印象が少しあるかな?ってぐらいですかね。それも別に私は全然気にならないですけど、見る人によっては乱暴な感じとかが怖いとか暴力的だとか悪い印象になるかもない。その分シチュとか導入はありがちというか普通なんですけどね。ナイフや銃でもへっちゃらな男と武器ありきでボコりまくる二人とそれ前提で起こる不可思議なというかそれが前フリになる会話がシュールでいいですよね。見てるこっちが突っ込みたくなるネタって素晴らしいネタなんで。まさにこのネタはそういう感じ。ただパターン一辺倒な感じが少しあるっちゃあるかなぁ…。

や団

465点

多分誰もが凄い面白いという印象を持ちつつも、前二組に比べるとどうしてもギリ落ちるかなって印象だったと思うんですよね。めっちゃ面白いし、クオリティも良いんだけど、前2組みが派手でインパクト強めだったので、少し地味目に映ってしまったかなぁ…。昔ならファイナリストになっても全然良いぐらいのネタだと思うんですよね。コントらしいコントって感じですしね。ガラスの灰皿がクルクルのくだりの間とか凄い良かった。ああいう間があることでの緩急みたいな物はいいですよね。オチへの流れも綺麗だし。2つ目のネタ見たかったなぁ…。

蛙亭

463点

これまた面白いのよ。しっかり面白い。設定とかシチュは蛙亭にしてはシンプルというか普通なんですけど、会話劇の面白さとキャラの面白さで持っていくネタである意味正統派。前回のマッドサイエンティスト的な変わったシチュのネタをしてたコンビとは思えないぐらいですね。正直このネタも文句無いレベルのネタなんですよ。だけど、なんだろう…インパクトとか展開とか意外性とか少し足りなかったかもしれない。

ジグザグジギー

464点

7年振りの決勝?そんな出てなかったっけ?そうかぁ…。このネタIPPONグランプリとかあと笑点も見てるか見てないかで印象が大分違うと思う。もちろん私含めお笑い好きな人はみんな1回はIPPONグランプリ見てるとは思うんで、いいんですけど、仮に見たこと無い人が見ると全然印象が違うよね。元ネタを知らないパロディネタとかものまね元を知らないものまね芸をみるかのような…。雰囲気でもちろん面白さは伝わりますけどね。難しい所です。めっちゃおもしろいんだけど、老若男女みんなに伝わるか?と言われると…うーん…って感じ。お笑いって劇場とかだとお笑い好きばかりなので、全然それでOKなんだけど、M-1とかKOCになると、誰でも初見で面白いというのが賞レースにおいての「良いネタ」なんですよね。なので、面白いけど、やはりそういう部分でこのネタは少し落ちてしまうかな?と。面白いんだけどね…。刺さる人にはめっちゃ刺さるネタ…って感じですかね。私はもちろんめっちゃ好きです。

ゼンモンキー

456点

全然悪くないし、面白いんだけどね。小峠さんの批評が分かりやすく、そして私も同意という感じですね。コントらしいコントなんですけど、ある意味優等生というか、意外性とか展開とかが普通の範囲内で収まってる感じ。オチへの展開とかも正直読めてしまいましたし。あの学生服の大ボケの子のキャラ性は他二人と全然違ってていいですけどね。緊張を上手くあの学生服の子が緩和させてくる感じもいいですし。数年前ならファイナリスト残れるぐらいのクオリティあったかもしれませんが、この超ハイレベルのネタの連続の中では少し分が悪かったかもしれない。

隣人

460点

シチュとか設定は確かに斬新ではある。でも最初までの笑いまでが長いパターンなんで、このパターンだと最初の笑いで大ウケしないとなんですけど、確かに最初の笑いはそれなりに面白いんだけど、、そこまでじゃなかったかなぁ…。後半の面白さの伸びってのも無かったですし。斬新過ぎるシチュと設定ゆえに共感しにくいって問題もありますね。知らない世界の話という感じというかね。別にそれがマイナスになる場合もあればプラスになる場合もあるんだけど、今回少しマイナスになったかなぁ…。ワードのセンスも個人的にはあまりグッとこなかったかな。意味不明なシチュとかも…それこそ国崎さんのネタ位ぶっとんでるとそれはそれで良いんですけど、中途半端なシュール感って感じが個人的にあまりグッと来なかったな。

ファイアーサンダー

466点

ちょっとじゅんいちダビッドソンさんがモデルなんか?ってちょっと思ってしまうネタ。まぁ全然関係無いけど。でもリアルにちょっとこういうシチュありそうだな?って思ってしまうね。そういうある意味人間臭さが出てる悪くないネタなんだけど、個人的には少し地味に見えました。審査員の評価は高かったんですけど、私はそこまで好きじゃなかったです。意外性というか「そう来るか?」的な感じとか、あまりないシチュとかは良いんですけどね。点数的にはや団の1点上ですけど、私はや団のネタの方が好きだったかな。でもこのネタ、”芸人ネタ”なので、もしかしたら芸人の人に受けるネタなのかもな?って少し思いました。

サルゴリラ

482点

1stステージ最高点。しかもかなりダントツで。前回のビスブラを思い出すような点。もちろん面白かったんですけど、私はダントツってレベル程じゃないかな?という気がしました。もちろん1位通過で良いネタだと思いますけど、カゲヤマのネタと比べて1~3点上ぐらいの印象です。どっちにしろ1位なんですけど。ネタ自体のパターンとか雰囲気もいいんですけど、ボケの方のキャラとか演技力が凄くいいですね。濃い。ワードセンスも良い。絶対変なもん出すなよすんなよって念押ししておいてからの「靴下にんじん」っていう流れとかもいいですし。そこまで派手なネタじゃないんだけど、しっかりと面白かった。

ラブレターズ

464点

7年ぶり。確かに近年決勝では見てなかったかな…。でも普通にちょこちょこラブレターズ自体を番組で見たりしてるんで、そんな久しぶり感はないんですけど、流石安定の面白さではある。だけど、終始小五月蝿い感じが少し気になったかな…。いやでもあれで正解な気もするし…。どうなんかなぁ…。でもやっぱりもう少し緩急とかがあると良いかな?とも思うし…。結婚報告シチュ自体はありがちなシチュとか導入なんですけど、そこからの展開は全然ありがちとは真逆の凄いシチュと設定ではある。いや面白いネタなんだけど…。やっぱりネタ順最後も辛い部分ではあったかもしれない。面白かった。

で、サルゴリラ、カゲヤマ、ニッポンの社長がファイナリスト。

ファイナルst。

ニッポンの社長

466点 合計934点

一つめのネタはバイオレンスの方向性でしたが、このネタはスプラッタとかグロ系で攻めてきましたね。でもどっちのネタも共通して面白いのは間違いないんですよね。ただやっぱりそういうグロ的な部分が気になる人は気になっちゃうかもしれない。でも1つ目のネタに負けないぐらいのクオリティのネタだったと思います。「あ、カードあった」とかの合間の小ネタ的要素も見事なんですけどねぇ。最後のキモいオチも面白いし。…ただ老若男女に受けるかは微妙なのかもしれない。

カゲヤマ

476点 合計945点

1つ目のネタはどちらかと言うとビジュアル的な面白さが前に出てたネタですけど、こっちのネタはシンプルな会話劇での面白さが出てるネタで、このコンビの懐の大きさみたいなものを感じましたね。ただ共通点で言えばどちらもシモネタ要素がある事かな。ただこっちのネタは会話でう◯こって出てただけでビジュアルとかは普通なんですけどね。でも、意外な犯人という最初の絶妙な間とセリフの掴みからの展開と、途中で部長の娘とお付き合いしてるという意外な展開もいいですね。オチもハイセンスなオチだったと思います。言わないのがいいですね。普通なら完全に優勝のネタなんですけど…。相手が悪すぎたか…。

サルゴリラ

482点 合計964点

いやー素晴らしかった。ボケの人のキャラが1つ目のキャラと全く違うんで、ホント「上手いんだな」って思いました。これぞ憑依芸だなっていう。で、魚という絶妙な例えをゴリ押ししてくるパターンもいいですし、それに対しての強めのツッコミも抜群にマッチしてて良いですね。1つ目のネタもそうですけど、「魚やめろよ!」と念押ししてるのに、それを裏切って「魚」から入るのが、全然シチュも雰囲気も違うネタのはずなのに、1つ目のネタとの共通性を感じました。「逆撫でるな」とかのワードセンスはちょっと気になりましたけどね。というかオチへの持っていき方だけ少しイマイチだったかなとは思いますが、それ意外は完璧ですかね。コントらしいコントですし、わかり易さも申し分ない。良いネタだと思います。面白かった。ただこれも凄い良い点でしたけど、そこまでダントツって感じはしませんでした。1位は間違いないですけど。なんか去年のビスブラの時もそういうの感じたんですけど、そこまでダントツか?っていう。でも審査員一人一人1点高いだけでも5点の差が出るんでしょうがないですけどね。それに1つ目のネタを超えるレベルのネタだったんでそりゃそうかって点ではあるんですけどね。

というわけで優勝はサルゴリラさん。おめでとうございます。面白かったです。魚のように大きな海を渡って行って欲しいですね。

まとめ

面白かったですね。去年のクオリティも凄かったですが、さらに少し超えてきたかなって印象。凄いですね。

もうハイクオリティ過ぎてヤバい。ゼンモンキーも今回1番点数低かったですけど、全然面白かったですし。ほんと昔であれば最低点を出すネタとかは正直イマイチ感が凄かったりするんですけど、全然面白かったですよ。ほんと数年前ならファイナリスト行ってたかもっていう位の面白さ。でもやっぱり周りのネタのクオリティが上がってるからね…、あのレベルの面白さでさえ太刀打ち出来ないというハイレベルな戦いっていう事ですね。

そういう意味でも去年のM-1なんかは最下位とブービーぐらいのネタは明らかにイマイチだったりしたからね…。やはりそういう所でもKOCがM-1を超えてしまったって感じる部分ですね。今年のMー1がどうなるか分かりませんが…。

1つ2つの突出した面白さのネタを見るのもそれはそれで悪くはないんですけど、やはり平均的なクオリティの高さは番組としても見てて飽きないし最初から最後までだれ無いので凄くいいですね。

みなさんは今年のKOCどう感じましたかね。私は大満足でした。もう今から来年が楽しみな位です。つってもその前にM-1を期待したいですけど。

ではまた~

以上。

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よゐこチャンネル終了(充電期間)について思うこと

金曜日, 6月 23rd, 2023

珍しくガキや松本人志に関係の無い記事を。

よゐこさんがyoutubeでやってたよゐこチャンネルが先程、一旦終了すると発表されました。

濱口さんによると「一応充電期間」と言ってましたが、私の受けた印象ですと、「一応可能性をギリで残すけど、ほぼ復活することは無いと思う」って感じに聞こえました。あくまで私の個人的な印象と見解です。

理由は一応仕事がバタバタしてるから…とは言ってました。ただ具体的な事は言いませんでした。確かに今年は有野さんはGCCXの大きなイベントがあるからとか、濱口さんも個人の仕事と子供は生まれて大変だから…となんとなく、そういう理由なのかな?とも多少は思います。だけど、正直最近のここ1年程確かに変だった…。

私はよゐこチャンネルが大好きでした。おそらく生放送の3~4回目から生で見て、それ以降ほぼ生でLIVE視聴し、極稀に見れない時はアーカイブでは絶対見てました。長時間生配信も全部見て、年賀状企画には応募して、私は有野さんの判子の年賀状を頂きました。それぐらいファンでずっと欠かさず見てました。

なのでよゐこチャンネルが大好きというのを前提に書きたいのですが、正直流れが良くないなぁと思ってます。

というのも、具体的にいつかは忘れましたが、某松竹の後輩芸人Mさんが、有名番組でよゐこは不仲だと暴露したんですよね。私もそういう事件というか暴露案件があったこと自体は知ってて、直後生放送のコメント欄もかなり荒れてました。

だけど、あくまで「説」でそんな事はないだろうと思ってました。その事件後有野さんはその事についてインタビューも受けてるんですけど、そこでも「不仲じゃない」とははっきりとは名言しなかったんですよ。あくまで解散とかは無いけど、コンビ間はまぁ多少色んな時期があるんじゃない?みたいな感じでした。濱口さんも名言はしてません。

そしてそのMさんが言うには「よゐこチャンネル生放送中二人が全く会話していない」ということで、それを聞いて改めて見ると、確かに有野さんはまだしも濱口さんが全然有野さんと会話しない。話を振らない。違和感はずっとあったんですけど、元々よゐこのお二人はずっとべらべら会話してるようなコンビでも無いので、そこまで気にならなかったんですけど、ちょっと異常なぐらいお互いがほとんど会話してないんですよ。「おい有野これ○○やぞ~」的な濱口さんから有野さんへ振るような会話が全然無いんですよ。有野さんから濱口さんもほとんど無い。時々ギリであるぐらい。それでもあまり無い。濱口さんがなんかやらかした時にツッコミを入れるぐらいですかね。でもそのツッコミに対しても濱口さんはほとんどリアクションとりません。

以前だとお二人で昔の思い出話とかちゃぶDとの共通エピソードでああだったこうだったとか、最近あった仕事の話とか、海外いった時の話とか話してて楽しそうだったんですけど、最近そういうも少なかったです。…いや完全に全く無いって程ではないんですけど、ほとんど無い。

少し前から有野さんが隔週になったんですよ。仕事がキツイみたいな感じで。それで空いた週は元オジンオズボーン篠宮さんが代役的な感じで出てたんですが、相方が篠宮さんになると凄い濱口さん会話するんですよね。それにシンプルに楽しそうですし。有野さんの時と違って、色んな物を食べてランキング決める的な企画も、食べて、感想とかなんかを篠宮さんには普通に会話振るんですけど、有野さんにはほぼしない。逆に篠宮さんとやる事が増えた事で尚更、その違いが浮き彫りになったような感じがしました。

で、そもそも有野さんの仕事キツイから隔週ってのも少し疑問があって、別に木曜配信を別日に移すとか配信時間をもう少し早めるとかいくらでも調整は出来たと思うんですよね…。それもなんでしないのかな?と思ってました。

そして、少し前に2週連続で配信をお休みしたんですよ。

なんかここまで嫌な流れですよね。不仲説暴露>完全否定しないよゐこさん>有野さん隔週>不意に2週配信お休み>…と。他にもGCCXの元スタッフでもある、よゐこチャンネルスタッフみかんちゃんがチャンネル卒業したり…。

そしてそういうなんか連続した嫌な流れだなって思ってた矢先に今回のチャンネル休止。

仕事が忙しいを理由にしてましたけど、正直その辺はやりくりしようと思えば出来るような気がするんですけどね…。

確かに昨今youtubeの単価が下がったとかで大物YouTuberでもお金が厳しいから、高級マンションからアパート暮らしにしますとか、お金の問題は可能性としてあるような気もします。別によゐこお二人にお金がどのくらい入ってたか分かりませんが、一時期ネタ的な感じで「お金がない」とか「赤字」とかも言ってました。なんせスタッフも数人(毎回4~5人は居たと思う)居る番組ですから、チャンネル運営のコストは結構かかってるはずです。基本生配信が主体で、編集された動画はほとんどありませんでしたし。稀に有野さんのダークサイドチャンネルとして、一番くじを引く内容を編集して動画化してましたけど、それぐらいでしたし。聞いた話ではありますけど、youtubeは生配信のみだと、広告収入はあまり無く、スーパーチャットと呼ばれる所謂投げ銭等で、利益を出すというのが主体というのを聞いた事がりますが、よゐこチャンネルではスーパーチャットの類は禁止してたようです。代わりにメンバーシップという有料動画会員制度みたいなものはあったようですけど。私はその会員にはなってないのでよく分かりません。

ですので、その辺のお金関係の問題でチャンネル継続が難しくなった…という可能性もある…のかなぁ…。なんか違うような気もする。まぁ分かりませんが。

私はよゐこさんというコンビが好きですので、もしそれがコンビ間のなにかで終了となるなら、それは凄く寂しいし悲しい。辛い。

仮に本当に不仲とか現在コンビ間の仲がギクシャクしてるのなら、その理由はなんなんだろうな?ってのもありますよね。そっばっかりは私には露ほどにも分かりませんが。

おぼんこぼんさんとか稀有な例を除けば、ベテランコンビのよゐこさんレベルに有名なコンビで不仲とか解散したとか、聞いたことないんで、多分大丈夫だと思うし、思いたいですけどねぇ…。熟年離婚とか芸能人であったりするけど、夫婦間とコンビじゃ全然違うからなぁ…。あくまでコンビはビジネスパートナー的な意味合いが強いし。

よゐこさん自身もあまりその辺の事を話さないので、よく分かりません。うん。

結局のところ真相は今のところ分かりませんが、どちらにせよ。私はよゐこさんが大好きなので、もしコンビ間でなにかわだかまりがあるのなら、それが解消して、また仲の良い、楽しい会話の絶えない状態に戻って欲しいかぎりです。そしてもちろんそうなって、よゐこチャンネル復活~みたいな事になれば嬉しいです。

なんかもやもやして、書いてしまいました。ほぼ独り言です。サラッと流してください。

以上。

【2024 2 10 追記】
有野さんが単独で「有野ダークサイドch」を立ち上げたようです。

これ自体は嬉しい事…ではあります。もちろん私は元々のダークサイドchの一番くじ配信とか好きだったので嬉しいですし、また見ますしch登録もしました。よゐこチャンネルが休止する際も「ダークサイドchは継続する」的な事は言ってたんで、逆にやっとか…って位な気持ち…ではあるんですが、、投稿された動画で「暇になった」って言ってるんですよね…。元々よゐこチャンネルが休止した理由が「忙しくなったから」だったと思うんですが、よゐこチャンネル自体は今のところ復活するような事は無いようです。その辺がやっぱりまだ引っかかりますね。任天堂の動画は一応よゐこで新しい動画も投稿はされてるんですけど…。忙しくなくなったならまたよゐこチャンネル再開出来るのでは?と思ってしまうんですが、それをしないということはやはり「忙しい」以外の理由があるわけで…。よゐこチャンネルで投稿せず別ch立ち上げってのも少し引っかかりますし。うーん…。どうなんでしょうかその辺のところ…。

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2022年 M-1グランプリ 感想

月曜日, 12月 19th, 2022

今年ももうこの時期が来ましたね。M-1 2022決勝です。

ちなみに去年の記事は>2021年 M-1グランプリ 感想

今年のまず去年と違う点は上沼恵美子さんと巨人師匠が勇退(?)し、山田邦子さんと大吉先生が審査員に加わった事ですね。上沼恵美子さんは置いといて、私は巨人師匠の評価がすごく好きだったし、しっくりきてたので居なくなったのはすごく残念でした。山田邦子さんは前の記事でも書きましたが、なんか引っかかる部分があるものの、もう決まったもんはしょうがないです。実際じゃあ誰がいいんだって言われると難しいですし。

あと過去最多のエントリー数って事ですかね。エントリー数が多いってことは分母が多いわけでそれだけ平均的なクオリティもあがるだろうって期待感がありますよね。

出場者で完全初見なのはカベポスターだけで、他はネタは初見ってのがヨネダ2000でした。なので、他はみんな知ってるのはもちろん、なんらかのネタも知ってる組ばっかりだったので、事前評価的には大波乱って感じだったんですけど、私としては安定感あるファイナリストってイメージでした。

個人的にはファイナリストで好きなコンビは男性ブランコ、あと結果的に敗者復活戦から決勝に上がったオズワルド、それにウエストランドの3組が今年の個人的な推しですね。

そんな中でM-1 2022。さぁどうなるか。

1.カベポスター

初見です。まぁ毎年トップバッター辛いすよね。しかもこのカベポスターのネタ1番手向きじゃなかった気がします。ネタ自体・ワードチョイス・構成はかなりクオリティ良かったと思います。ですが個人的には声質が二人共ダンディ系の二人で、どちらかがテンション高めとか、変化があったらメリハリあるのにな…って思ってしまいまいました。まぁ別にそういうコンビ二人共同じようなテンションでも面白い漫才は沢山あるので「それ関係無くね」って人もいるでしょうけど。 あとはツッコミの方の喋り方がもうちょっとメリハリがあったらもっと良かったかなと感じました。

2.真空ジェシカ

去年も良かったので期待してたんですけど、個人的には去年の方が好きだったかな。私は結構客観的に見るようにしてるんですけど、一つ一つのワードチョイスが一時期の見取り図のように刺さるとめちゃめちゃおもしろいけど一部の人のはよく分からんのじゃないかってワードチョイスだった気がするんですよ。例えば「俺でなくちゃ目逃しちゃうね」とかね。ハンターハンターの団長にササッと殺されたモブレベルの殺し屋キャラが放った今となっては有名なセリフですが、確かに言葉ネタとしては有名なんですけど、老若男女に分かるワードチョイスじゃない。なんなら私の60代の両親は知らんでしょう。多分小中の甥っ子姪っ子も知らない。私は本当に面白い漫才って老若男女誰もが、初見でも、いつの時代にいつなんどきに見ても笑ってしまうってのが良い漫才だと思ってて、それがちょっと引っかかった。あとちょいネタが飛んだのかな?明らかに変な間があったシーンがありましたし、緊張してたかな。

3.オズワルド
敗者復活組。敗者復活組の中で一番来そうな組がまんま勝者で勝ち上がってきました。流石の安定感かなって思いました。私は前2組よりか好きでした。やっぱり静かめ・テンション低めのツッコミと要所要所での大声で力強いツッコミのメリハリのあるツッコミが最初の頃のオズワルドに無かった良さであり強みだと思います。ただ、審査員のみなさんが言ってましたが、前半のエンジンのかかり方が少し遅かった感はあったかもしれない。ただネタの構成とか設定が良かったと思いますけどね。これも前の記事で書きましたが、去年全部出し切ってゼロからのスタートって言ってたんで、そこからここまでのクオリティまで上げてきただけで凄いと思います。でもやっぱり去年のクオリティと比べてどうか?って言われるとやっぱり去年のほうが上かなって思うんで…。この結果が妥当かな。

4.ロングコートダディ

KOCでもM-1でも安定の評価をとるロングコートダディ。それにしてもびっくりしました。笑い飯を彷彿させるWボケスタイル。たぶんお笑い好きならみんな思ったと思います。でもめっちゃ好きでした。前回のロングコートダディは確実に上回るクオリティだったと思います。最近の漫才のトレンドは動きアリのスタイルなんで、そういう所でもトレンドも押さえてたと思います。私が思い出したのは松ちゃんとウッチャンがドリームマッチで披露したデカのネタ。あれはコント形式ではあるんですけど、なんか次々と順番に別の面白キャラが出てきてっていう感じ。次々と面白い別キャラが出てくるんで見てるこっちは「次はどんなキャラが出てくるんだ」って期待が出てきますよね。テンポも良い。ただいくつか聞き取れないセリフがあった…自分の耳が悪いだけかもしれないけど。でもオチでまた謎外人が戻ってくるくだりとかオチとしては十分で良かったです。

5.さや香
さや香ってこんな感じだっけ?って5年前のネタがどんなネタだったかほとんど覚えてない。凄い良いテンションの掛け合い。さや香こんな面白かったんですね。これぞ正統派漫才だっていう面白さ。漫才の見本を見てるかのような内容でした。ほぼ文句ないレベルなんですけど、真空ジェシカの感想の所でも書きましたが、草生えるとかクリーピーナッツとかのワードチョイスだけ少し気になったかな。でも激しさもありつつ途中で凄い静かになる部分もあってメリハリもすごく良かったし、佐賀のくだりの天丼も良いし、下手したらファイナルネタ含め全ネタでネタ一つだけのレベルで言えば白眉のネタだったかもしれない。素晴らしいネタでした。

6.男性ブランコ

個人的に大好きなコンビです。コントのイメージが強いですが、漫才も出来る。最近は今回のロングコートダディもそうですし、準決勝までいってたKOC王者のビスブラ、そしてかまいたちもそうですし、二足のわらじスタイルも増えましたね。やはりサンドウィッチマンの流れを汲むようなコント漫才って感じのスタイルですね。面白かった。設定はかなりトリッキーで見たことない感じもいいですね。唯一マイナス点を上げれば手数が少し足りないかなっていう印象でした。あと前半少し緊張があったかな。八分音符のジェスチャーというかパントマイムも逆だったのあれ分かってたんか間違ったんか…。どうなんですかね。

7.ダイヤモンド

ダイヤモンドはおもしろ荘で優勝してたイメージ。なんか面白いっちゃ面白い…だけど、今回なんか噛み合ってない感じが終始あった。ワードをちゃんと文字にして見たら多分面白いんだけど、なんか漫才だとしっくりこない。特にツッコミのワード感というか、言い方とかテンション含めあれ?っていう…前半のハズし方が後半一気に捲くってくれるのかな?って期待したんですけど、それも無く…終始噛み合ってないような雰囲気がずっと続き…残念でした。

8.ヨネダ2000

久しぶりの女性芸人のファイナリスト。芸歴2年で女性でファイナリストってだけでもう凄い。快挙といってもいい。かなりトリッキーなネタでしたね。なんかR-1とかにありそうなネタを二人でやったみたいな。ボケ・ツッコミとかじゃない…トリッキー過ぎて評価が難しいと思う。でもじゃあ面白くないか?って言われると、面白いのは面白いんですよ。テンポは良かったですし。いやテンポだけって感じもありますけど。動きもありますし、審査員も言ってましたが、どうしてもランジャタイのようなトリッキーな感じをどうしても彷彿とさせる。なので好き嫌いが分かれるかな…。ハマる人はめっちゃハマると思う。だけど、やっぱり個人的には少しトリッキー過ぎて、コレジャナイ感はあった。でもKOCでにゃんこスターが出てきた時みたいな面白いけどどうすりゃいいのか?みたいな空気感あって大会的に考えてもちょうどいい飛び技な感じが良かったです。

9.キュウ

センスが良い漫才をするで有名(?)なキュウ。まぁ前から結構色んな芸人さんが若手で面白いのは誰?っていう話題でよくキュウが名前上がりますもんね。ですが、ちょっと期待外れ感は否めない内容でした。謎掛けの要素を取り入れたネタで、審査員の評価がほぼ全部的を得ていて富澤さんのセンスは良いけど、それだけで爆笑までいかないっていう評価とか塙さんの「でしょう」に頼りすぎなのにハマってないとかもその通りかなって思いました。順番が良くなかったってのもそうだなとは思いました。ネタが地味めなので、あれだけバラエティに富んだ内容のネタを見させられてからこのネタを見るとちょっとなっていうね。ツッコミ(?)も「○○でしょう~」のワードも後半しつこさというかマンネリ感があって、かなり気になりました。上手いこと天丼になってないというかね。全然キラーワードになってない感じで。

10.ウエストランド

昔からかなり好きなコンビです。井口さんの本来の性格をそのまま活かしたようなひねくれたネタが好きです。多分好き嫌い分かれるんですよね。私はめっちゃ好きですけど。前回決勝で披露したネタを今回よりブラッシュアップしたようなウエストランドらしい良いネタでした。でもやっぱり井口さんの個性をツッコミでもっと活かせるともっとさらに良い漫才になるかなって思うけど、これがもうウエストランドのスタイルというか、個性なのでそれはもうしょうがないですけど。でもあんぐらいのテンション加減で良い気もするしなぁ…井口さんの個性とキャラとワードを活かすにはあれぐらいにあっさりした感じがちょうどいいのかもしれない。佐久間さ~んってゴッドタンとかの佐久間さんの事だよね。アレだけちょっとニッチ過ぎてどうかなって思いましたけど。

ファイナルネタ

1.ウエストランド
もうここまで言っちゃったら行ってまえっ!?的な気概を感じました。1つ目のネタのスタイルそのままさらに加速させたようなネタ。見てるこっちが少しハラハラしてまうぐらいの悪口漫才。ウエストランドのもうどうなっても知らん!っていう感じがヒシヒシをあって、良かったですね。なんなら1つ目のネタよりも面白かった。大体1つ目のネタよりか落ちる場合がほとんどなんですけどね。これは凄いと思う。「前売り5500円高ぇよっっ!」のワードめっちゃ好きでした。M-1とR-1のあるなしクイズのくだりもめっちゃ好きでしたし。すごかった。審査員も凄い顔して見てたですもんね。逆にこのパターンは初めてな感じでした。

2.ロングコートダディ

1つ目のネタよりかなり落ちるネタ。ただこっちのネタの方がいつものロングコートダディっぽい感じを受けました。ただ展開含め意外性が無かったかな。あの手を掲げるツッコミも少しなんかこれじゃないなっていう感じがあって、あまり好きじゃなかった。なんか普通のリアリティ的な観点で言って、ああいうツッコミって絶対にならないので、そこで違和感になってたんかな。キュウの時に感じたコレジャナイ感が続いてる感じと同じような印象がありました。

3.さや香

やっぱりさや香も1つ目のネタに比べるとかなり落ちるネタだった。設定というか片思いされてる人が、それを気づいてないていで男女の友情が成立すると相談する…という展開でしゃべってると「お前だろ」ってなる展開は良いんだけど、そこで盛り上げていくかなって思ったけど、後半そっちより違う事で(モヒカンの事とかキスくだりとか)展開したりして、あれ?ってなりました。ネタの展開に一貫性が無いというか。頭おかしいキャラ(というか常識が無い方)が途中変わってしまうのが、意外性がある気もするんだけど、上手く見てる方の気持ちがシンクロ出来なかった感じある。片思いしてる女の子の絶対にお前に惚れてるやろ的な部分をもっと掘り下げていってほしかったな。

ファイナル3ネタは以上。

やっぱり最終的な勝敗を分けたのは2つ目のネタでしょうね。特に今回は如実だった。ロングコートダディとさや香は明らかに1つ目のネタより下がったので、せめて1つ目のネタと同等レベルのクオリティならば、さや香優勝かなってなるんですけど、明らかに2つ目のネタが1つ目のネタのクオリティを超えたのはウエストランドだけだったので、そこの総合点で言えば、やっぱり優勝はウエストランドになるのかなと。これは文句ないじゃないかな。まぁ最終判定は難しかったとは思いますけどね。

でもウエストランドのあのエグい悪口はどうなっても知らん、っていう気概を感じたし、そこの気合が勝った結果かな。あのパターンでまだ3つネタあるって言ってましたから、ある意味パターンというかスタイルというかそれを貫き通してって事を考えても良かったです。

はい。というわけで、みなさんはどう感じましたかね。

ただ、今年は最多出場(エントリー数)というわけで、過去最高レベルのクオリティを期待してたんですけど、……いや正直ちょっと残念でした。決勝10組の中でも、何組かは明らかにイマイチなネタがあって、今年のKOCにあったような出てくる組出てくる組みんなおもしれぇ!みたいな感じが無かった。もちろんファイナリストに残った組やそれ以外でも面白いネタはありましたが、平均クオリティで言うと正直残念でした。なんならここ数年で一番低かったんじゃないかな…。まぁ昔のM-1はこれぐらいが普通だったんですけど、近年クオリティがあがってる中で…って事や最多エントリー数の事を考えると、あれ?っていう肩透かし感みたいなものがあったのも事実です。あくまで自分の感覚ですけど。

あとどうでもいい話だけど、やっぱり事前Vは要らんというか蛇足感凄いですよね。ウエストランドのネタでM-1のアナザーストーリー要らん!って毒舌ありましたが、ほんとそういうの要らんっていうね。盛り上げたいのは分かるし、それが好きって人も居ると思うけど、ああいう演出は要らんなって思ってしまう。つっても他の賞レースとかで、一々観覧ゲストを紹介したり感想求めたりとかのどうでも良さよりかはまだいいですけど。そんなこといったら井口さん素人のお笑い好きが偉そうに評価したりアドバイスしてくんな!って切れてましたけど、私の記事も独り言程度に流してくださいね(笑

あと山田邦子さんの審査が少し安定感無かった。極端というか。後半修正して良くなったと思いますけど最初3~4組までの評価がフワフワしてた感じがしました。まぁ初年度だからってのもあるのかもしれませんが。来年も参加するならもう大丈夫かな?とは思いますが。

っつーわけでM-12022の感想でした。

みなさんはどう感じましたか?もしよろしければコメントなども残してくれればと思います(コメントは承認制で即時公開にはなりませんのでご了承ください)

ではまた来年のM-1記事で。

以上。

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