この記事は本放送、完全版、未公開(はみだし)版3放送のすべて見てからの感想です。
毎年正直書くんが大変な笑ってはいけないの感想記事。なんせ通常30分のレギュラー回の約14回分程度の時間の放送があるんですから。なんで…まぁある程度細かい部分までは感想書ききれないんでその辺ご容赦を。
全体感想
まずは全体的な感想というか印象を。今回テーマは「トレジャーハンター」だったわけです。全体的な雰囲気としてはテーマ性はある程度感じました。年によってはテーマ性ほぼほぼ関係無いやんけ的な雰囲気の時もあるんですが、今回はまぁ多少感じました。つってもこのテーマ部分は本質的な部分と関係は無いんですけどね。
で、今回も無難にまとめたな…感があるかな…。大きな流れはほぼほぼ変化無し。バスネタ、所長あいさつ、引き出し、リクリエーション、捕まってはいけない、引き出し2、リアクション芸人、蝶野ビンタ、怖がってはいけないなど。芸人暴露大会が多少いくつかバスネタやキム兄やその他に散らされたような感じで雨上がりさんが中心で会議みたいなセットでやるくだりは無くなってましたね。あまり好きなくだりじゃないんで去年あったかもよく思い出せない。どうだったっけな。
完全版や未公開を見るまで、板尾さん出ないの?とかジミーさんは?とか思いましたけど、結局出て安心しましたし。
正直サプライズ感が少なく、新しい試みがほとんど無いような感じがしましたし、笑いも見どころはそれなりにもちろんポイントポイントででありましたけど、兎に角インパクトに残るくだり…ってのもほぼほぼ無い感じで残念でした。板尾さんのくだりが笑いとしてはクオリティが高かったですね。でも名探偵のスケキヨ程ではないかな。
今回のネタ一覧
・OP
ーバスネター
・スケ番同士の喧嘩
・千鳥のリベンジ漫才
ー研究所到着ー
・所長の挨拶
ー引き出し~ー
・悪魔の口
・出演OKダービー「ヤンシー&マリコンヌ」
・ひょっこりはんセット
・田中タイ人心理戦カードゲーム
・ジジイマスク
・リクリエーション
・メンタルカウンセラー寺田心
・出演OKダービー「ハンバーグ師匠」
・乙武ロボ
ーバスネタ2ー
・崎歌劇団面接に向かう生徒
ー捕まってはいけないー
ー研究所2ー
ー引き出し2ー
・タイキック生贄バトル
・浜田ゴリラ人形脳みそアイス
・トーキングカードバトル
・方正ツタンカーメン
・展示室盗難事件
・乙武リカルパレード
・デビッド川島
・霊能力者ローラ
・友近ママと新米ホステス
・キム兄
・蝶野ビンタ
・チョコプラ「IKKO&氷室京介」
・外反母趾治療
・ナダル探検隊
・リアクション芸人
・伝説のセコンド板尾
・驚いてはいけない
・ED
未公開分(レギュラー回)
・遠藤パーフェクトヒューマン
・方正ひょっこりはん
・レクリエーション
・ジミー大西のハリウッド女優密着
・リアクション芸人
それぞれ感想
全ネタについて感想してると終わらないんで、できるだけ端折って書きます。
バスネタは年々尺が短くなってるような…。いや別にいいですけど。バスはまぁ…普通に面白かった感じ。でもまぁ想定内ぐらいの感じで驚きは無い感じ。
所長のあいさつはイマイチ。大物が出てたからカットは出来ないかなぁぐらいの感じだったと思う。古舘さんは頑張ってましたけど所詮芸人では無いんで。ネタとしてのクオリティはイマイチでした。
これもそうですけど大物や有名人起用の芸人ネタカバー系は今回ほぼ失敗だったと思います。出演OKダービーも乙武さんもトーキングカードバトルも含めイマイチ。乙武さんはあの前振り無しで突然登場した方が面白かったと思う。勿体無いと思った。
以前の西岡徳馬さんレベルの事見ちゃうとそれレベルとどうしても比べちゃいますしね。あれと比べたら全然でした。
引き出し1回目のくだりの中でピックアップすると、浜田さんの「音わい!」の突っ込みが地味に一番面白かったかな。やっぱあれ見た時に浜田さんは凄いなと思いましたね。結果だけみれば笑いの基本中の基本的なツッコミではあるんですけど、あの場あのタイミングあのワードチョイスでキッチリツッコめる芸人が日本に他に何人居るか…。いや居ないかもしれない。
定番の田中タイキックのくだり。今年は良かったです。前振りがキッチリ効いてました。メンタリズムとかのVで見てる方はちゃんと当ててきて、今年は理不尽じゃないし文句言えないなコレは~ってするシナリオなんかな?と思わせておいて、結局丸わかりのイカサマで勝つというオチへの良い前振りになってました。結局理不尽なんか~いってなる感じが素晴らしい。もちろん毎年ですが、田中さんのタイキックリアクションも良い。
寺田心君のくだりはまぁまぁ良かったと思います。くーちゃんが特に良かった。前にも白塗り浜田さんで歌うのはありましたけど、歌を替えてきたのは良かったですし、単純に面白かった。良いリズムネタを見たような感じ。「がっかりさせないで」を連呼するのがおもろかったですね~
杉咲花さんのバスネタは秀逸でした。多分秋山さんがネタを作って、それに杉咲花さんが参加したような形なんでしょうけど、すごくやりきってましたね。笑いというのは中途半端にフザケたり恥ずかしがったり自分が笑ったり中途半端だったり笑わせようと意識し過ぎたりすると、ほぼほぼ失敗し、面白くなくなります。ハンバーグ師匠のカバーのくだりや亀田親子や山ちゃんのひょっこりはんなんか典型ですね。あたかも生命を掛けるぐらいの気迫で、ありえないボケをするからそこにギャップが生まれ笑いになります。そういう意味では緊張の緩和理論にも通づる所があるかもしれませんが。
捕まってはいけないのゲスト井上尚弥さんは正直チョイスミス系ですね。もっと笑いの事をしっかりわかってる人じゃないとと思います。いや別に井上尚弥さんがどうこうとか悪いとかじゃなくて単純に普通にアスリートの方なんで。捕まってはいけないでムロさんがゲストだった時は良いチョイスだなぁと感じましたが、今回のようなチャンピオンとか柳楽優弥さんとか、凄い人だけど、笑いを生む人ではないんで。捕まってはいけないで良かったのは方正さんのトップスター(宝塚的な)の扮装ですかね。しかも山ちゃんああいう時キャラ入るんでスキです。
タイキックの生贄のくだり、良かったです。ですけど、ただ対決の負け残り対決の仕方がああいうミニゲーム集より、世界のテーブルゲームを遊び尽くせシリーズで盛り上がったゲームでやったほうが盛り上がったんじゃないかな~と思うんです。いやスタッフも絶対そういう選択肢は思いついてるはずなんですけど、多分尺とかの都合とか色々な理由があっての事なんでしょう。雰囲気的には菅さんの○○やりたいシリーズ的な感じでしたね。お玉ボールキャッチとかDVD跳ね上げキャッチとかに凄い近い競技ですし。あと浜田さんのあの理不尽なツッコミとドツキね。素晴らしいですね。もう絶対笑ってしまいますアレ。
トーキングカードバトルは本編に入らなかったのがなんとなく分かる感じでしたね。メンバーは笑いを生む超鉄板メンバーではあったんですが、……いや面白かったんですが、あのメンバーにしては尺の長さを考えるとスタッフが想像してたよりかは笑いにならなかったんじゃないかな~という印象。
方正ツタンカーメン…というか方正お色直しのくだりも定番になりつつありますが、毎回面白いです。今回も色々と面白かった。でも一応このくだりが蝶野ビンタの前振りになってるんですが、正直あんまりフリは今回効いて無かったですね。このくだり自体は面白かったですけど。前振りからの蝶野ビンタのくだりだと数年前の宇宙人は超えられてないと思います。方正さんはこういう時凄いハマる。この同じ仕掛けを他のメンバーにしてもここまで面白くはならないと思います。
盗難事件のくだりは亀田親子は正直いらないです。素人ですからね。まぁ過去ガキにも出てるからそこまで意外でもないですし。出オチにすらなってないレベル。高嶋政宏さんは裸になって出てきて松ちゃんが「お前かい!」ってなるくだりは良かった。その後のどMのくだりもよかった。それにしてもガキというかスタッフなのかハッピーボーイ(岡田さん)好きですよね。しつこくやりますよね。別にそこまでもう必要無いと思うんですけど。
段々遠藤たけしになるくだりグラデーションたけしは素晴らしい。遠藤さんのポテンシャルも流石という感じするし、それを悪乗りで無茶振りする松ちゃんにそれを補助する方正さんも含め良かった。流石です。
イリュージョニストデビッド川島。劇団ひとりはさすがというか。芸人さんでここまで毎年笑ってはいけないの刺客として登場するのは板尾さんに次いで長いんじゃいですかね。
ローラ。ローラはガキでは結構昔から出てるんですが、ここ近年大物になったというか…ローラって最初のポッと出の時はあのキャラとおバカ言動と見た目のギャップなどでTVに出たと思うんですけど(今なら滝沢カレンレベル)、その後ファッションとか真面目な部分も周知されてカリスマ的な人気になって、もうそういうレベルを超え大物感が出ましたよね。最近はあまりバラエティでも見かけなくなりましたし。でもやっぱりローラは凄いね。圧倒的な面白さ。全盛期(?)の藤原さん並の誘い笑い。アレは笑ってしまう。正直ローラのくだりオンエア部分だけ面白くてソレ意外はイマイチだったのか結構いきなり終わりましたよね。もっと見たかったけどアレ以上笑いが無かったからああいう編集になったのかも。
友近ママ。さすが安定感ありますね。くだりとして凄いレベルが高いって程でもないんですけど、友近の力技で笑わせてる感じ。いや凄いですよね。それ中々他の芸人さんには出来ないと思います。シュールさも相まってまさに「何を見させられてんねん」ですよね。笑ってはいけないの良いのはボケ(今回でいえば友近)に対してガキメンバーが思わずツッコミたくなる状態を作り出すのが重要でこれが成功例ですね。
次の木村さんはレギュラー回の松本誕生日企画の延長という感じですね。いや面白かったです。またキム兄でしか作り出せない笑いという感じで面白かった。
蝶野ビンタは前述もしましたが、イマイチ振りが効いてないせいで、そこまでで無かったですけど、でもまぁ元々ポテンシャルの高いネタなんで、もちろん今年も面白かったです。聖水のくだりとか。
ナダル探検隊はナダルアンビリーバボーをガキでやった…みたいな感じでしたね。まぁ…うん。去年はナダルはガキに結構出てましたし、ヘイポーさんの立ち位置を継ぐのはナダルかもしれません。クズ芸人として今後どうなっていくのか…見守りたいですね。多分ガキのレギュラー回にもまた出るんじゃないですかね。多分ガキとは相性が良い方なんだと思います。
リアクションのくだり毎年個人的にはそんなに好きな方じゃないんですけど、今回のんちゃんと河本さんの対決のくだりは笑っちゃいました。中村大沼の泥仕合企画を彷彿とさせました。良かったと思います。ソレ意外は想定の範囲内的な笑いでした。
そして伝説のセコンド板尾。これは完全に私達ガキフリーク・玄人用に用意されたネタと言っても過言ではないですね。完全版に回されたのもしょうがないかなと。笑いのレベル・クオリティとしては今回トップを張れる面白さだったと思います。けど、ライトユーザーには少し分かりにくいでしょうから。
大友さんも出てきてましたしね。その辺もガキファンとしては嬉しいですね。ガキの立ち上げメンバーですから。ナレーションでは飛ばされたとかなんとか言ってましたが、むしろ出世して現場を離れたという事だと思います。菅さん、大友さん、大沼さん等の古参が一緒に現場を離れたんですよね。大友さんについての説明はオンエアで軽くしてたんでしなくても良いと思いますけど、七変化も挑戦してかなりいい成績を残した人ですから。ソレ意外も昔の企画を中心に数多くガキの企画にも本人が参加してました。多分ガキの最後の出演は口パクヒットスタジオだったと思います。
リアクション芸人の後の松ちゃん無茶振りからの、長渕さんの歌のくだりは本当今回の白眉かもしれない程素晴らしかった。アレを別に作ったネタじゃなくナチュラルに重ねて来るダウンタウンはやっぱり日本一のコンビだなぁと改めて分からされる。凄いです。面白いと同時にお笑い力のポテンシャルを圧倒的に見せつけられた気分ですね。私なんか笑ったと同時に感動もしましたね。別にスタッフが仕掛けた事でも全くないので笑ってはいけないとか関係ないのに…。やっぱりガキメンバーのポテンシャルが凄い。遠藤さんがとんぼをチョイスしたのも良かったわけですよね。その歯車がすべて上手くガッチリとハマった感じ。
怖がってはいけないはヘイポーさんが参加したのが良かった。去年ぐらいからヘイポーさんが体調が完調したのか怖がり企画にまた参加するようになって、オールドファンとして二重に嬉しいです。今回もやっぱりヘイポーさんいるといないとでは面白さの幅がダンチです。良かったです。
ジミーさんのくだりはレギュラー回未公開分だったわけですが、せめて完全版で良かったんじゃない?って思うぐらい良かったと思う。腹が攣るくだりなんかめちゃくちゃ面白かったです。
まとめ
最初にも書きましたが、挑戦…が今回さらに少なかったなぁと。パターンにハメ過ぎかなと。正直もっと意外性や冒険を持たせて欲しいという気はする。昔の黒人の板長やボブや住職、口の悪い中居さん、水を飲みまくるれいこさんとか別に芸能人でも何でもない刺客というかネタをせめて1個2個放り込んで欲しい。そういうガキらしい部分を出して欲しい。ちゃんと「ネタ」としてのクオリティを。別にそればっかりにしろとは言わないけど、ああいうのが1個2個ある事で逆に大物ゲストも有り難みみたいなスペシャル感が出てくると思うし。あと一応素人ではないけど有名人だけど意外性のある人みたいなチョイスの人。楳図さんとかなんでんかんでん社長とか加藤鷹さんとか。
ゲストに頼りすぎないで欲しい。視聴率とか掴みやすさとかそういうのも重要でしょうからしょうがない部分ももちろんあるんでしょうけど、今回サムかったのは所長あいさつ、出演OKダービーの2つ、乙武さん、捕まってはいけないのチャンピオンの辺りだったので。結局餅は餅屋なんですよね。
そういう意味では不満もある内容でしたね。もちろん8時間以上の長さですから、ある程度面白い部分があるのは必然なので。
結局今回も面白かったのはスタッフ側が仕掛けた事以外のメンバーの潰し合い的な部分だったかなぁ。これも毎年の事ですけどね。なのでスタッフ側は「メンバー同士でつぶしあいになる状況」を作り出すようなネタをもっと押し出すと良いと思うんですよね。今回でいえば方正お色直しやタイキック生贄とか。ああいう感じ。過去で言うとメンバー同士でしりとりさせるだけでも面白いですし、芸能人写真神経衰弱とか。
2019年も笑ってはいけないあるのかわかりませんが、おそらくあるでしょう。その時はぜひもう少し挑戦…もしくは原点回帰的な要素を取り入れて欲しいなという希望があります。別に大幅にとは言わないからちょこちょこっと入れ混ぜて欲しい。ぜひそうして欲しいです。
あと全然違う話かもですが、気になったのが「完全版」のトークの部分のくだりが、後ろのセットが明らかにききシリーズのセットでしかもメンバーがタキシード的なの着てたんでききシリーズが久しぶりに復活するのかな?という期待があります。嬉しい。
次回のガキはおもしろVTR2018ですね。総集編です。年明けに来ましたね。
というわけでまた次回~
以上。
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