少し更新が遅れました。申し訳ない。
ガキの使いのおそらくもっとも回数を重ねている企画「七変化」
前回七変化は「マヂカルラブリー野田 七変化」 でした。
今回の挑戦者は満を持してというか、昨年キングオブコントを制した空気階段鈴木もぐらさんの登場。
まず空気階段についてですが、去年のキングオブコントはホント素晴らしかったですよね。ちなみに感想記事も上げてますので、よろしければ>キングオブコント2021 感想
元々もぐらさんの濃いキャラを軸に内容を作る事が多いコント師ってイメージです。つっても私もキングオブコントや他の大手バラエティ等で披露した代表作とかぐらいしかネタを見てないので、そこまで単独ライブのその他のネタとかを知ってるわけじゃないんですけど。
どっちがネタ書いてるのかなぁって調べたら、特にどっちがって事も無く二人共作ってるようですね。
感想
ネタの感想の前にOPトークから色々ありました。
まず爆問の大田さんについてのくだり。あれって最近なんかその事についてなんかあったんですかね?
有名なのはかなり昔、大田さんが松ちゃんのファッションについてラジオかなんかでボロクソ言ったら、松ちゃんがキレて大田さんに土下座させた(そこから仲が険悪になった)という、事件というかそういう事があったんですよね。本当か嘘か知りませんけど。おそらく色んな媒体で言われてたので大方そういう事があったんだと思いますが。
で、最近はTVで共演したりとかもして、時が解決してくれたんかなって思ってたんですけど、松ちゃんがOPでその事について言うって事はどっかでその事についてのなんかがあったのかな。ワイドナショーとか酒のツマミとかその辺ですか?私は知りませんので、もし詳細を知ってる方が居ればコメントして頂けると助かります。
で、その後の鈴木もぐらさんが田中さんの七変化が大好きって話。これ田中さんが「神回ときいております」浜田「知らんけど」って言ってましたけど、コレはマジで、田中さんの七変化は神がかってました。もし今同じ内容を初見でやったら5万ぐらいは行くんじゃないですかね。昔は参加人数とか一つのネタの尺も違ったので。それに七変化は回数を重ねたほうが、過去から「七変化でウケるネタの傾向」を練れるんでお得なんですけど、田中さんが挑戦した時はまだまだ挑戦者は少なかったですからね。そういう意味でも本気で七変化を田中さんが今やったら、もっとすんごい事になってたでしょうね。タラレバの話ですが。
ココリコは賞レースはおろかネタ番組でネタを披露するって事さえほとんどせずに(昔舞台はやっていたようですが)売れてしまって(しかも関西芸人なのに大阪の下積みが無く最初から東京で活動していた)、TVのゴールデンで冠番組を持つようになった程の少し変わった経緯のコンビなので、よく「代表作が無い」とかって揶揄されますけど、そこは勘違いしてほしくないんですよねぇ…。
ちなみにもぐらさんが一番好きと挙げていたのは「白虎社」のネタですね。これはNHKのコント番組LIFEの田中さんの「ダンサーの血」にも繋がっていくような、コンテンポラリーダンスのパロディネタで、全身白塗りでダンスするネタなんですけど、めちゃくちゃ面白いんですよ。七変化らしいけど、下手に捻りのないシンプルさもあるのにインパクトもあるし面白いっていう素晴らしいネタでした。
で、田中さんの七変化の評価すべき所はしっかりと七変化らしい七変化でリアクション芸とか外国人とか裸ネタとかに頼らず正攻法でしっかりと面白かったんですよ。ただ単に「面白い」だけじゃなくて七変化のお手本のような内容だったんでそれが素晴らしかった。ちゃんとそれぞれ「变化してる」って感じで。あの回は成績が悪ければスカイダイビングさせられるというのもあったんで、尚更田中さんの気合が入ってたのもあったとは思うんですけど(実際は結局飛ばされましたが)。ホント神回でした。
ちょっと田中さんの七変化話が長くなってしまいました失礼しました。話をもぐらさんの七変化に戻します。
いくつかネタをピックアップして感想を書きます。
まず「掴みネタ」である1つ目のミスターマリックSMネタ。
うーん、悪くない…悪くないけど、イマイチ爆発性も無かった。マリックさんという元々そういうイメージ無い人がSMで縛られてるっていう設定まではいいですけど、その後の発展性がイマイチグッと来なかった。鳩を出すマジックというと日村さんの七変化で体中から大量に鳩を出すネタを思い出しますが、やはりインパクトとしてはあちらが上かなぁと。松ちゃんにフンを落とす偶然性はあくまで偶然でしかないし。
2つ目の借金ネタ(?)というか遠藤さんイジりネタ。
これはもぐらさんらしいネタですね。コントでよくやるような底辺おっさんみたいなキャラで、借金にも絡んだネタってのももぐらさんらしい。ネタとしては、最近の七変化では大体1つはあるガキメンバーイジりネタですね。今回は珍しく遠藤さんだけの集中砲火でのイジり。まぁウケるネタのテンプレにも乗っていて、安定感ある面白さでした。
3つ目の歌舞伎の見得切りネタはイマイチでした。
4つ目の町工場のネタは失敗しましたね。「ここで笑ってほしいな」って感じの部分が丸わかりすぎて、そこを外してしまってどうにもこうにもならなかったパターンです。ネタというかストーリー自体が少し重い空気感だしてたのも失敗の要因かなぁと。
5つめの餃子外国人ネタはそもそも設定がよくわからん感じでしたね。なんで外国人だったのか。当初そこまで面白くなくて、言い争いしながら二人がはけていったので「あ、これで終わりか残念だなぁ…」って思ってた所で、まさか「実は狸で化かされていた」という奇妙奇天烈な展開は意外性を含め良かったです。
6つ目のラウンドガールネタは現場だと面白いんでしょうね。でも下ネタなんでうーん…。まぁもしかしたら田中さんの七変化好きって言ってたんで田中さんの女装ボディコンネタから軽くインスパイアされてるんかもしれないですね。
7つ目はさすがトリに持ってくるだけあって、今回白眉だったかなぁ…。ガチのお母さん凄いですね。なんか声の感じとかプロの人かと思うぐらいで、しゃべりも敢えて分かってやってんのかってぐらい面白かった。山ちゃんのカツラのくだりとか、ガキのメンバーで好きなメンバー聞かれてダウンタウンより山ちゃんを選ぶのも面白かったし。最後の清春と窪塚洋介のくだりも面白かったし、最後電話切られるのも含めて面白かった。もしかしたら電話でスピーカーモードにしてたので周りがクスクス笑ってるのを察して、それで電話切ったのかもしんないですね。元々笑ったら罰金なんですけどさらに「笑ってはいけない」みたいな音も出せない状況が面白さを加速させたのかもしんないです。
はい。という感じでした。賞金総額は15位タイの4万5千円でした。順位的には悪くないですね。近年で言えば中川家礼二さんとかバイきんぐ小峠さんとかの実力者ももっと低い順位だったので。
まとめと次回
期待してたよりかは個人的にはいかなかったかなぁ…。もう少しガッチリと心掴まれるネタがあってほしかった。あと3~4のネタとかももっといってたら、もっと上の順位行ってましたね。惜しかった。
昔はコンビどっちも挑戦する事が多かったんですけど、近年は個性強い方だけってパターンなので今回もかたまりさんは挑戦しないでしょうね。ちょっとどんな感じになるか見てみたい気もするんですけど。
はい。というわけで次回は山ー1ですね。もはや「山」では無くなって数年経つんですけどね。それは置いといて、今年も一応あるみたいです。まぁ山ー1は若手ネタ見せ企画なので、そこまで企画自体に期待はしてませんが、過去ここから売れた芸人ももたくさん排出してるんで、そういう方面の期待はしたいです。
ではまた次回~
以上。
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