先週の予告で「こんな感じの内容かなぁ」と思ってたのとほぼ相違は無かったです。
企画概要
ダウンタウン40周年と松本人志の誕生日もあり、ガキの使いを象徴すると言ってもいい「対決&罰ゲーム」を振り返り、過去の対決&罰ゲームの過去VTRを見ながら、映画の副音声的な感じで、ガキメンバーが思い出トークをする感じ。シンプルですね。
ただ、先週の段階では、いうて初期の罰ゲーム系はダイジェストで、2000年以降ぐらいのが主なんでしょ?って勝手に思ってたんですけど、まさか2週の前後編で、前編ガッツリ初期の対決&罰ゲームの映像があって予想以上に良い内容だと思いました。
感想
OPトーク、タイトルバックで浜田さんのケツキックのくだりは昔を思い出します。昔のトークでは定番のくだりでした。はがきを持ってくる人もスタッフだったり、セクシーな人だったり、芸能人だったりといろいろありました。しかもケツキックの後の松ちゃんのコメントも流石面白くてこの面白いくだりをタイトルバックでさらっと流すって今回は尺がカツカツなんだろうなぁってなりました。
今回の内容は特にここ5~10年内ぐらいにガキの使いを見始めた人にとってはかなり面白いというか興味深い内容だったんじゃないでしょうか。ただ一部はDVD化されているので、今回で興味が出た人はDVDを見ることをおすすめします。面白いです。
ちなみに私も生でガキの使いを見始めたのは1999年か2000年ぐらいで、しかも必ず毎週見てるって感じじゃ無かったです。ダウンタウン自体は好きでしたけど、深夜帯の番組でしかもまだ当時はコアな内容が多めな事あって、板尾さん企画とかはよく意味も分からない感じで「なんだコレ?」って思ったのを覚えてます。でも鬼ごっこは見て面白いってなって、そして決定的にファンになったのはおそらく次回出る松本人志罰ゲーム廃旅館一泊二日の旅でした。これが当時確か中学生でしたが、もうマジで自分笑い死ぬんじゃないかってレベルで笑いましてね。これで完全にガキの使いの虜になったわけです。その後はおそらくほぼ欠かさずガキの使いを見るようになった感じです。
なんかお前の思い出話はどうでもいいと思ってる人も多いと思うので実際に今回の内容についていくつか話していこうと思います。
まず記念すべき対決&罰ゲームの初回は「1⃣ガララニョロロでズームイン(1990 1」。
番組開始から3ヶ月と経たずにもう対決&罰ゲームが始まったんですね。そういう部分まで意識してませんでしたが、そんな早かったのか。ガララニョロロは夢で逢えたらのコントキャラってのは知ってるんですが、どんなコントかまでは見たことないですねぇ。というか夢で逢えたら自体見たこと無いので。…ビデオとかDVDとかになってたりするのかな?なってるなら見てみたいですけどね。ダウンタウンとウッチャンナンチャンが一緒にコント番組やってたって今考えると奇跡のような神番組ですもんね。
話が脱線しまくりますが、もうこの番組開始当初からガキの使いが面白いのがVTRからでもわかります。電話で浜田さんに松ちゃんがガララニョロロの格好&真剣な面持ちで「俺の生き様見とけよ」のくだりとか凄いですもんね。めっちゃオモロイ。ギャップがエグいもんね。この罰ゲームももしかしたら今は出来ないかもしれません。例えば朝のZIPにコントの扮装で見切れるって…無理な感じする。今だからダウンタウンは大御所ですけど、当時まだ東京では全然知名度無いですから。「誰こいつ!?」「ふざけんな」「非常識だ」ってなって炎上…とかになりそう。
で、数ヶ月後「2⃣SM亀甲縛り新宿アルタで番宣(1990 5)」。
これも今ならアウトかもですね。TVとかなら逆にいけるかもしれませんが、新宿アルタのモニターで亀甲縛りはエグいですよね。でも当時からホント攻めてますよ。うん。
そしてまた3ヶ月程しかないブランクで初めて浜田さん罰ゲームで「3⃣決死のスカイダイビング(1990 7)」。
今では考えられない浜田さんのスカイダイビング。こういうリアクション系の芸はダウンタウンはお二人共苦手なので人生でもあまりしてないはずなので、ある意味超貴重映像でもあると思います。でもダウンタウンさんでもこういう体を張る若い頃ってのがあったってのは感慨深いものもあるし、芸人の若手は見習わないとですよね。
ちなみにこれは後に大友さんの七変化でもパロらててました。
トークでも山ちゃんが「松本さんやさしい」ってくだりがありましたけど、確かにその通り。確かまだ当時ダウンタウンは二人で旅行に行くぐらい仲が良かった(別にその後も仲が特段悪くなったわけでは無いですけど)ので、今のお二人の雰囲気とはちょっと違う印象もあります。
あと田中さんのスカイダイビングやらされたくだりの補足をしますと、元々ココリコで二人共それぞれ七変化をして、スベったらスカイダイビングって事になって、遠藤さんはイマイチな結果でスカイダイビング決定になりましたが、田中さんは当時賞金ランキング1位になって、見事回避…って事になってたはずなんですけど、そのコインのくだりで半ば強制的に結局やることになりました。山ちゃんは当時色々やらしてしまってスカイダイビングって事になったんで関係無くというか自業自得なんですけど。でもスカイダイビング中に坊主にするっちゅう山ちゃん曰く「気が触れた罰ゲーム」ですけど、確かに常軌を逸した罰ゲームですよ。素晴らしいです。ほんと攻めた番組だと思いますね。
「4⃣罰ゲームさんいらっしゃ~い(1990 12)」。
これも今見ると凄いです。当時は相当緊張感あったと思います。昔ダウンタウンは師匠を怒らせた事とかもあったので尚更だと思います。
「5⃣冬の湘南赤褌で寒中水泳(1991 2)」
松本チーム罰ゲーム。松ちゃんが「つっちーおる。土屋さん」と言ってましたが、土屋敏男さんの事ですね。松ちゃんが確か著書で自分が本当に世話になったと思ってる人は3人で大崎さん(現よしもと会長でデビュー当時のダウンタウンをお世話してくれた)、そして菅さん、土屋さんの3人だけだって言ってましたね。土屋さんはガキの使い並びに東京進出のきっかけを作ってくれた人で、まだ東京では無名だったダウンタウンの才能にいち早く気づき、菅さんにダウンタウンという凄いのが大阪におると話した事がガキの使いの発端ともなったそうです。電波少年では「Tプロデューサー」としても有名だった人。なので後に土屋さんの頼みで当時電波少年の「アメリカ人を笑わしにいこう」という企画に松ちゃんは参加しました。余談でした。
「6⃣ハゲヅラでジェットコースター(1991 6)」
これも浜田さんのスカイダイビングと同じで松ちゃんのジェットコースターでリアクション芸は貴重な映像だと思います。
「7⃣カラーバーで早朝TVジャック(1992 1)」
たばこ吸って新聞読んでる画が面白すぎる。カラーバーなにやっとんねん感ね。
「8⃣アシカショーで人気者になろう(1992 6)」
岡本さん出てきましたね。今のよしもとの社長さんです。当時スタッフの一人としてマネージャー岡本怒るシリーズはもちろんのこと、数々の企画に参加してました。ほんと岡本さんは面白いし度胸もあるし…今の人は「あの会見で泣いてた人」みたいな印象しか無いと思いますけど…。とりあえず気になる人は「岡本怒るシリーズ」はDVD化されてますので見てみて下さい。めちゃくちゃ面白いです。
あと山ちゃんはこの段階でもまだTEAM-0なんですね。いつ解散したんでしたっけねぇ…。記憶が曖昧です。
アシカショーの罰ゲームも普通にコントライブとして見れば今考えれば貴重です。面白い。
「9⃣局タイトルの鳩になってクルックー(1993 1)」
罰ゲーム終了後に浜田さんに電話で「もしもし…お前に誘われて吉本入って良かったわ」はホント面白い。いろんな意味でバチコリハマった天才的なコメントだと思います。
と、ここまで前編の主なV。
あと久しぶりにコールドカットの曲(昔のトーク出囃子的な曲)が幕間で流れて懐かしかった。やっぱりしっくりくる。
あとスタッフもまだ菅さんヘイポーさんをはじめ各懐かしい顔が揃い踏みで良いですよねぇ。今も残ってるのは柳岡さんと大友さんぐらいかな?
まとめと次回
ほとんど期待してなかったんですけど、前後編でがっつりやってくれたのは嬉しい誤算。初期の罰ゲームの貴重な映像がてんこ盛りで、こういうのであれば古参の視聴者である自分でも楽しめる内容になってました。
あと改めて時系列で見ると短い期間で対決と罰ゲームを繰り返してたんだなぁって思いました。ハイペースですよね。ほぼワンクールに1回ぐらいでやってるときもあるし。そう思うと濃い内容ですね。また対決&罰ゲームやってほしいですけど、世間的にもガキメンバーの年齢的にも難しいよねってなります。こればかりはしょうがない。でもTANAKERでパイ地獄やってるからああいう感じぐらいの罰ゲームなら全然アリだと思いますけどね。
まだ前編なので、後編はもう私もリアルタイムで見始めた時期になるので、個人的には今回の前半の方が楽しめたかもしれません。でも、ガキメンバーの幕間のトークも楽しいで全然問題ないですけど。
うん次回の後編も楽しみです。
ではまた次回~
以上。
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