先週の続き。
感想
後編最初は
「フランスにエビアン汲みに行く(1993 7)」
これはかなり有名な(?)罰ですよね。当時の放送が1993年なので自分はまだ小学生になって間もないぐらいですが、この罰ゲームはなんか知ってましたからね。なんでかは分かりませんが。なんか他のダウンタウンの番組でこの罰ゲームについての言及があったのか、なんなのか分かりませんが、知ってましたし、「またエビアン汲みに行かされる」みたいな定番ネタとまでは行かないかもしれませんが、かなり知名度の高い罰ゲームなんじゃないかな?という勝手な印象があります。実際は分かりません。私がなんとなくそう感じてるだけかもですが。
とにかく当時はTV番組にお金があったんだなぁと思わせる企画とも言えます。深夜番組でサラッと海外に行く感じが。といっても当時の深夜番組の中でもかなり視聴率は高かったとは思いますが。実際90年代は何度もガキの使いをゴールデン番組にお引越ししようというオファーがあったそうです。でも松ちゃんや菅さんがガキの使いは深夜帯ならではの味がモットーだから、ゴールデンは行かん!と決めて、そういう話は全て断ったそうです。賢明な判断だと思います。実際もしガキがゴールデンに行ってたら全く違う番組になってたでしょうし、そもそももう終わってるでしょう。深夜帯の30分が一番ガキという番組にしっくりくる時間帯と尺なのです。
ちなみに番組自体のゴールデンお引越しの話は無くなりましたが、ゴールデン帯のSPは笑ってはいけない以外にも過去に何度かやってるんですよね。マネージャー岡本怒るの香港SPとか。余談ですが。
このエビアン汲みに行くって罰ゲームの面白さはコント的な面白さがあるんですよね。楽屋での小芝居があって、松ちゃんが弁当食べてて喉に詰まったから水を飲もうとしたら水(エビアン)が無い…。無いからフランスまで行って水汲んで来て~っていう前フリがるからこその面白さというか。海外に行かされる罰ゲームという本質はあっても、ただ遠くまでお使いに行くじゃ面白くないですから。このちょっとした前フリミニコントがあるおかげで、なんでフランスまで水汲みに行かあかんねん!という面白さが生まれるので。しかも持ってきた後の松ちゃんのリアクションも絶妙なオチになっていて、長めのコントとしても見れる事になってるんですよ。そこがガキの使いの巧い所だなぁと思います。
「早朝親子漫才(1994 2)」
ここで秋子登場。この後罰ゲームでよく登場する秋子さん。まぁ秋子さんだけじゃなくて、家族総ぐるみでガキには出演するんですけどね。一方浜田さんの家族は見たことないです。お父さんの名前が憲五郎って名前な事ぐらいしか分かりません。あと妹さんも居るんでしたっけ?それに家族の顔出しとかもしてないんじゃないかな?と思いますけど…どっかでしてたんかな?浜田さんのご両親・妹さんに関してはトークとかでもあまり話してた記憶が無いのであまり分かりません。松ちゃんの家族はそれぞれ両親、お兄ちゃんお姉ちゃん含め色々エピソードトークもしてるし、顔出しもしてるからアレですけど。浜田さんに関してはほとんど知りません。でもちょっと素行が悪いってだけでめちゃくちゃ厳しい全寮制の高校に入れさせるぐらいなので、厳しく真面目な家庭なのかもしれません。
「ニューヨークにシャーペン取りに行く(1995 4)」
93年以降は対決&罰ゲームのペースが1年に一回程と、ペースは初期に比べると減ってきてるのがわかりますね。そりゃそうでしょって感じもします。初期は逆に3ヶ月に1回とかハイペース過ぎな感じしますし。というか初期はまだ番組の内容や企画が固まって無いっていう理由もあるとは思いますが。
で、罰ゲーム自体の基本プロットはエビアンと同じですね。エビアンが好評だったからもう一回みたいな感じでしょう。
で、当時ダウンタウンは何故か坂本龍一さんと交流が深かったんですよね。最初ガキのトークの観覧かなんかに来てたんでしたっけ?記憶が曖昧で申し訳ないんですけど、それでガキの使いのトークの時に坂本龍一に曲作ってもらってアメリカでデビューしようぜ!名前は芸者ガールズで!と、適当にトークで笑い話をしていたら、それを本人に一応連絡してみたらOKが出て、実際に「GEISHA GIRLS」として全米デビューした…みたいな経緯があって、色々と仲が良かった事もあって、この罰ゲームもあった…という感じですね。
それにしてもニューヨークまで2往復は凄い。
「オカンとロスでタイタニック撮影(1998 8)」
前回の罰ゲームから3年程期間が空いたんですね。結構だな。
でもこの罰ゲームは面白いんですよね。今回の尺はほとんど無かったですけど、浜田さんと秋子さんのロスでお買い物したり、なんやするくだりとかもあって、そこもかなり面白いんですよね。「浜ちゃんLAやでLA!」とかめっちゃシュールで面白かった。もちろん、タイタニックのくだりも面白いですし。
「浜田雅功24時間営業中(1999 4)」
これも罰ゲーム面白いんですよね。後に水曜どうでしょうでもほぼほぼパクったような内容の企画やってましたし、与えた影響みたいなものとかインパクトも強かったんじゃないでしょうか。ちなみに水曜どうでしょうではカレンダー撮影企画もしてますが、それもガキの使いのカレンダー撮影企画のパクリインスパイアされた企画だと思います。どうでしょうは影響された番組で「ウンナンの気分は上々」を度々上げてますが、ガキの影響も少なからずあるんじゃなかろうかって勝手に思ってますけどね。「どんっ!」っていう太鼓の音の効果音とかの使い方とかも。余談でした。
「24時間耐久鬼ごっこ(2000 3)」
このぐらいから私もリアルタイムで見始めた頃ですね。これは全編DVDにもなってるので、特に補足解説のような事をする必要も無いと思いますが、あるとすれば、この罰ゲームには元ネタというか、レギュラー回の鬼ごっこ企画が元になってて、雨上がりさんにリットンさんも参加してて、まぁ基本は同じなんですけど、全身黒タイツに追っかけられて捕まったら、その書かれている罰ゲームをその場で受けるという企画だったんですよ。それが元になってそれを24時間にしたのがこの罰ゲームですね。
まぁホントキツかったらしくて、今回のトークでも「芸人人生で一番キツかった」と言ってますが、度々この罰ゲームは引き合いに出されて「キツかった」「若かったからギリギリ出来た」など言ってましたね。笑ってはいけないでの「捕まってはいけない」の元ネタでもありますね。もし見たこと無い方がいれば、めちゃくちゃ面白いんでぜひDVD等レンタルとかして見てほしいですね。
この企画の感想書こうと思ったら記事1つになるので、細かい感想などはすべて割愛しますが、とにかく面白いです。ガキの使いは2000~2010年ぐらいが一番の円熟期という感じがするんで、その最高に面白い時期の神企画なので面白くないわけがないのですが。
ちなみにこの罰ゲームを決める時の100M走対決も凄い面白かったですね。ほんと予想以上に接戦で見応えあったし、ヘイポーさんとか藤原さんとかも面白かったなぁ…。
「一人ぼっちの廃旅館一泊二日の旅(2001 8)」
これは先週も書きましたし、ちょこちょこ書いてますが、私はこの企画を見て、ガキの使いに完全にハマったんですよ。そのきっかけになった企画です。当時中学生だったので、お笑い偏差値の低い中学生の自分でも見ててシンプルに面白いと感じたんですよ。しゃべりとかコント的な面白さじゃない、ドキュメントの生の「怖がり」だけなんですけど、人が怖がってるのって、こんなオモロイのかってなった記憶があります。特に今回はそのシーン無かったんですけど、浜田さんがクローゼットみたいな所から出て驚かせるシーンで松ちゃんが足をバタバタさせてビビるシーンがあるんですけど、そこのシーンでもう当時死ぬんじゃないかってぐらい笑いましたね。夜中に。またそこでマンボNo.5に合わせて、繰り返し編集が入るのがまた面白くてね。もうバッチリでしたね。
まぁこの企画も面白いシーンとかを挙げていったらキリがないので…お兄ちゃんの電話シーンとか、今夜が山田のシーンとかブーブークッションのくだりとかめちゃくちゃ面白いんですよね…。まぁ見てない方はぜひDVDで見てみて下さい。めちゃくちゃ面白いです。
松ちゃんの当時の年齢が今の私とほぼ同じぐらいなので、感慨深いものがあります。
「早朝松本レンジャイショー(2002 8)」
これも今回は全く全カットですが、このショーの本番前の松本家族全員集合して、色々話すくだりもめちゃくちゃ面白いんですよね。そこ含めてあのおとんの感じとか含めて面白いんですよ。これも松ちゃんのマジ家族全員集合という貴重な映像ですよね。
「ノーリアクションパイ地獄(2002 11)」
今回久しぶりにこの罰見てて思ったんですけど、松ちゃんの心の声というか天の声的なものは多分作家の倉本美津留さんですよね(違ってたらごめんなさい)。DTDXのトスポくんとか一人ごっつとかはじめ、ダウンタウン関連の作家はもちろん声の出演も多い作家さん。でもガキの使いではそんなに関わって居ないイメージなので、ちょっと珍しい感じがします。
ちなみに倉本美津留さんというと、私個人が絶対に思い出すので「憎っくき駅前」なんですよね…。松ごっつの面雀をプライベートでやってて…。あ、面雀っていうのはランダムな2つの単語を組み合わせて、面白い熟語を作るっていうシンプルな大喜利テイストのあるゲームなんですけど、それで、松ちゃんやあと板尾さんとかだったけな…キム兄だったかもしれないし、ジュニアさんだったかもしれないけど、とにかく松ちゃん含め何人かでやってて、その日優勝したのが倉本さんの出した「憎っくき・駅前」だったていう話がめちゃくちゃ好きで。たしか放送室で話してたんですけど、ただの駅前になんの恨みがあんねんみたいな話がめちゃくちゃ好きでね。この「憎っくき駅前」というワードは未だに、このワードより面白いワードはパッと思いつかないぐらい好きな面白ワードです。「黒ボンジュール」も好きですけどね。
話を戻しますが、これは最近の企画「TANAKER」のパイのくだりの元ネタ的な企画ですね。でもこれもめちゃくちゃお金か掛かってるなぁって感じる企画です。今じゃここまで大規模なものは無理かもですね。
「極寒の地ウラジオストクへ(2003 12)」
これも今回ほぼカットされてますが、終始芸が細かくて、凝ってましたね。コント性が強いというか。ホテルの全部裏向いてるもそうですけど、色々とガキの使いの「芸が細かいなぁ」が詰まってて、当時のガキの使いが勢いが凄かった証拠の一つかなと思います。
ウラジミール君が裏拳する所だけでも放送してほしかった。
「絶対に笑ってはいけない温泉宿(2003 7)」
記念すべき笑ってはいけないの元祖。もう元祖から神ががってます。これも当時私見た時ホント笑い転げてヤバかった覚えがあります。企画の元になってる要素は七変化なんですよね。「笑ってはいけない」という要素は。でもこの「笑ってはいけない」という縛りはお笑いというカテゴリにおいての画期的な大発明だと思います。
「絶対に笑ってはいけない温泉宿in湯河原(2004 12)」
たしかこのSPからは9時始まりだったかのSP枠での放送だったんですよね。これも前回の笑ってはいけないに拍車を掛けて面白かった。この時期というか24時間鬼ごっこ以降の罰ゲームは全部神ががってた。
「絶対に笑ってはいけない高校(2005 10)」
もう言わずもがなって感じですね。現在の笑ってはいけないの職業的なテーマ要素性はここで固まった感じがします。
「絶対に笑ってはいけない警察(2006 12)」
ここから大晦日。まだ全員参加ではない、対決をしてた最後の「対決&罰ゲーム」のカテゴリですね。この「対決&罰ゲーム」故の面白さってののもありましたね。この罰ゲームがキツイのはもう経験済みなので、それだけ対決もガチでヒリつくので、対決自体も面白かった。
…はい。という感じでしたね。
まとめと次回
前後編見て、初期の対決&罰ゲームから、かなりしっかりと振り返る感じは想像以上に良かったです。
しかも最後に対決&罰ゲームの復活は嬉しい報告です。ただもちろん笑ってはいけないは出来ないはずなので(どちらにせよアレはもう別枠なので)、対決はいいとして、罰ゲームはどんな内容なのか気になります。どちらにせよ楽しみです。今までの罰ゲームに関連したなにかなのか、全く関係のない完全な新規のバツなのか…。
で、次回はガキではなくて、ガキの関連番組的な感じなのか分かりませんが、D-1というネタ見せ番組があるそうです。次回はその感想を上げるかもしれないですし、上げないかもしれない。
というかメンバーに方正&たむけんってあったんですけど、たむけんさんってもう芸人引退したんじゃ無かったですっけ?アレ?どうだっけ…。まぁいいか。
まぁどちらにせよ、方正ココリコと出演するのでガキの使いSPみたいな感じで考えればいいのかな?と思います。メンバーも若手から即席ユニットからベテランまでエトセトラ感あるので、結構楽しみですし、今田さんがMCってのも楽しみです。
ではまた次回~
以上
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