10月 13

前置き

当たり前ですけど、KOC2024を見たことを前提に書いてる記事ですので、ネタ自体がどんなネタだったかとかまでは詳しく書いてないので、未見の方は先に動画配信サービス等で見る等してくださいね。まぁ99.9%見た人が記事読んでるとは思いますが。あと個人的な感想なので悪しからず。

放送後には「審査員の好み」がトレンド入りしてたらしいですけど、まぁそりゃそうですよ。特に今回は明らかに抜けた組、ネタが無くて、団子状態だったので、そりゃ荒れますよね。しょうがないです。

しかも今年は松本人志が居なかったわけです。別に私は松ちゃんが居たからとか居なかったからと言って、審査だけで言えば大きく結果が変わったとは思えませんが、それでもやはり結果がギリギリな事に託つけて「松本が居なくて荒れた」とか、逆に「松本が居なくても問題無かった」とか色々出たみたいですね。まぁそれはしょうがない。でもやっぱりピリッと感というか、審査員にも一人大黒柱的な人が居ないと締まらないなぁとは流石の私も少し感じましたけどね。さまぁ~ずのお二人か内村さんが参加してくれれば…とは思いましたが、無理なもんは無理だしもしもの話は意味を為さないですね。あと松ちゃんってM-1の時もそうですけど、審査コメントをしっかりしつつも小ボケを挟むのが秀逸で、他の審査員はそういうコメントしてる人が居ないので少し硬い印象になっちゃいますよね。お笑いの大会なので、やっぱり硬すぎる真面目すぎる審査員コメントより、少し砕けた雰囲気にした方が私は合ってるとは感じましたけどね。M-1も多分同じような事になるでしょうね。

今年から参加したシソンヌじろうさんは、上記の人を除けばほぼ最良の人選でしょう。評価される側も納得な人選なはず。現役ですし。審査自体も堅実な評価だったと思います。審査員コメントもボケたりせず、真面目なコメントがほとんどでしたね。浜田さんにイジられて戸惑いながらもコメントしてるのが印象的でした。

浜田さんはOPとかで松ちゃん不在に関しての何かイジりがあるかと思いますが、完全なスルーでしたね。まぁ大会側か吉本側から止められてたんかもですけど。あと浜田さんがその分気合入ってたのか悪ノリというか、浜田さんボケがいつもより多めでしたね。その辺は相方の分も頑張ろうという気合分だったのかもしれません。

それで先に結果というか全体的な事で言えば、近年のキングオブコントのクオリティとしては少し落ちた平均レベルだった印象です。逆にここ2~3年のレベルがエグ過ぎた感あるので、今年も十分レベル高かったのにそれでも少し落ちた印象になるぐらいここ2~3年のレベルが凄かっただけだと思いますが。

それ故に点数が1点差というのが今回めっちゃ多くて、正直1点ってその時の気分で変わるぐらいの誤差ですよ。また1週間後に全く同じメンバーとネタと審査員でKOCやっても逆転してるレベル。それでファイナル残れないとか優勝決まるとかですから、そりゃ荒れるっていう。

こういう事があると必ず一般人評価、会場票とかネット投票とかの採点も加えるべきと主張する人が居るんですけど、それは無理なんですよ。なぜかと言うとバイアスが掛かった評価する人が多くなるから。つまり、そのネタ自体の評価ではなく、「このコンビが好きだから票を入れる」という人間や「このコンビに勝たせたくないから逆に入れる」というような人達がたくさん出てしまうんですよ。認知度や参加芸人の人気度合いが票に関わってきてしまうので。もちろん中には関係なく色眼鏡なく評価する人も居るでしょうけど、それを選別するのは不可能。なので例えばアイドル的な人気のある組が居ればそれだけで票が集まる可能性があるし、逆に芸人としての人気や好感度が低い組がネタは面白いのに票数は低いという事になってしまう。なので審査員評価で決めるしかないんですよ。

あ、、前置きが長くなってしまった。ネタの感想に移りましょう。

ネタ感想

ロングコートダディ

もうM-1にキングオブコントと両刀で結果を出しまくってるロングコートダディ。ほんと凄いとしか言いようがない。で、花屋コント。いいですね。ボケが会社員であったり、花屋店員であったりして、大きいツッコミも無いのにしっかりと面白い。高度だと思いました。人間臭さをしっかりだしつつ、頭のおかしい言動の男がヤバすぎず、普通でもなく、でも現実的なカスハラとも違う絶妙なクレーマー感と、それにしっかりと花屋で下手ながら、花言葉で遠回しにツッコむ感じは素晴らしかった。派手じゃなく、動きで笑わせるわけでもなく、コントらしいコントという感じで好感が持てました。小峠さんも言ってましたけど、セット無いってある意味凄いなと。コントのお手本って感じがしましたね。

ダンビラムーチョ

ロングコートダディと違い、しっかりとボケツッコミが分かれてるタイプ。にゃんこスターのネタのように、ボケ側だけひたすらボケ続けて、片方がその状況に対してツッコミ続ける感じのコント。おっさんのキャラ良かったですね。人間臭さもあって。途中から2人が絡み始めるけど、その展開が良かったのかどうなのか…。まぁ全然悪く無いんですけど、トップバッターが良かった故にやっぱちょい下がって見えたかな。でもダンビラムーチョのボケの方は平場でも強そうなので、コットンと同じく賞レース関係無く売れそうですけどね。

シティホテル3号室

通販番組コント。通販番組設定のコント自体は超定番。最初「あーなるほどこういうコントかぁ…」って感じだと思ったら意外な裏切り展開で、ボケの人だと思ってたら実は「ボケをやらされてた」的な展開で良かった…んだけど、それ以外の細かい部分の会話とかのクオリティが若干足りないかなって感じました。もう少し間間の本筋と関係無い小ボケみたいな部分とかもあったらなぁと。ただ今の主流の動きの派手さも途中挟んでたりと芸も細かいとは思いました。

や団

いやー私や団めっちゃ好きなんですよ。今回の推しの1組でもあります。内容もや団らしいTHEや団って感じの内容でした。前KOCでも披露した人殺して埋めるコントを想起させるような若干狂気じみたキャラとさらに違うベクトルの狂気な男とそれに対するまともな男という構図はや団の鉄板構成ですね。勢いとか緩急も素晴らしい。唯一気になったのは最初の笑いまでちょい時間かかったところかな。でもその分その後の展開が激しかったんで全然良いんですけど。ただ若干下ネタ要素が好き嫌い分かれるかもしれない。私はこのネタに関しては全然気にならなかったですけど。

コットン

コットンはもうしっかりブレイクしたし、実力はもう誰もが分かってるんでそんな賞レースで活躍しなくても…とは個人的には思いますが、やっぱり優勝したいという気持ちは強いのでしょう。内容も良かったですね。ただこのコントも最初の前振りが長いのが少し気になりました。2人の掛け合いが無いまま、最初結構な時間人形劇のくだりが続くのが…。うーん。展開もまぁ想像を越えなかったかな。多分キョンさん演じるじいさんが其の内我慢出来ず介入しちゃうんだろうなぁってのも想像出来ちゃいましたよね。人形劇の内容自体もテンプレな内容でしたしね。

ニッポンの社長

キングオブコントにおける笑い飯のような存在になりつつある。まぁ安定感は間違い無いですよね。それでも毎回全然ベクトルの違うネタを持ってくるのでそれで毎回面白いんで毎回すげぇなって関心しまくります。野球ネタは以前のバッティングセンターのネタを思い出しますが、アプローチは全く違う内容でしたね。ドリフとかトムとジェリーのようなどちらかというと昭和感というか昔から変わらず面白いビジュアルでの面白さが全面に出たネタでした。ただバットのパターンが分かってからの展開が少し弱かったかな…。一昔前前のキングオブコントなら十分なんだけど、今のクオリティの高い内容ばかりの中ではもう1爆発欲しかったかな。意外性とか。ストーリー性とか。

ファイヤーサンダー

私前回のファイヤーサンダーのネタもしっくり来なかったんだけど、審査員の評価は高かったんすよね。うーん私の感覚が変なのかも。今回もそんなグッと来なかったんですよ。なんでか分からないですけど。展開からパターン、そこからの意外性のある裏切り展開も良かった…んだけど、なんか私はそんな面白いって感じにはならなかったです。生理的なアレなんかな。なんかしっくり来ない。

cacao

何故か今回多い野球を絡めたネタ。あのパターンは安定感ある面白さでした。練習も凄い必要なネタで、すること自体のハードルも高そうなネタでした。でも逆にほぼそのパターンの面白さのみなんですよね。あと意外性のある展開とかストーリー性とかが欲しかったかな…。というかキャラたちの人間性とか関係性とか人間らしさもあまり伝わらなかったかな。途中でボールとキャッチのパターンだけじゃなくて、全然違うアイテムでのあのパターンを見せるとかいくらでも変化も加えられたと思うで、少し勿体ないなぁというネタでもありました。

隣人

私は好き派ですけど、展開が普通過ぎたかな…。秋山さんがパソコンの文字打ちのくだりを「もっと最後無茶苦茶にして欲しかった」と言ってましたが同意見です。設定と導入、文字打ちパターンまではそれなりに良いとは思いますが、そのポテンシャルを7割位しか活かしきれて無かったかな…。去年のネタの続きネタ的な事なんですよね?なんか別の人間と猿なのか、同一の人間と猿なのか微妙にどっちなのか分かりませんでした。多分別なんですよね。よく分かりませんが。去年の舞台設定が斬新すぎるというかぶっとんでたんで、今回の民家の中に猿とじいさんという構図はまだ前回に比べれば分かりやすいというか、状況として受け入れやすい導入だったとは思います。ただそれが良いのか悪いのかは個人によって好みが分かれるかな。前回の方が斬新で好きという人もいれば今回の方が分かりやすく見やすいという人も居るでしょうし。難しい所ですね。

ラブレターズ

古株。常連。私はバイアスもあるかもですけで、1点差で負けたや団のネタのほうが好きだったな…。いやまぁ好みってありますからね。よくある導入と設定ですけど、その謎などんぐりがキーアイテムで展開するのは意外性ありました。そのしょうもない(?)ような事にドラマティックに大げさに両親がリアクションするというラブレターズの作風というか「っぽさ」が出てたネタだと思いました。ですがこのネタとや団のネタだったらや団の方が上だと思いますけどねぇ…これは完全な好みですが。

ファイナル

ファイナルは1位通過ファイヤーサンダー、2位同率でロングコートダディ、ラブレターズ。

ラブレターズ

私は…あまり好きじゃなかったです。設定もカタコト外国人とはいえ、男女の会話劇という定番で、そこまで意外性もないし、ストーリーとかもあって無いような感じだし、キャラ性もそんな人間臭さみたいなものはあまり感じなかったし、なんでそんな評価高いんかなぁって思いました。正直コント中笑いどころがあまり無かったです。私は。カオスな感じがウケたんですかね。私はカタコト外人のキャラもサイコパス女性もどちらのキャラもそんな好きになれませんでしたね。1つ目のネタの方がクオリティは上かなぁと。

ロングコートダディ

私は断然ロングコートダディ派です。笑いました。1つ目のネタに比べると若干落ちるかもしれませんが、しっかりと笑いのセオリーを押さえてて、凄く好きでした。チョコプラのデスゲームコントを少し想起しました。ですがやはりチョコプラのネタと比べるとどうしても一段二段落ちるかなと。それでもファイナル3ネタの中では1番好きでした。飯塚さんも言ってましたが、確かに最後兎さんが壁から出てくる位の展開あっても良かったんじゃないかな…。それこそチョコプラのネタと展開が被る感じになっちゃいそうですけど。

ファイヤーサンダー

何故か多い野球ネタ。暗転を多用するネタは難しいんですよね。そこで一瞬笑いのグラフが下がっちゃうんで。で、展開も何となく読めちゃいましたね。あーこの不良が良いやつで野球に参加する流れなんかなって。悪くないけど普通感のあるネタだったかな…。コントで不良って出てくると、もう実は良い人とか実は小心者とかの典型的な前振りの暗号みたいなもんですし。

まとめ

という感じでした。今回ほんと上が点数団子だっただけあって、みんな少しモヤモヤが残ってしまったんじゃないでしょうか。たぶん見てる人それぞれが「〇〇の方が上だった」があるんじゃないかと。あと審査員の中では飯塚さんだけが結構自分の好みをストレートに反映させてた感じがしましたね。飯塚さんは現役でコントを作ってるだけあって、しかも舞台でするという事も想定して評価してる感じで、ネタ自体の面白さだけじゃなくて、「現実的な舞台で実際に演じる場合の事」も評価に入れてる感じというかね。飯塚さんはTVコントよりも舞台コントに重きを置いてる感じしますしね。多分ですけど。それに対してどう感じるかでも人それぞれ好みが分かれるかなと。評価の仕方自体も堅実な評価が良いという人もいれば飯塚さんのような自分の個人的な好みをはっきりと出す方が良い派とどっちもいるでしょうね。

みなさんは今回のKOCについてどう感じましたかね。コメントお待ちしております。多分みんなモヤモヤ感が残ったでしょうからね。でも結局「好みの違いだよ」で終わりそうでもあるんですよね。難しい所ですね。正解はないという。

ではまた次はM-1ですかね。

以上。

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10月 26

2020年10月24日にフジテレビ系列の『土曜プレミアム』枠で放送されたお笑いバラエティ番組「まっちゃんねる」の感想です。

概要

wikiからの引用

YouTubeなどでお笑い芸人・タレントたちが自由に面白いことをやり始めている中、 日本のお笑い界をけん引し常に笑いを追求してきたダウンタウン・松本人志がテレビのお笑いの可能性を提案するべく、様々な実験的企画を行なっていく

松本家の休日の中で「松本人志がyoutubeをもし初めたら年間売上はほぼ芸能界屈指でうん十億は確実」という専門家の話のくだりがありましたが、youtoubeではなく、あくまでTVで松ちゃんが普通ではなかなか出来ないけどやってみたい…的な実験的な企画をする番組…って感じですかね。流れ的には松ちゃんのソロライブ、ひとりごっつ、働くおっさん人形、などの系列というか、簡単にいうと「ダウンタウン」ではなく、「松本人志」としてやってみたい企画をやってみる…。という感じのSP番組というところでしょうか。今はビッグコンテンツになった「すべらない話」も元々ラジオで話していたような「やってみたいなぁ」的な企画を実現した番組だったんで、ある意味でそういう「やってみたい」を「やってみよう」…的な感じですかね。

番組の企画は主に3つで、

・コーデ寄席
・女子メンタル
・大喜利警察

の3つ。

その中でのコンテンツ全体での重さの比率は
・コーデ寄席10%
・女子メンタル70%
・大喜利警察20%

ぐらいな感じだと思います。

感想

まずコーデ寄席はガチでシュールというか、正直私でもシュール過ぎて難しかったですね。芸人さんがプロの人にコーデしてもらった服を着て、ファッション紹介風な演出をしつつ、漫才を披露する…的な企画。ちなみにミルクボーイ、ナイツ、中川家の3組がコーデ漫才を披露。

なんかその…おしゃれなファッション紹介V的なものと、漫才・寄席という全く相反するレベルのものを合体させたらおもしろいんじゃないか?的な感じなんだと思います。たしかにそういう不可思議さとか「なんじゃこれ…」「なに見せられてるんだ…」的な面白さはあるんですけど…。まさに実験的な企画だったと思います。「混ぜるな危険を混ぜると面白い」の法則ですよね。でも個人的には少しシュールにより過ぎたかなという印象でした。

次に大喜利警察ですが、アカン警察とかめちゃイケの警察24時企画とか、そういう雰囲気で警察署員として、ジュニアさん、ケンコバさんのにけつッコンビと、あともうひとり誰か女の人(私は知らん)、そして署長松本というテイで、普段滑り知らずの人気芸人(井上は微妙なところですが)に対して、いきなりドッキリで大喜利をなげかけて、面白い回答が出るのか?みたいな企画ですね。

これはもう安定感ある企画だと思います。老若男女面白いと感じるようなOP企画してしっかりと視聴者の心を掴むいい企画だと思います。

出演の芸人さんも大物揃いで、大輔さん、ノンスタ井上 ハライチ澤部さん、陣内さん、フット後藤さんが出演。

みなさんドライブ企画と言われて登場し、いきなり警察に扮した4人が呼び止めて、大喜利を投げかける。

でも今回の出演した芸人さんはほんと実力派がほとんどで、滑り知らずな方々ですが、IPPONグランプリなどには出演経験はもちろんなく、というか普段から「大喜利は苦手」と言ってる人もいます。そういう人に敢えて大喜利させる企画というわけですね。

かなり面白かったです。中でもハライチ澤部さんとか流石器用ですね。本家もいけるんじゃないかって感じで安定感ある答え出していました。普通で言えば相方の岩井さんの方が大喜利は得意そうですが…。どうなんでしょうね。

逆に意外だったのは陣内さんですかね。あれだけ滑り知らずな陣内さんですが、ホント大喜利苦手なのか、かなり戸惑った感じで上手いことは全然出来てませんでしたね。後藤さんも結構そうかな。

やっぱり大喜利も修行というか場数とか、発想脳というか、いつものお笑いのMCやひな壇でのガヤやつっこみとかと全然違うスキルなんでしょうね。ツッコミの人でも大喜利上手い人は全然いるんですけど、大喜利も有る種独特なお笑い技術なんで瞬発力も必要ですし、やはり上手な人下手な人といるのは当然ですね。でも敢えてそういう普段大喜利と全く疎遠の人気芸人に大喜利させるという内容はまさに番組の趣旨である「実験的」であり、「松本人志がやりたかった事」に合致する内容ではないでしょうか。それに普通に面白さ的にも面白かったですし。

そして今回のメインコンテンツといっていい女子メンタル。

これはまず「地上波でやるのかい」って驚きがまずありましたね。そもそも元企画の「ドキュメンタル」がアマゾンプレミアムの映像コンテンツなんで、普通であればそのままアマゾンプレミアムで配信するはずなんですけど、地上波でやるっていうね。

私はアマゾンプレミアム会員でドキュメンタルも見てるんですけど、なんだかんだでドキュメンタルを見ていない・知らない層…が大多数だと思うんで、その層がいきなり番外編を見る…みたいな感じは大丈夫かな?という感じはします。さらにドキュメンタル自体が「実験的企画」なのにその実験的企画をさらに実験するという実験の重ねがけみたいな感じがすごいですね。

私もそもそも「ドキュメンタル」の感想を書いていないのにいきなり「女子メンタル」の感想を書くってのも変な話ではあるかもですが…。ホントはドキュメンタルという企画そのものについて、如何にすごい斬新ですごい企画かってのとか、見た感想とか色々書いてからが良いんでしょうけど…まぁしょうがない。今回は一応「まっちゃんねる」の感想ですんでね。

で、まず概要としてドキュメンタルのシステムまでは説明しませんが(知らない方はググって下せい)、「ドキュメンタルの女子タレント版」という事で正直不安しかなかったです。「女芸人」でもなくあくまで「女子タレント」ですからね。絶対クオリティ低いだろって思ってました。

ところが蓋を開ければ

めっちゃくちゃ面白かった。

やるな女子タレント……ってなりました。女子タレントのチョイスも良かったと思います。参加者は

朝日奈央
金田明子
浜口京子
ファーストサマーウイカ
松野明美
峯岸みなみ(AKB48)
ゆきぽよ(木村有希)

バラエティ女王の朝日奈央さんをはじめ、ファーストサマーウイカさん、ゆきぽよさんのようなバラエティでお馴染みかつ「お笑い」を分かっている顔触れも揃うなか、金田明子さん、浜口京子さん、松野明美さんの3人のようなトリッキー枠もいます。正直自分の中で峯岸みなみさんだけ謎でした。正直私はあの「丸坊主事件の人」ぐらいの印象であとはバラエティとかで少しひな壇に稀にいるかな?ぐらいであまり、パーソナリティというか人となりを全然知らない人だったんで…。でも正直ビックリしました。あんなポテンシャルを秘めているとは…。

ほんと誰がこのメンバーを選定したのかわかりませんが上手いチョイスだったなぁと思いますね。バランスが絶妙でした。

金田さんが予想通りというか暴走気味にモノマネや声ネタで荒れ狂う中で、浜口京子さんの天然さみたいな部分とか予想もつかないボケなどをかます中で、安定感のあるしっかりとした「お笑い」を披露するサマーウイカさんとかゆきぽよ朝日奈央、そして峯岸みなみさんの対応力…驚きました。

全部語ると長くなるので出来るだけかいつまんで面白かった点を挙げると、まず、浜口京子さんのひょっこりはん的な顔芸は面白かった。ガキの「にらめっこ大相撲」や「顔面ルーレット1变化」「天井裏から1变化」を思い出す感じで、浜口京子さんこういう事もできるんだって感じでした。だけど浜口京子さんはドキュメンタルでいうと、ジミーちゃん枠というか、攻撃力もあるんですけど、基本が笑い上戸タイプなんで防御も甘いんが少しむずかしいところでしたね。でもいい味だしてました。

金田明子さんはいい感じに場を荒れさしてくれてこれはこれで良かった。その分空回りとか滑ってるのもその分多いんですけど「下手な弾も数撃ちゃ当たる」法則という感じ悪くないと思いますし、特にあのタメてタメての…長い長い顔芸は見事。面白かったです。

ファーストサマーウイカのはたけさん写真ネタは普通に見事。アレは七変化でも全員OUTに出来るポテンシャルのネタ。でも逆に「笑いをしっかり理解出来る人」程刺さるネタですが、トッリキー枠の人中心には刺さらなかったかもですね。でも凄く良かった。

そして関連して、ゆきぽよの峯岸の丸坊主写真を映し出すくだりも見事。あのメンバーという事で瞬発であれを出せるのは素晴らしい。しかもさらに素晴らしいのはそれに呼応して本人が、そのネタに自虐的に乗っかったのがさらに素晴らしい。

朝日奈央さんは意外に序盤中盤とそこまで活躍無かったですけど、最終盤のあのマスクからの怒涛の追い込みは流石。個人的にはゴッドタンで鍛えたようなアグレッシブなネタをもっとバンバン出していたら優勝の可能性もあったかなと思います。少し序盤様子見してた感があるのが少しもったいなかったかも。

松野明美さんはジュディ・オングの魅せられてのくだり、ガキの「熱唱アカペラ歌合戦」でも同曲を披露してるんですけど、あの時みたいにサビを「ウビソビドビ~~エ~ンジャ~~」なら面白かったのに…。惜しい。

そして、なんといっても今回女子メンタル全編通しての白眉はゆきぽよのせんとくんコスでの真顔パラパラと、それに乗っかるガチャピン峯岸みなみのくだりですね。ほんとね……大爆笑しました。まさかここまで自分が笑うとは思ってなかったですよ。というのも絶対あれ完全に偶然の産物なんですよ。せんとくんコスもパラパラも、ガチャピンコスやダンスも、それぞれすごい単体でも十分面白いんですけど、でもそこまでは事前にそれぞれが武器として用意してきたネタじゃないですか。そこになぜかその2つのネタが偶然タイミングよく合わさった事によって謎の神コラボダンスみたいな感じになったのはホントすごいなと。そういう奇跡を目の当たりにしたというか、意図してない偶発的な笑いのちからはすごいなと思いました。

なんといってもここですごいのはゆきぽよのダンスを見て、それに乗っかってダンスし始めた峯岸さんが素晴らしいんですよ。ほんとお見事。しかもそのダンスのクオリティがさすがアイドルでダンスもしてたせいか、見様見真似のダンスなのに上手いんですよね。せんとくんとガチャピンという謎の二人が、パラパラしはじめるというカオスな空間で笑わなかった他メンバーはすごいですね。私は絶対ダメだな。「嘘でしょ…」っていう。ホント松ちゃんの言葉を借りれば「明日死ぬとしても笑う」ですよあんなん。いやー素晴らしかった。

そのあたりの事が評価されて、峯岸さんが優勝。これも文句なしかな。もちろん最後の残ったメンバーはみな素晴らしかったんだけど、峯岸さんのネタそのものをもちろんかなり良かったですが、それ以上に状況への対応力とかが素晴らしく、最後も朝日さんの猛攻撃に耐えたのもすごい。文句なしで優勝だと思います。

正直自分の中で今回のメンバーである意味一番読めないという人というか、そういう人だったひとがここまで素晴らしいとは…、自分の中で峯岸さんのイメージメチャクチャ上がりました。普段どうなのかわかりませんが、ある程度面白さのポテンシャルがないとあんな事出来ないので、ちゃんとそういう人なんですね。すごいです。

まとめ

というわけで「まっちゃんねる」の感想でした。みなさんはまっちゃんねる見ましたか?どういう感想を持ちましたか?私は満足以上の内容だった思います。というか女子メンタルが予想の斜め上行く面白さで意外でした。本家とはまたちょっと違う面白さもあって良かったです。いやあそこまでのクオリティになるとは夢にも思わなかったです。正直女子メンタルは第二回も見たいですね。

でも逆に言えば大前提ですが元々のドキュメンタルの企画そのもののポテンシャルも高いのが改めてわかりました。

まっちゃんねるは特別番組ですが、こういう松ちゃんの実験的な試みをする番組はまた不定期でやってほしいですね。今回よくわかりませんが好評だったなら次回もあるんじゃないでしょうかね。というかあってほしい。

というわけでまっちゃんねるの感想でした~。

なんか書き忘れてる事もある気がしますが…。

以上。

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5月 24


photo credit: ~suchitra~ via photo pin cc

日々笑う事を心掛ける

私は笑う事をしないとホントに精神がどうにかなってしまうと思う。

人間誰しも、「好きな事」とか、自分の心に与える栄養ってそれぞれ違うとは思うんだけど、例えば、ショッピングやお金を使うことかもしれないし、好きな人といっしょにいることかもしれないし、映画や読書かもしれないし、人それぞれだとは思うんですけどね。

ジャンルに偏ってはいるかもしれないが、私にとっての心の栄養とは、「笑う事」なんです。

なので普段の生活を送る上でもはや必須といえるし、すごく重要。

その最有力候補はお笑い番組。特に好きな番組で言えばガキ使、水曜どうでしょう、怒り新党など。

私は日々365日中のほとんどをほんのすこしであっても、そういうお笑い系番組を見る。過去に何度見ててもおもしろいという番組もあるので、何度も見る。

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