5月 12



Flashについて。
今日はちょっと自分なりの考えを記事にしたいと思います。

Flash..みなさんご存知ですよね。Adobeが開発したWeb上で動画やインタラクティブなコンテンツを扱えるファイルタイプ。

AdobeFlashというソフトで制作し、swfという形式に書き出して、Web上に置くことによってWeb上に動きはもちろんアクションや自由なレイアウトを可能にするものだ。

Flashは登場以後、爆発的にhtmlに組み込まれていった。フルFlashサイトなるFlashのみで構成されたサイトも数多く存在している。

ある意味で見た目上のみで言えばFlashは完璧のように思える。

だが現実は違う。”見た目”や””遊び”の要素以外はデメリットだらけで使えたもんじゃない。

Webサイトの動きを不安定にしたり、遅くしたり、htmlをすかすかにしたり、ユーザーにプラグインを入れろと催促したり、度重なるアップデートがあったり、数え上げたらキリがない。

実はFlashというのは習得もけっこう大変でソフトの値段も高いですし、専用のスクリプト、プログラムも覚えなくてはならないのです。

それを開発したのはAdobeという会社。私もこの会社の恩恵を多分に受けています..が。

Flashのみでいえばどうか…ちょっと同意できない。

一方でApple。こちらも私は多分に恩恵を受けています.

このAppleは爆発的に売れたiphoneやこれから爆発的に売れるであろうipadなどの端末にはFlash未対応にしています。

つまりFlashは現代のWebにそぐわないと判断し、あえて対応させなかった。

それを聞いたAdobeは怒りました。非常にカンカンになったわけです。
元々は仲良しこよしの会社だったんですよ?それが今じゃ「訴えてやるうーーーー」と一触即発状態。

でもAppleの判断は間違えているでしょうか?

前述の通り、弱点が多く、不安定なものを排除してユーザーにシンプルで分かりやすく、使いやすいものを使ってもらいたい。と考えた結果がFlashの未対応だった。

至極合理的だとは思いませんか?

AppleはFlashに変わる独自のシステムも構築しているようですし、今後Flashは無くなるか、もしくはもっと安定したものに大幅に改善しなければならなくなるかもしれません。

私は前からFlashはWebにはあまり合わないと思っていましたし、今後はもっとhtmlの言語と仲の良い存在が開発されて、Webがもっとよりよく誰でも簡単に制作できて、誰でも簡単に見れる。そんな時代がくればなぁとおもっています。

それには少しFlashはハードルが高すぎるのかもしれません。

ちなみにAppleのトップ、スティーブ・ジョブズはFlashについて次のような発言をしています。

「Flash は石ころだらけでつまずきやすい技術の集成、その場しのぎの解決策(Kludge)になっている。プロセッサの処理能力やメモリーを大量に食うだけでなく、効率が悪く、学ぶのに手間がかかりすぎる。」

と。

Flashはもはや時代遅れ。

もうすでにそういう時代になってきているのだ。

これも昨日ブログに書いた、まさに「進化論」。

この場合は言うなれば「Web進化論」だ。

弱いものは淘汰されて、強いものが残る。Webは特にそれが激しいのだ。1分1秒で進化はどんどん進んで行くんだ。

Flashの功績は非常に大きいし、非常に当時は良い物だった。だけど、時代は進むから、その時代に合ったものが、次の世代を担って行く存在が必要であると思う。

ちなみに自分はむしろFlashはアニメや映像業界で使われて行くのが良いように思える。

その場合デメリットは少ないように思えますし、事実映像業界でも注目されて、使われいるらしいですし。

やっぱりAppleは正しい判断をしたな。と思う。Adobeがキレているのは理不尽に思える。

自分はそう思うのですが,皆様はどう思うでしょうか?

以上。

参考サイト↓
アドビとアップルの確執の深層
http://maclalala2.wordpress.com/2010/02/06/アドビとアップルの確執の深層/

和田氏のFllash関連の記事
http://weblogs.trancedive.com/weblog_1257462993.html
http://weblogs.trancedive.com/weblog_1271697251.html
http://weblogs.trancedive.com/weblog_1273597091.html

ページトップに戻る↑

関連記事:

4月 29

勘違いしている人が非常に多いので書きます。

Webデザインと聞いて一般の人は「カッコいい」とか「現代的」とか華やかなデザイナー職とよく思われているようですが、その実は地味で地道でデザインよりプログラムが大部分なんです。

結果も即物的ではありませんし、グラフィックデザインもやっている立場から言わせてもらえばWebは地味です。グラフィックのほうが私から言わせれば全然楽しい要素、デザイン要素が高いです。DTPと比べてもどっこいどっこいかなぁ〜。DTPも結構地味ですけど。

結局Webデザインは「デザイン」と呼べる部分は主にindexのトップページのみ。あとはそれの焼き増しみたいなもんですから。それに制作の大部分はブラウザの互換性やSEO対策、細かなdiv付け、タグ付け、プログラムやリンクのチェック、やメタ情報、alt属性の画像の説明付け等一見見た目とはまったく違う所が主に時間を使う場所だ。

だから一般のクライアントには努力した部分が見えないし、わからない。これは地味で報われない。だからWebデザインが「カッコいい」とか「華やか」とか「楽しい」とかそんなのは勘違いも甚だしい。

全体の制作時間の見える部分のデザインなんて2割以下な気がします。8割以上が見えないところの努力という感じ。

まぁある意味でものすごい「デザイン」ではですけどね。設計するという意味では建築の概念に少し近い。

でも実際のWebデザインが実は地味で努力があまり見えないというのは事実ですよ。
でももちろんそれを承知の上でWebデザインを頑張るしかないんですけど。

これからWebデザインを志す方はぜひこの辺を理解してからこの職を目指してほしいと思います。

以上。

ページトップに戻る↑

関連記事:

4月 22

自分の尊敬するプログラマー/Webデザイナーの和田憲幸氏。
自分は和田氏が提供しているツールやプログラムには世話になりっぱなしなわけですが、
今回はその中の「Web Designer Tools」というのをご紹介いたします。

これはものすごいひっそりと置かれていて、
結構見つけるのが大変だと思ったので私のブログでもご紹介をしようと。
でもものすごい便利なツールなので。
他にも似たような事をするソフトとかもあるとは思いますが、
すごいお手軽にブラウザでできるのでおススメです。

http://lab.synck.com/functions/にアクセスしましょう

開かれたページにいくつか項目があります。
もう見た雰囲気わかるとは思いますが
まずCreate Passwordはランダムなパスワードを生成するツール
PASSWORD QTYで個数を、DIGITで桁数を指定できます。
たくさんのいろんなパスワードを一気に作れます。

次にSMALL TO BIGは大文字を小文字に小文字を大文字に変換するツール。
通常は小文字を大文字にするので、逆にする場合はSMALLにチェックしましょう。

次にLIST TO LI。
これがマジ便利!!!自分的には一番使います。
Webでいちいちulとかliタグ付けるのめんどくさいじゃないですか?
しかもスッキリ、キッチリと並べるのは。でもこれにリスト化したいものを
コピペすれば一瞬で綺麗なリストタグを付けてくれます。
例えば
一日目
二日目
三日目
と入力すれば

<ul>
<li>一日目</li>
<li>二日目</li>
<li>三日目</li>
</ul>

こんな感じに変換してくれます。便利ですね。

LIST TO RADIO & LABELとLIST TO SELECT OPTION
使った時ないですけど、自動でフォームのラジオボタンとラベル
あとセレクトを付けてくれるやつです。使い方はたぶん上のやつと同じでOK.

TEXT COUNTは単純でシンプルな文字数カウント。
入力した文字数を下に表示してくれます。
いちいちソフト立ち上げなくても文字数をカウントできます。

IP TO HOSTNAME
IPを打ち込むとホストがわかります。

ざっとこんな感じのシンプルなツール群ですが
使ってみると意外にめっさ便利なのでさすが和田氏といった感じ。

役に立ったら和田氏在住の北海道は札幌の方に向かって一礼を忘れずに。

今度WEBPADやLIFELOGもご紹介したいなぁと思っています。

素敵なツールをあざす!和田氏に感謝!

以上。

関連記事:

Copyright© 2010 Revolve Gear, All Rights Reserved.
preload preload preload