2月 25

The King Of Limbs
Attribution-NonCommercial-NoDerivs License by Dusty Smith – Twitter.com/DustyAllDayLong

聞きましたよ。Radioheadの新作「 ザ・キング・オブ・リムズ(The King of Limbs)」。

その感想なりレビューなりさらっと書いときます。

ちなみにアルバムの日本盤CDの発売は2011年3月23日を予定らしいです。

前作「イン・レインボウズ」が2007年?…もうそんな経ちましたか…

前作とは違いナイジェル・ゴッドリッチのみのプロデュース。

曲目は 全8曲
1. ブルーム – “Bloom” – 5:15
2. モーニング・ミスター・マグパイ – “Morning Mr Magpie” – 4:41
3. リトル・バイ・リトル – “Little By Little” – 4:27
4. フェラル – “Feral” – 3:13
5. ロータス・フラワー – “Lotus Flower” – 5:01
6. コデックス – “Codex” – 4:47
7. ギヴ・アップ・ザ・ゴースト – “Give Up The Ghost” – 4:50
8. セパレーター – “Separator” – 5:20

まず聞いてみて全体的な印象は「浮遊感」でしょうか。それとトムヨークのソロアルバムの「The Eraser」に雰囲気が近い、エレクトロ系の雰囲気を強く持ったアルバムである。

前2作はかなりバンドらしい生音や構成をしていた曲の比率が多かったが、今回はトムヨークの好きな方に特化させたアルバムなのかな?という印象。あと曲目が全8曲でさらっと全部聴けます。

あと全体的なリバーブ系(反響音系エフェクト)をボーカル、楽器ともに大きく使ってたのが印象的でアルバム全体のイメージを形作ってるように思えたし、「浮遊感」を感じさせる要因にもなってる。

先行シングルの05「ロータス・フラワー(Lotus Flower)」はトムヨークがめっちゃ踊るミュージックビデオとして話題に。

モノクロのコントラストの強い画面作りとトムの踊りが印象的で見入ってしまう素晴らしいミュージックビデオだ。

この曲は「イディオテック (Idioteque)」の雰囲気を持った曲だろう。レディオヘッドのファンなら誰もが想起したはずだ。

ベースラインとハンドクラップやSEの使い方が非常に秀逸で、前衛的な雰囲気を持った曲が多い中、この曲はかなりキャッチーでシングルにした理由もわかる。

それと次曲、「コデックス(Codex)」、トムヨークらしいピアノバラードで、特に私はイントロにやられた。美しい曲だ。(同系統の曲としては前作収録の「ビデオテープ」の方が好きだが)

綺麗なアルバムだと思う。一見暗そうだがそんなことはなく、攻撃性のある曲、激しい曲も特に無く、美しい旋律で溢れていて、慈愛を感じるアルバムだ。(アルバムジャケットはダークだがw)

だが、一般受けはしない系統のアルバムかもな?という印象も否めない。

好きな人は好き。嫌いな人は嫌い。とけっこう別れそうな印象がある。

星10個で判断するなら…5…かな。ちなみに前作インレインボウズは6かな。

と、こんな感じの感想を持ちました。あくまで個人的な感想です。

ちなみにダウンロード販売とかはここから>http://thekingoflimbs.jp/index.php

以上。

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12月 27

やっぱり忙しくてもM-1の感想は書かねばならんと思い書いてみます。

今年が最後….残念に思ってる人は私だけではないはず。

優勝は笑い飯だったわけです。でもちょっと曰く付きの優勝と言わざるを得ませんね。

実際私はスリムクラブがダントツで面白かった。

ちなみに世間の総評は以下から

スリムクラブが最高/M1アンケート結果 – 芸能ニュース : nikkansports.com

まぁ順々に思った事を書きますと、まずカナリア…1mmも面白く無かったのですが…なんで決勝残れたのかわかりません。

ジャルジャルはある意味”型破り”らしさを出そうとしたのはある意味偉いと思うし、彼らの色なんでしょうけど、やっぱりちょっと違ったかなぁ…

銀シャリ、ナイツ、ピースは期待はずれな感は否めないですね。ナイツはよくも悪くもナイツでやっぱあのスタイルはちょっと飽きたかなぁと思います。もっと変化したモノが見たかった。

あとハライチはたしかにちょっとテンションが空回りしてたのと片方がネタフリのみに偏ったのが良く無かったかな?とは思いますが、自分的には去年のネタよりかなり面白かったです。もっと点数高くてよかったんじゃないか?と思いました。

そいでまぁパンクブーブーのネタ…あれって松本のガキの「ゴリラとおっさん」のフリートークのパクリっぽいなぁと感じたのは俺だけですか?しかもラストネタも続けて同じ構成だったのがイマイチでしたね、やっぱ去年のほうがまだよかったかなぁ…まぁおもしろいのは事実っちゃ事実なんですが…あとなんでカナリアとかより確実に面白かったのですが、なんで”敗者復活”だったの?なんかこれも変な話ですよね。

笑い飯はですね、「サンタウロス」はまぁ鳥人の2という感じで、ちょっと二番煎じな感は否めなかったのですが、それでもやっぱおもしろかったですね、決勝のネタは正直イマイチでした。

スリムクラブは自分としては一番面白かった。多少好き嫌いあるかもしれません。タカトシやアンタッチャブル系の正統派のしゃべくりが好きな方はどうも思うかわかりませんが、「今までに無い」をしたのがすごいなぁと思って。あの「間」は勇気要りますよ。でもそれをものともせずに笑いに変える力があったと思うんですよね。

実際ラストネタも最初のネタを踏襲しながらも、違うネタで、彼らなりの「世界観」があってよかった。けっこう意表をつく、「変化」も途中であって、実力はにわかでは無いと思いましたね、かなり計算されつくしたレベルの高いものだったと思います。

最後1票差で笑い飯だったわけですが、松ちゃんも最後「ギリギリだったけど最後はどうしても笑い飯に取らせたくなった」と本音をもらしてましたが、やっぱり松ちゃんはずっと煮え湯を飲んでた笑い飯を見てたから最後は親心みたいなものが働いて投票したんだろうなぁと思います。

でも実際はやっぱスリムクラブだったと思います。本人達は1000万は取れなかったですけど、テレビにはいっぱい出てほしいですね、そうじゃないと報われないかな?と思います。

という感じのなんとも最後にしたくない”最後”でした。

それと今年がM-1最後ということで、今までのM-1を少し振り返ろうと思います。

私のM-1で最も印象に残ってるネタはまずチュートリアルの「チリンチリン」ですかね〜 あれはほんと「ザ・漫才」という感じで完璧なネタだと思います。あと笑い飯の鳥人。あれもやっぱよかったよね。あとブラマヨのネタはどっちも決勝のネタ二つどっちもよかった。レベル高いなぁと思いました。あとオードリーの敗者復活後の一個目のネタですかね。あとサンドウィッチマンのピザ屋の店員ネタ。あとタカトシの「弱者か!」も面白かった(未だになんでファイナリストになれなかかったのか不明)、あとアンタッチャブルのコンビニ店員もよかったなぁ…

まぁ笑いにも好き嫌いというものはありますからね〜 

まぁ○-1みたいなフォロワー番組を多数生んだ番組ですし、いろんな意味で画期的な番組だったと思います。

またいつか復活することを望みます。

以上。

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12月 11

今までのエントリーを見ていない方は「その1」「その2」を見てみてください。

今日は最後に一番好きなキャラ二人を。

<櫛枝 実乃梨>

すべてのキャラで一番好きなキャラクターです。そして一番かわいそうなキャラです。性格は一見意味不明な元気娘。でもその実は本当の自分を隠すために形作ったキャラクターで、本当は真面目で陰があるキャラなんだと思います。主人公の竜二の当初の意中の相手。

ここで少し疑問が。「櫛枝はいつから竜児に惚れていたか」という問題。普通で考えれば、夏の別荘のエピソードのあたりから竜二のことに惚れはじめた…というのが妥当な考えですよね。でも櫛枝は本当に最初(2年生最初期時)は竜児の事好きではなかった….のでしょうか?ここが微妙な気がする。

1年生の頃から喋ったときはなくても、2年生で同じクラスになった時、あの竜二に怯えたりしてる風はなかったし、名前も知っていた。最終的に走りながらの告白の時に竜児の事を「ずっと好きだった!」と叫びますよね、そうなると実は1年生の頃とかから好きだったのでは?という解釈。うーーん。どうでしょうか?結局わかりませんが。

夏休みで二人の距離は近くになった気もするけど、上の仮定を採用すると、あまりに仲の良い竜児と大河の二人をどう見ていたのか?「大河をよろしく頼みます」の土下座も実は「自分が好き」というのを押し殺して,..とか。しかも夏の時点で櫛枝は大河がもう竜児の事を好きなんではと気づいていたんでしょうね。たぶん。だから、自分からなかなかいけないというか、一歩引いた感じなんではないでしょうか?UFOの話のくだりもそういうことを仮定して見るとなんとなく櫛枝がああいう話をしたというのも納得がいく…気がする。

その後櫛枝は意味不明な元気娘…ではなくなってきます。竜児との間も文化祭でギクシャクしたりします。この間も竜児に惚れてるのは確実。でも櫛枝はずっと大河は竜児が好きだとわかっているし、二人は仲が良い…そういう葛藤があるんだと思うんです。片方は意中の相手、片方は親友…。むしろ主人公が竜児だから竜児の気持ちは視聴者はわかるけど、櫛枝視点でいえば、一番不明なのは竜児自身の気持ちだったのではないでしょうか? 一見大河と大の仲良し。つき合ってるかのようにも見える。でもつき合ってはいないという。しかも竜児の態度から自分にも気があるのかも?とすこし思ってる。みたいな。

そのすこしもやもやした雰囲気がすこしはっきりするのがクリスマスでしょうか。大河のマンションでの号泣を目の当たりにして、竜児が自分を強く誘ってきてくれている。ここで櫛枝ははっきりと竜児は多分自分の事が好き。大河は竜児の事が好き。とわかったんでしょうね。それで櫛枝は竜児に遠回しに「告白しないでね」発言に至るわけです。それは大河の気持ちを知っていたため。竜児の事が好き。でもここでOKを出してしまったら大河はどうなるんだろう?親友の気持ちを分かってる上で竜児を自分が取ってしまったら….

なんて苦悩と葛藤。櫛枝最高だよ君。そしてなんて悲しい。それで最終的に大河に譲る形で最終的には竜二と大河は結ばれてしまう。なんて悲劇。いくつか選択を間違わなければ、竜二は自分と結ばれていた…と思うと尚更でしょうね。

というわけで一番健気で真面目で苦悩と葛藤があったキャラでしょうね。だからこそ一番好きなキャラ。正直竜児は櫛枝と結ばれるべきだったと確信しています。私は。

竜児も竜児ですよね。ずっと好きだった相手なわけじゃないですか?それを(色々あったとはいえ)ヒョイッと鞍替えするのもねぇ…調子良いとも見れなくはない。だってあれほど好きだったわけだし。櫛枝は最後まで一途だったし、北村、狩野、川嶋もある意味で一途だけど、竜児と大河だけ…調子良い…という感じが否めない。

その後の事を考えると物語としては竜児と大河が結ばれて(ハッピー?)エンドですが、あの後の事を想像すると竜児と大河があんなのぼせたような精神状態で駆け落ち、結婚、妊娠したとしてもその後もすっと上手く行くとはとてもじゃないが思えない。大河はあんな性格だし、親が離婚していると子も離婚する確率高くなると聞きますし…。統計学上ですがね。かなり確率は上がるらしいです。

あんないきなり木刀で襲撃してくるようなツンケンしたわがまま非常識女が素敵なお母さんになる姿がまったく想像できない…

そう思うと櫛枝はすごく良い子なので、ぜひむしろああいう辛い恋を経験した後にその傷を全部癒してくれる素敵な男性に巡りあって欲しいですし、絶対に巡りあうと思います。むしろ竜児と結ばれなかったからこそもっと大きい幸せを手に入れた…というような人生であって欲しいと願います。創造上のキャラクターにこんな言うのもアレですけどね…

はぁ長くなりました。次に最後に


<川嶋 亜美>
このキャラって一見というか最初は只のムカつくキャラなんだけど、実は北村の言う通り「実は本当の性格も嫌いではない」ですよね。本当は正直なだけなのかも。

役割としては、いわゆる「狂言回し」ですよね。たしかに物語の中心人物でない。そしてこのキャラは竜二が誰が好きなのか、北村が誰が好きなのか、大河が誰が好きなのか、櫛枝が誰が好きなのかすべてわかっている。その上で竜二のことが好きになってしまうけど、そのスパイラルに自分が入るのは無理だと諦めている…

このキャラも櫛枝程にでないにしろ悲しいキャラ。もうモデルとして大人の世界にいるために、高校生ではあるけど、いわゆる「大人」なんでしょうね。

このキャラがたしかに少し物語りを引っ掻き回します。でもそれがいいんでしょうね。すごい好きです。川嶋も。本当は良い子。とっても。

はぁはぁ、疲れた。1時間近くかかったよ。この記事。

しかも誰も読まないだろうけど。殆ど自己満足。

とにかく、「とらドラ!」超オススメ。ここまで書いちゃってアレですが、見ていない方はぜひ一度見てください!おススメ!!

以上。

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