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7/17 ガキの使い「狩野英孝 七変化」感想

早い…先週の感想記事で「もし狩野英孝が七変化をしたら〜」という記事を当ブログで書いたばかりで、もしかしたら実現するのかも?ぐらいの感じだと思ってたら、速攻で来ました狩野英孝七変化。

ゴッツァンが2週またぎ+先週無かったとはいえ、さすがにこの短い期間でくるとは……本人もそこまでネタを練る時間無かったでしょうね;

というわけで七変化シリーズとしても超速で今年4月に「ハリウッドザコシショウ七変化」したばかりですから、そういう意味でも早い。

鉄は熱いうちに打てっちゅう奴でしょうか。

ちなみにガキでは最も長い企画シリーズである七変化。ゲストの芸人が7つの仮装(というよりネタ)をして、どれだけ笑わせられるか?という芸人のガチンコなお笑い力がそのまま試される企画。

かなり残酷かつ、ガチな企画でして、ダウンタウンの二人が真横にいて、方正さんにココリコさん、百戦錬磨のスタッフ含めて「絶対に笑ってはいけない」と同じ状況で笑わないようにして固唾を呑んでネタを見守っているのです。しかもそのネタがどれだけウケたかっていうのがそのまま金額で出るわけですからね。本当いろんな意味でガチです。

よく考えるとここまで「お笑い」という事に関してシンプルなガチな企画・番組というのは他に類を見ないかもしれない。笑い声のSEもなし。観客もなし。スタジオのひな壇の無駄なワイプや変な付け足しテロップなども一切無し。

現在「笑い」を主体としたバラエティは山ほどあるけど、ここまでガチなのって無い気がしますね。イッポングランプリだって観客いるし、サブいネタでもウケたような雰囲気にするし、すべらない話とかもそうですけど。ある意味ここまでガチなお笑いって凄いですよね。それだけ芸人さんにとってはまったく誤魔化しが効かない企画なので大変だとは思います。

前置きが長くなりましたが狩野英孝さんです。

全体の感想で言えば予想通りかな。こんなもんでしょう。

狩野英孝さんは個人的に大好きな芸人さんですし、1人の芸人として抜群のセンスがありますけど、七変化に関しては向いていないと思います。

お笑いって、トーク力、ツッコミ力、ボケ力、コミカルな動き、返しの瞬発力、シュール感、キャラクター性、憑依芸力、ネタ力など多岐に渡りますけど、狩野英孝さんはストレートなトーク力とかではなく、元々持っているキャラクター性で勝負しているタイプの芸人さんだと思います。笑かそうとして笑いをとるというより、狩野英孝という存在そのものが面白いという感じ。生まれ持ったモノ。マセキ三兄弟(出川さん、英孝さん、三四郎小宮さん)や方正さんなどもこのジャンルの芸人さんでしょう。

なので今回の結果は35位タイですが、まぁこんなもんでしょう。

ネタの白眉はなんといっても連想ゲームネタでしょう。松ちゃんのパス含めて完璧。それ無くても方正さんの名前のくだりのあたりは狩野英孝さんの良いところが出てた。

時点でモッツァレラチーズネタですが。あれはガキで過去にやった「言い方だけやんデスマッチ」とほぼ同じようなテーマのネタですね。

他には大きなのっぽの古時計ネタも他番組でそれっぽいネタは見たことありましたが、面白かったです。

うん。それなりにポイントポイントは面白い所ありました。

だけどもちろん結果が結果であるように、まだまだ七変化としては十分スベったいたといっていいでしょう。前回のザコシショウ、前々回のたむけんといい勝負程度かな…

最近爆発力のある七変化見れてないんですよねぇ…。

今回はでも卑怯なネタ…いわゆる黒人を使うとか、裸ネタとか、下ネタとか、ゲスト使いネタとかそういうネタは使ってないのである意味、七変化としてはストレートに勝負をしてきていて好感は持てました。準備期間が短い事も考慮にいれれば頑張ったんではないかと思うんですが……どうでしょうか。

というわけで元々ハードルが低かったせいもあるのか、個人的にはそれほど「悪くはない」という印象です。

また別の企画で狩野英孝さんには参加してもらいたいかな〜と思います。

以上。

また次回!

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