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魂と自我、輪廻とテセウスの船についての考察

たまには難しく真面目な記事を書いてみる事にする。

死後の世界がもしあるとして、
よく語られる話として
まず人間が死ぬと魂が三途の河原にいって向こう(あの世)にいく。

すると天国か地獄に行って過ごした後
輪廻の概念でいけばまたその魂は現世で生まれ変わるというものだ。

この前「もののけ姫が生まれるまで」を見返してたら
宮崎駿さんがこの死後の世界について語ってるシーンがあり、
自分の存在が消えるのは
魂が三途の川を渡って自我がなくなれば魂とは無関係に個がなくなる
つまり魂が残って何度も輪廻しようがしまいが、自我、”個”がなくなれば
その時点でその人の存在は無になったのと同じだと言っていた(自分なりに解釈していますが)

人それぞれ死生観はあるとは思いますが私も輪廻というものは、
もしあると仮定しても”個”が継承されないのであればそれはなんの意味もなさないであろうと思う。

そのうちこの”輪廻”がテーマの漫画
「火の鳥」
についても考察を書いてみようと思うが
また今度。

みなさんはどうだろうか?

そこで少し話が変わるが「テセウスの船」をご存知だろうか?
パラドックスの一種である。
物体(オブジェクト)の全ての構成要素(部品)が置き換えられたとき、基本的に同じであると言えるのか、という問題

例えば、

「あるAという船がある。その船は長い年月のうちに部品がすべて置き換わった。そうしたらそのAという船は、Aといえるのか?」

という事。
身近な例ではモー娘。みたいな事
(初期メンバーが一人もいないのにそれをモー娘。と呼ぶ)

これも人によってまちまちな回答になりそうだが

私は”別のモノ”
であると思う。

なんでこんな話を持ち出したかというと上記の死後の魂と”個”の概念に通ずるものがあるなぁと感じたからだ。

体と自我がなくなれば、魂が同じで他の体で生まれ変わっても同じといえるかどうかという点で

自分としてはそれはもはや別の物であり
輪廻は輪廻であっても本当の意味での輪廻ではない。
と思っている。

だからスピリチュアルとかで
「貴方の前世は~です」
的な事を言ってるがそれはもはや違うものであるから前世を知った所で
他人を紹介されたのと同じだと思う。

うーん
なんか哲学的になってしまったか?

でもなんとなくどうでもいいことかも知れないけど
“死”というテーマは人間なら誰しも関係のあることなので
意外に重要な事だと思う。

あなたの死生観はどんなですか?

以上


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