by Dusty Smith – Twitter.com/DustyAllDayLong
聞きましたよ。Radioheadの新作「 ザ・キング・オブ・リムズ(The King of Limbs)」。
その感想なりレビューなりさらっと書いときます。
ちなみにアルバムの日本盤CDの発売は2011年3月23日を予定らしいです。
前作「イン・レインボウズ」が2007年?…もうそんな経ちましたか…
前作とは違いナイジェル・ゴッドリッチのみのプロデュース。
曲目は 全8曲
1. ブルーム – “Bloom” – 5:15
2. モーニング・ミスター・マグパイ – “Morning Mr Magpie” – 4:41
3. リトル・バイ・リトル – “Little By Little” – 4:27
4. フェラル – “Feral” – 3:13
5. ロータス・フラワー – “Lotus Flower” – 5:01
6. コデックス – “Codex” – 4:47
7. ギヴ・アップ・ザ・ゴースト – “Give Up The Ghost” – 4:50
8. セパレーター – “Separator” – 5:20
まず聞いてみて全体的な印象は「浮遊感」でしょうか。それとトムヨークのソロアルバムの「The Eraser」に雰囲気が近い、エレクトロ系の雰囲気を強く持ったアルバムである。
前2作はかなりバンドらしい生音や構成をしていた曲の比率が多かったが、今回はトムヨークの好きな方に特化させたアルバムなのかな?という印象。あと曲目が全8曲でさらっと全部聴けます。
あと全体的なリバーブ系(反響音系エフェクト)をボーカル、楽器ともに大きく使ってたのが印象的でアルバム全体のイメージを形作ってるように思えたし、「浮遊感」を感じさせる要因にもなってる。
先行シングルの05「ロータス・フラワー(Lotus Flower)」はトムヨークがめっちゃ踊るミュージックビデオとして話題に。
モノクロのコントラストの強い画面作りとトムの踊りが印象的で見入ってしまう素晴らしいミュージックビデオだ。
この曲は「イディオテック (Idioteque)」の雰囲気を持った曲だろう。レディオヘッドのファンなら誰もが想起したはずだ。
ベースラインとハンドクラップやSEの使い方が非常に秀逸で、前衛的な雰囲気を持った曲が多い中、この曲はかなりキャッチーでシングルにした理由もわかる。
それと次曲、「コデックス(Codex)」、トムヨークらしいピアノバラードで、特に私はイントロにやられた。美しい曲だ。(同系統の曲としては前作収録の「ビデオテープ」の方が好きだが)
綺麗なアルバムだと思う。一見暗そうだがそんなことはなく、攻撃性のある曲、激しい曲も特に無く、美しい旋律で溢れていて、慈愛を感じるアルバムだ。(アルバムジャケットはダークだがw)
だが、一般受けはしない系統のアルバムかもな?という印象も否めない。
好きな人は好き。嫌いな人は嫌い。とけっこう別れそうな印象がある。
星10個で判断するなら…5…かな。ちなみに前作インレインボウズは6かな。
と、こんな感じの感想を持ちました。あくまで個人的な感想です。
ちなみにダウンロード販売とかはここから>http://thekingoflimbs.jp/index.php
以上。