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機能美を欠いたデザイン

今日は久しぶりにデザインの事を….

機能美とは…

実用品として作られた物が、その機能を十分発揮することで発現する美。

とある。

実際あくまでケースバイケース、時と場合によるところも大きいかとは思いますが、デザインというものは、あくまで”デザイン”であって、そのものの機能を欠いてしまっては元も子もないと思うのです。

時々ありますよね。

「それ、デザインとかすごいインパクトあって、斬新とは思うけど、元々◯◯なのに◯◯としては全然使えないよね。」

的な。

それって典型的な本末転倒な気がするんですよね。

まぁそれは◯◯として使うんじゃなくて,見て楽しむもんだよ!って言うんですけど、それなら◯◯としての機能を中途半端に付けなくていいんじゃん?って思います。

だけどもその◯◯の機能を最大限に引き出したデザインって、まさに機能美と呼ばれるデザインは時折、どんなデザインよりも上をいきますよね。

特にプロダクトや建築、家具等に顕著だと思うんですけど。やっぱり座って気持ちいいイスって、デザインも美しい場合が多いんですよね。

こう..無駄が無いというか。自然とユニバーサルデザインであったりね。

自分がやってるデザインは機能美よりはユーザビリティを追求することによって…という事が多いです。

いくら斬新で遊び要素がたくさんあっても、そのものの意味を失っては意味がまったく違ってきてしまいます。

簡単に言うとですね。フルFlashサイトという存在は機能美という観点から言えばほど遠いと思うんです。

Webサイトの目的とは、情報を知る為にある。ところが、その第一の目的を多くのフルFlashサイトは無視しているように思える。

例えばそのイベント内容や会社の情報が知りたいのに、オープニングムービーが流れ、入っても、求める情報がどこにあるかかが、一見わからない。そんなサイトは本当の意味でのWebサイトか?確かに、インタラクティブな楽しさはあっても、それは言うなれば本質からはずれていて、本末転倒なのではないか?..私はそう思うのです。

目的に特化したものというのは、シンプルでそれでいて、わかりやすく、デザインも美しい。それはもはや方程式といっても過言では無い。

まさに機能美。

これはデザインにおいての優先事項だと私は思う。

ピクトグラム(標識とかのシンプルなイラストや図形)のデザインもわかりやすく、そしてオシャレ。

つうかですね。上記みたいなイライラがあったからこんなこと書いたんですけどね。フルFlashサイトは重い上に、さらに目的の情報になかなか辿り着けない。これは一人のWebデザイナーとしていかがなものかと疑問に思う。

まぁ近い将来現代のHTMLにそぐわないFlashは衰退すると思いますけどね。

機能美….良い言葉ですな。

やはり、物事の本質はわすれてはならんという事だと思います。作るのはプロであっても、使うのは一般人ということを忘れないよう心がけなければならんと思うのです。

以上。

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