悪役…それは見ている大多数の人が嫌悪感を抱くであろう登場人物だ。物語を混乱させ、主人公を苦しめ、見ている人を不安にさせる。
でも物語には悪役が必ず必要なのだ。(まぁサザエさんとか例外だとして)
ドラマだろうが、映画だろうが、アニメだろうが、小説だろうが、ゲームだろうがね。
モンスターも魔王もいないドラクエ、ダースベイダーもシスもいないスターウォーズ、里井副社長のいない不毛地帯、怪獣のいないウルトラマン、ロケット団のいないポケモン…
なんて面白みのないものばかりだろう…人は「酷い事するやつらだ!」とそのキャラクターに嫌悪感を抱きながらも、いないならいないで、その物語は面白くない。
悪役は悪い程いいのだ。悪ければ悪い程、極悪非道で、したたかで、それでいて、人間味溢れるキャラクターでなければならない。それでこそ主人公が引き立ち、光って、正義に見えるのだ。
両極性、光と影、黒と白。陰と陽。
逆があるからその逆が存在する。悪役がいるかこそ、正義がかっこいいのだ。そう見えるのだ。
でもよく考えてほしい。それが舞台上の配役だとしたら、悪役は主人公を最高に輝かせる事の出来る一番のキャラクターだ。
良い部分を譲って、自分は憎まれ役を買って出る。なんとかっこいいだろうか?
悪役程自分を殺してまで主人公を引き立ててくれるやつはいない。悪役として生み出されたキャラクターは上記のような引き立て役を請け負い、最後には主人公にやられるのだ。
なんと健気でいたいけで、やさしいことか….
悪役が好きだ。悪くて悪くて、「ひでぇやつだ!」と思わせられる程、その悪役は良い悪役だ。
そして自分の中ではそれがなにより美しく、カッコいい。
悪役…それはなくてはならないもの。それがあるから逆が引き立つ。
世界中の誰もが、その悪役を嫌っても私はそいつを愛する。だって彼がいればこそだもの。
….なんかよくわからん記事ですね。申し訳ない。
以上。