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今敏監督からの最後のメッセージについて思う事。

先日アニメ監督の今敏監督亡くなられた。

その最後のメッセージがコチラ。
http://konstone.s-kon.net/modules/notebook/archives/565

自分はこの監督のことのファンだったわけではないけど、そんな自分でさえウワサは予々聞いていた。友人からPERFECT BLUEやパプリカ、東京ゴッドファーザーズはものすごい勧められた。

「こんな映像作れるのが信じられない、言葉では表せることができない」と言っていました。

でも自分としては一人の偉大なアーティスト、表現者であって、世界的な評価も得ている人間が46歳という若さで末期がんで亡くなった。という現実が心に刺さった。近藤喜文さんの死にも同様の気持ちにかられた。

自分が交通事故やなにかで突然死ぬわけではなく。余命を宣告されるというコト。それはそうなった人間にしか本当の気持ちは絶対に分からないと思う。

もしあと一ヶ月程で命が尽きます。と言われたら…

でもそういう人間が沢山いる現実。若くたってなることもある。若い方がガンの進行は非常に早いそうですから、今監督も非常に若かったですから進行は早かったのでしょう。

最後のメッセージを読んだらですね。もう泪がとまらないんです。もうどうしようもなくとめどなくあふれました。

自分が死ぬと分かった人間の最後の心境を切々と綴っているその文には非常に心打たれました。

人間ってなんて儚いのでしょう。弱いのでしょう。

もし自分が癌や不治の病にかかったら…自分はどうするだろうか….

以前に「死」についてや死生観についてはこのブログでちょこちょこ書いてきましたが、今回の監督の死で改めて考えさせられました。

「死」とは。

先日の「きこく」というTBSドラマでもありましたが、(ヒルルクもいってました)人間は2度死ぬという。一回目は肉体的に。二度目は忘れられた時。そういう意味では今監督は二度目の死は訪れないでしょう。素晴らしい作品は永遠に残ることでしょう。彼が生み出したキャラクターは生き続けることでしょう。

色々考えさせられました。自分の心にしっかり最後のメッセージは刻まれました。

もっともっと自分も頑張らねばと思いました。本当に頑張らねばと思いました。強く強く。

象の背中の曲、Julepsの「 旅立つ日」を聴いていたら尚更泣けてきて…監督もこんな気持ちなんだろうなと不謹慎にも勝手思ったりしてしまいました。

今敏監督のご冥福を心よりお祈りします。

以上。

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