昨日やってましたよね「キング・コング」
私はDVDも持っていますし
見た時あったのですけど、
改めて何年かぶりに見ると
非常におもしろい映画ですね。
1930年代のオリジナルは断片的なシーンしか
見た時ないのですが
ストーリー自体はほとんど変わっていないらしいので
本当すごいストーリーだなぁと思って。
美女と野獣のコンセプトが息づいてるというか
なんとももどかしい気持ちになりますよね。
切ないストーリーです。
オリジナルは塔に登って飛行機を
破壊するシーンが有名ですけども
リメイクはこれまた見所がたくさんある。
なんというか
いわゆる
「巨大モンスターモノ」の映画って
B級映画になりがちなんですよね。
大体の流れは
人物の前フリ→
モンスター登場→
大パニック→
次々と死ぬ人々→
倒す方法をあみだす→
倒す→
めでたしめでたし
という感じがまぁ多くてですね。
まぁ黄金的な流れなんでしょう。
でも二番煎じな感じとありきたりな
感じは否めない。
ところがこの「キング・コング」は
そういったありきたりな部分もありつつも
それにいくつものオリジナリティというか
他の作品にない展開があります。
大きな点でいえば
ゴリラが美女を好き(LOVEかLIKEか微妙ですが)
になるという点でしょうか。
まさに美女と野獣の要素をプラスしたと言えます。
普通だったら「悪」
の立場のモンスターの
キング・コングが
むしろ最終的に悲劇の主人公
もしくは
「キング・コングは悪いことしてない」
「あの子を守ろうとしただけ」
「殺すなんて可哀想」
などの気持ちになる。
だけどもそれは映画を見て
ストーリーや事情を知ってるからで
いきなり都会にあんなのが出てきたら
大変な事になって
普通の人も
「早く殺して」
って思いますよ。
それがなんともいえない感じがありますよね。
それに見所はまだまだありますね。
ゴリラのリアルさは半端ないです。
仕草や声までリアルですよね。
それとあの気持ち悪い部族(というか原住民というか)。
ちょっと過剰な演出かなと思う程の
演出がなんとも結果的に印象深いシーンにしている。
あとまぁゴリラ対恐竜は間違いなく迫力満点だし、
あと
あの気持ち悪い巨大な虫達ですよね。
あれは怖い。
「ナウシカ」の雰囲気を感じましたね。
“巨大化した虫”(ナウシカでは蟲)
っておぞましさを感じます。
(ナウシカでは逆に高貴なものに見えますが)
ほんと長い映画ですが
全然飽きさせないし
単純でないし
考えさせられる映画でもあります。
日本での興行成績はあまりよくなかったようですが
世界的に見れば”リメイクもの”のなかでは
最高レベルの作品ではないでしょうか?
以上。
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